妊娠中、様々なマイナートラブルに見舞われました。マイナートラブルとは、「母児に大きな危険の原因とは必ずしもならなくても不快に感じさせてしまう症状など」をいうそうです。名前から、大したことない!と思われやすいですが、地味にしんどいと感じました。
妊婦のマイナートラブル・・・マイナーっていうけど、結構不快なんだよねぇと思った妊娠期間。 |
一般的に言われるマイナートラブル
つわり、胃痛・胸やけ、頭痛、妊娠線、便秘、痔、むくみ、静脈瘤、倦怠感、こむら返り、ムズムズ脚症候群、腰痛・腹痛等・・・これらを全く経験せず、出産に至る人もおり、また、私のように、いろいろ経験して、出産に至るという場合があります。ちなみに、腰痛や腹痛は深刻な状況であることもあるため、一概にマイナートラブルと言えないということを追記しておきます。
地味にしんどかったマイナートラブル:ムズムズ脚症候群
妊娠するまで、私はムズムズ脚症候群なるものをしりませんでした。レストレスレッグス症候群(restless legs syndrome:RLS)」は“むずむず脚症候群”“下肢静止不能症候群”とも呼ばれ、主に下肢に不快な症状を感じる病気です。
夜眠ろうとベッドに入ったとき、脚の内側から不快感が起こり、痛くはないものの、むず痒くて、足を動かさずにはいられない症状が起こります。
原因は、よくわかっていないようですが!脳内の神経伝達物質の1つであるドーパミンの機能障害や鉄が関与しているといわれています。また、原因がはっきりわからない一次性と、他の病気や薬などが原因となって起こる二次性に分けられ、二次性の原因の一つが妊娠です。
定期健診の際に、医師にこの症状を告げた際、もしかしたら、マグネシウム不足かも(あくまで推察)と言われました。
症状は、妊娠4か月から、出産まで続き、出産後、おさまり一安心しました。しかし、この症状のゆえに、なかなか寝付けませんでした。また、就寝時間にばたばたと足を動かす私を不審がる夫がおり、何度か症状を説明せねばなりませんでした。
これは、妊娠後期に改善されましたが、これは、その時接種していた鉄剤も影響しているのかなぁと思いました。
これは、もしや一大事!と思ったマイナートラブル:腰痛・腹痛
妊娠中期、激しい腰痛・腹痛、そしておなかの張りを経験しました。切迫早産の兆候かもしれないので、要注意!というウェブサイトの記事を見たことがあったので、連日夜も寝られない腹痛と腰痛を経験した時、すぐに病院に連絡し、相談しました。出血がなかったので、パラセタモール(鎮痛剤)で様子見となりました。幸い、1日、2日後には痛さも和らぎ落ち着き、安心したことを覚えています。いまだに、この激しい腰痛と腹痛の原因はわかりませんが、この症状を改めて定期健診の際に医師相談したら、もしかしたら、便秘が原因かもしれないとのこと。便秘!!・・・便通は昔からいいほうではないけど、便秘でこんなひどい腰・腹痛は経験したことがありません。なおかつ、たかが1日、2日の便秘でこんなに苦しくなるものか・・・しかし、妊娠中は、胎児でおなかが圧迫されているために、便秘でもたいそうな痛みの腹痛を起こすのだそうです。
いづれにしても、切迫早産でなかったことに安堵しました。
長く続くとストレスにもなるマイナートラブル:つわり、胃痛・胸やけ
妊娠の初期から、つわりに苦しみました。ひどい時には、水を飲んでも気持ちが悪くなるほどでした。のち、ものが食べられるようになりましたが、妊娠後期にかけ、胎児が大きくなるにつれて胃が圧迫され、少量を食べても胸やけする状況に。食べたい気持ちがあり、そのごとく食べると吐き気を催すこと、数か月。一方で、胎児のために栄養を考えた食事をとらないといけない・・・と思うと、少々のストレス。お腹の赤ちゃんは、順調に成長していたようですが、病院の検診で鉄不足・・であることがわかり、最終的には病院からサプリを処方されてしまいました。
関連ブログ「オランダの妊娠生活ー妊婦の食事、何を食べるかで悩む」
毎朝のように経験した不快なマイナートラブル:こむら返り
妊娠中期後半から、後期にかけて毎朝のように経験したのが、こむら返り。こむら返りとは、痛みを伴う足の筋肉のけいれんのことです。よく、体育の後など、友人が「足がつった」と言っていましたが、まさにあの痛さ。朝、ベットで伸びをすると、毎回のようにこむら返りが起こっていました。これは・・・地味に痛い。妊娠中は体のミネラルバランスが崩れやすいために起こりやすくなっている、また、おなかが大きくなることでの負担増、足の血流の悪化なども原因なのだとか・・・これまで、こむら返りなるものを経験したことがなかったので、足の強い痛みに驚きました。これは、妊娠の出産まで続きました。
寝不足を引き起こしたマイナートラブル:アレルギー症状の悪化
過ぎてみれば・・・
今までに経験したことがない体の諸症状に見舞われた妊娠期間は、もしお腹の子ども何かあったら!と考えて、心配になることもしばしでした。特に、激しい腹痛と腰痛の時は、お腹の子どもに何かあったらどうしよう!とかなり心配になりました。過ぎてみれば、大事に至ることはなかったのですが・・・改めて、妊娠はおおごとで、体に相当の負担がかかっていることを実感しました。マイナートラブル・・・神経質になってはいけないものの、体への何らかのサインだったのかもしれないと思いました。
関連ブログ
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参考ウェブサイト
レストレスレッグス症候群ってどんな病気?むずむず脚症候群,むずむず脚症候群とはどんな病気?
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