【出産への準備】妊娠・出産・産後の母子の健康管理に!-海外で母子手帳を入手・使用、その感想

妊娠・出産が安定した後、すぐに入手したのが、母子手帳でした。私は今海外在住ですが、ありがたいことに、母子手帳をいただくことができ、大切に使わせていただいています。今は、アプリ等もあり、母子の健康状態を管理することは容易になりつつありますが、私はあえて、アナログなノートタイプを推奨したいと思います。

母子手帳
海外で入手することができた母子手帳
在オランダ日本国大使館を通じていただきました

なぜ、母子手帳?

母子手帳が有益であるとされる理由は、いくつかありますが、「妊娠」から「出産」「産後」にいたるまで、母子の「継続的ケア」が重要だとされるためです。
母子手帳によって、母体の健康、赤ちゃんの生まれたときの健康状態、過去の傷病、ワクチンの接種状況等の記録へのアクセスが容易になります。また、自分で記述しないといけないため、母子の健康への意識が高まり、何より、子どもの成長も記録できます。もちろん、写真をとってアルバムを作る、アプリなどを活用して、子どもの成長を記録する方法はいくつかありますが、健康という観点からの記録は有用であると思います。
私の場合は、特に海外での出産と育児となるため、滞在国の健康・保健事情、特にワクチンの接種が日本と異なることから、どのワクチンをいつ接種したのかなど、子どもの将来のために記録を取ることは大切だと思い、入手しました。

母子手帳のコンテンツって何?

母子手帳がカバーしている項目は広いのですが、私の手元にある母子手帳の項目は「妊娠」、「出産」、「乳児」、「発育曲線」、「予防接種」、「妊娠・出産編」、「乳児期編」、「幼児期編」、「小学生以降」の9つです。
自身が記録しなければならない場所は、母子手帳の前半部分に集中しており、後半部分は、子育てに有益な読み物が多いのが特徴的です。
もちろん、現在は、ネットなどで得られる情報もあると思いますが、それらの情報が一冊にまとまっているというのは、とても便利です。

母子手帳のコンテンツ一例
母子手帳のコンテンツ一例
母子手帳のコンテンツ一例ー赤ちゃんのうんちの色チェック
フィリピン人の旦那がこれを見て、感心していました


日本発の母子手帳

母子手帳の原型は、戦中から

「母子手帳」、正式名称は、「母子健康手帳」、英語だと、「maternal and child health handbook」で、母子保健法に定められた市町村が交付する手帳です。この手帳の歴史は古く、1942年に妊産婦手帳制度が発足しました。内容は、出産の状況、妊産婦・出産児の健康状態記載欄等ができました。手帳の持参により、米、出産用脱脂綿、腹帯用さらし、砂糖などの配給を受けることができたため、これを通じて医師への検診を促したようです。

戦後の改訂で内容が充実

戦後の1947年に妊産婦手帳が、母子手帳となりました。手帳には、出産の状況、産後の母の状態、乳児の健康状態、小学校就学前までの健康状態、乳幼児の発育平均値のグラフ等が記入できるようになったほか、乳幼児期までの記録も行うようになりました。
その後も、時代の要請、保健・医療関係の変化から、内容が改訂・加筆され、充実してきました。
内容充実の例
・ 母親の記入欄を増やした。
・ 子どもの成長発育過程に沿って具体的な設問を記載(発育障害等の早期発見に役立てるため)。
・ 身体発育パーセンタイル値を取り入れた。
・ 育児のしおり、事故防止、乳幼児の栄養についての記載。
・ 出産・育児に関する働く女性のための法律等の情報を記載。
・ 保護者の不安をあおらないよう、離乳の状況や乳幼児身体発育曲線に幅をもたせた。
・ 乳幼児虐待の防止に配慮し、子育て支援のための記述の充実を図った。
・ 父親の育児参加を促進する記載を追加。
・ 働く女性のための出産、育児に関する制度の解説の充実。
参考:厚生労働省「これまでの母子健康手帳の主な改正の経緯」

日本から海外へ―海外での普及

日本発の母子手帳は、海外の母子の保健衛生に役立っています。1980年代に研修で日本を訪れたインドネシア人医師が、自国においてもこの手帳が有効であると考え、普及を始めました。独立行政法人国際協力機構(JICA)は、開発途上国における母子手帳の導入・普及を支援しています。

海外での入手先

日本国内では、医療機関で妊娠と診断された後に、市役所で妊娠届を提出することで、母子手帳をもらうことができますが、海外ではどうでしょうか。外務省のウェブサイト「海外居住の邦人向け母子健康手帳について」によると、在外の日本大使館で、一般社団法人親子健康手帳普及協会(以下、親子健康手帳普及協会)から外務省が提供を受けた母子手帳が配布されていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響および、感染拡大防止及びデジタル化推進の観点から、厚生労働省ウェブサイト(外部リンク)から、PDFダウンロードが推奨されるようになりました。そのため、原則としては、PDFダウンロードあるいは、風間書房のサイトにある、20年をつづる母子健康手帳(2021年版)が紹介されています。しかし、風間書房のウェブサイトを見ると、海外への発送はおこなっていないようです。

20年をつづる「母子健康手帳」
風間書房のウェブサイト
20年をつづる「母子健康手帳」価格1冊500円(税込)(ビニールカバー付)+ 送料180円  合計680円です。

あきらめの悪い私は、在庫でもよいので、実際の手帳が欲しいと思い、在オランダ日本国大使館に連絡したところ、在庫があるとのことで無事にいただくことができました(大使館の職員様、お仕事増やしてすいません・・・)。

もし、在外の大使館で取り扱いがない場合は、以下の2つの母子手帳の入手を検討しておりました。機能性から、「6カ国語版母子健康手帳)、特にこの手帳は多言語対応であるため、外国人の夫も、これなら、よいと思いました。一方、記述欄で充実している「妊娠期から12歳までをつづる 12年母子手帳 日付記入式手帳」はノートが好き、書くことが好きな人には向いている一冊だと思います。

 

実際使ってみて

普段から、紙にものを書くことが苦ではないため、アナログなノートタイプの母子手帳と私自身の愛称は良かったように思います。ただ、普段からものを書く習慣がない場合は、少々苦になるかもしれません。しかし、以下の理由から、ノートタイプの母子手帳はよいと思います。

1.オン・オフラインでも使用が可能
2.読み物も多く、ペラペラとめくっているだけでも、勉強になる
3.将来、ノートごと子どもに渡すことができる
4.アプリは、アプリ自体のサービスやサポートが終わってしまった後に困る

一方で、デメリットというか、注意しないといけない点もあると感じます。
1.使用している間に掲載されている情報が陳腐化される可能性もある
2.自分の子どもが、母子手帳に書かれる成長曲線に沿って成長していない場合は、気にしすぎてしまうこともある。
3.母子手帳の情報をすべて鵜呑みにしてしまう

等ではないかと思います。ワクチンの情報等もアップデートされつつあるため、母子手帳で基本的な情報を得て、またかかりつけの医師、看護師等からも情報を得つつ、母子手帳を活用していかねばならないと思います。

関連ブログ

参照ウェブサイト

これまでの母子健康手帳の主な改正の経緯
母子健康手帳の開発と普及に関するWMA声明
日本発の母子手帳 世界へ
海外居住の邦人向け母子健康手帳について

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