実際にオランダの医療を経験してみて・・・握手に始まり、握手に終わるとてもフレンドリーな医師が印象的です。
著者のGPは、スリナム系のインド人で個人の開業医。自宅の一階部分をクリニックにしているためか、クリニックの2階は時ににぎやかな人の声が聞こえてきます。
つい最近、著者は自転車で転倒し、いつまで経っても回復しないため、そのGPに相談。問診、触診の後、筋挫傷と診断。それを医学用のカラー図説を用いて説明してくれました。クリニックは冬場は混んでいますが、夏場は空いている傾向にあります。(冬場に体調を崩した時、予約がすぐに取れませんでした。)
GPも総合病院でもそうですが、診療室に入る前は大体が、医者が患者をにこやかに出迎えてくれます。挨拶、握手して中に入ります。問診の内容は全てコンピューターで管理されており、医師は問診の傍ら電子カルテに入力します。医療行為や方針について説明してくれ、またそれらに対する質問についてもきちんと答えてくれます。また、オランダ語になってしまいますが、医療に関する冊子なども適宜患者に提供し、症状や医療の理解に努めている様子が伺えます。
医者が一人一人に掛ける時間はコンパクトながら、短すぎず、説明の最後にはいつも「何か質問ありますか」等聞いてきてくれます。言われなくても質問があればする性質ですが、質問のための時間を少しとってもらえることはありがたいです。
著者がこれまで受けた日本の医療では、医師が患者である著者の顔すら見ることなく、カルテとにらめっこし、触診をして終わるというケースがただあったため、オランダの医療では総合病院でも医者の顔と名前を覚えることができ、質問する余裕があることをありがたく感じます。
オランダの場合、著者の経験では総合病院の待ち時間は緊急の患者に割り込まれ50分の遅れが最大で、大体は15~20分ほどで順番が回ってきます。特に朝の早い時間では、10分ほどです。時間通り、きっちりというのは難しいものの、待ち時間短め。また、早めに到着し、そして予約した患者が到着していない場合は、順番が早めに回ってくるということもあります。
一回ごとの待ちが少ないことはオランダの医療の素晴らしさですが、次回の診察までの時間の間があきます。病状にもよりますが、月一回あるいは数週間に一度という間隔になるほか、一度個人の都合で指定された日をキャンセルした場合は更に次回の診察予約を更に長く待たなければいけません。良いことばかりではありません。
緊急を要する容態はGPのクリニックではなく病院にいくしかありません。ただこのアレンジもGPを通じてなされます。しかし、GPを介している時間的な余裕がない場合は、もちろん112で救急車を手配します。(救急車は加入保険の種類によってはカバーされていないこともあります。)
また、症状に該当する医学用語などはあらかじめ予習しておく必要があると思います。復習ることで医師が症状や治療について説明してくれている際に「なんとなくわかった」のではなく「しっかり理解」することができます。
GP
アポイントはとりやすいものの、具合が悪くなったその当日のアポイントメントは難しい場合が多いです。これは著者の居住地がハーグの人口が集中している地域だからなのかもしれません。著者のGPは、スリナム系のインド人で個人の開業医。自宅の一階部分をクリニックにしているためか、クリニックの2階は時ににぎやかな人の声が聞こえてきます。
つい最近、著者は自転車で転倒し、いつまで経っても回復しないため、そのGPに相談。問診、触診の後、筋挫傷と診断。それを医学用のカラー図説を用いて説明してくれました。クリニックは冬場は混んでいますが、夏場は空いている傾向にあります。(冬場に体調を崩した時、予約がすぐに取れませんでした。)
オランダの総合病院
オランダの総合病院の機能は基本的には、日本とかわりはありませんが、アポイントはGPの紹介状を通じて。基本は最寄りの総合病院。病院から手紙が届き、そこに来院日時が書かれております。握手にはじまり、握手に終わるオランダでの医療 フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)写真:つるたま |
医者が一人一人に掛ける時間はコンパクトながら、短すぎず、説明の最後にはいつも「何か質問ありますか」等聞いてきてくれます。言われなくても質問があればする性質ですが、質問のための時間を少しとってもらえることはありがたいです。
著者がこれまで受けた日本の医療では、医師が患者である著者の顔すら見ることなく、カルテとにらめっこし、触診をして終わるというケースがただあったため、オランダの医療では総合病院でも医者の顔と名前を覚えることができ、質問する余裕があることをありがたく感じます。
待ち時間について
日本ではよく指摘される、総合病院の長い待ち時間と、診察時間の極端な短さ。ただ、これらについては医師が、あるいは病院というレベルではなく、システム的に改善しないといけない問題なのかと思います。オランダの場合、著者の経験では総合病院の待ち時間は緊急の患者に割り込まれ50分の遅れが最大で、大体は15~20分ほどで順番が回ってきます。特に朝の早い時間では、10分ほどです。時間通り、きっちりというのは難しいものの、待ち時間短め。また、早めに到着し、そして予約した患者が到着していない場合は、順番が早めに回ってくるということもあります。
一回ごとの待ちが少ないことはオランダの医療の素晴らしさですが、次回の診察までの時間の間があきます。病状にもよりますが、月一回あるいは数週間に一度という間隔になるほか、一度個人の都合で指定された日をキャンセルした場合は更に次回の診察予約を更に長く待たなければいけません。良いことばかりではありません。
緊急時はどうするの?
緊急を要する容態はGPのクリニックではなく病院にいくしかありません。ただこのアレンジもGPを通じてなされます。しかし、GPを介している時間的な余裕がない場合は、もちろん112で救急車を手配します。(救急車は加入保険の種類によってはカバーされていないこともあります。)
病院に行く前に
病院に行く前は、医師に伝えたいことをまとめておくことが大切です。GPや病院の医師は、患者との時間を確保してくれていますが、予約に追われている場合などはあわただしく診療の時間が過ぎていくことがただあります。特に診療内容が決まっている場合がそうです。また、症状に該当する医学用語などはあらかじめ予習しておく必要があると思います。復習ることで医師が症状や治療について説明してくれている際に「なんとなくわかった」のではなく「しっかり理解」することができます。
まとめ
上記に書いた通り、オランダの医療はGPのレベルで解決できることは解決し、GPも総合病院も総じて待ち時間が少ない、医者とじっくり話せる等の良さがあります。つい最近、診療後にどうしても重要な質問があり、看護師に問い合わせたところ、たまたま手があいた担当医につないでくれて、担当医から直々に説明してくれました。(こういうケースはなるべく避けたいのですが、その時は緊急を要することだったのでありがたかったです。)
一回ごとの診断の満足度は比較的高くなると思いますが、症状によりますが、一回ごとのアポの間があいてしまいます。また、GPは広く浅く知っていますが、それゆえにちょっとした病気の兆候を見逃してしまう恐れもあります。日本の衣料のように何かおかしいと思った時に総合病院にすぐに掛け込めないというのは少々不便でもあります。
満足度は高いとは言えもちろん、病気にならないに越したことはないので、日々の健康管理を怠らないようにしたいと思いました。
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