帝王切開でオランダの病院に入院:オランダの病院ってどんな感じ

帝王切開のため、オランダの病院に入院しました。日本では、病気の手術や治療という理由で入院の経験があります。入院の理由は全く異なるので、比較のしようがありませんが、オランダの病院の雰囲気が伝わればと思います。

オランダの病院に入院しました
オランダの病院に入院しました

帝王切開で翌日退院!ー短い入院期間

病気、治療、術後の経過にもよりますが、帝王切開だと、病院に一泊して、翌日帰宅です。
日本では、帝王切開の場合8日間(産後7日目退院)と一週間前後なので、短いです。
トイレに一人で行けて、入浴(シャワー)ができるようになったら、OKなのだとか。一人でできるようにはなったけど、体めっちゃ痛いんですが・・・それでも退院ですか・・・(笑)と聞きたいところ。

ゆとりの一人部屋

半日入院の際は2人部屋で過ごしましたが、帝王切開後の入院では、赤ちゃんと2人。当日まで知りませんんでしたが、夫も宿泊が可能です。病院がベッドを準備してくれました。部屋のサイズ等は、大きくもなく、小さくもなく・・・、快適に過ごすことができました。
日本では、大部屋(6人ぐらい)の部屋に入院したことがあるので、人数が少ないのが、楽でした。 

シンプルな食事

実は、以前に半日入院したことがあります。その時のご飯(昼食)には選択肢がありましたが、至ってシンプルなものでした。ビスケットかパンか、その上にトッピングするものは、ハムかチーズか、ヨーグルトはほしいか、飲み物は何がいいか・・・
食いしん坊+大飯ぐらいな私は、シンプル/質素で少な目なメニューに驚愕(笑)もっと、食べたいのですが・・・朝や昼のご飯はこれだけ。しかし、オランダ的です。

シンプルなオランダの病院食
シンプルなオランダの病院食

半日入院の時の経験から、こっそりお菓子を持ってきていました(笑)。しかし、結局のところ、術後の傷が痛むほか、生まれたてのわが子が常に気になり、自分のことは後回し・・・で、持ってきた食べ物はちょっとつまむだけでしたが・・・お腹がすきやすい私にとって、入院中持ってきてよかったと思えるアイテムでした。

一方で夜ご飯のメニューは、グッド。サラダ、ボリューム満点の主食(肉、魚が選べる)、デザート。寝不足かつ、体力を消耗していたので、がつがついただきました(笑)お代わりがないのが不満なぐらいでした。

日本で帝王切開した場合は消化の良いものを出されるそうですが、オランダは手術当日からしっかり食べれます。問題は、傷が痛くて体が起こせなくて、飲み物が気管支に入ってむせるたびに激痛が走ること。。。痛すぎです。なので、日本では消化のよい食べ物が出されるというのは納得です。

女医が多くて気が楽・・・医師と看護士さん

オランダで産婦人科の先生の多くは女性です。男性の先生にはほとんど会ったことがありません。日本では男性と女性の医師の割合が8:2と言われています。それでも産婦人科の女医の割合は4割強と他の診療科と比較して高めですが、日本で婦人科を受診した際には必ずと言っていいほど男性でした。なので、オランダでの入院中に全く男性医師に会わないというのは、はじめは不思議でしたが、気持ちが楽です。

また、若い看護士は、患者のニーズ、特にエモーショナルなニーズに対応するように訓練されているためか、オランダ人でありつつ、オランダ的なとても直接的ものいい(ある種、失礼な)からは遠い、対応をされます。一方でベテランの看護師は、とってもオランダ人的で、シフトがある中でいろんな看護師さんに会いましたが、若い年代の看護師さんの方が接しやすいと感じました(笑)。

入院前もそうでしたが、時期によっては、医師とインターンが一緒に対応することもあります。日本では、あまり見かけたことがない光景でした。インターンが同席すると、医師がインターンに説明しなければならない分診療時間が長くなります。しかし、インターンの経験のためと思い、甘んじます。

退院

痛む術後の傷のまま、帰宅。いやはや・・・マジ痛い。これで、帰宅ですか・・・と思うほど、全然回復していませんが、これがオランダのスタンダード。特に、ベテランの看護師さんに、自宅の方が気持ちが安まるから、自宅に帰った方がいいわよとごり押しされました(笑)まぁ、入れ替わり立ち代わりいろんな人が病室に訪れるというのは、なんとも気持ちが休まらないので、そうなんですが・・・

もし、帰宅が厳しいのであれば、病院に隣接するマタニティ・ホテルに宿泊するというオプションがあり、看護士にも必要性を聞かれましたが、また荷物をまとめて移動するのも面倒なので、帰宅しました。値段は食事なしのベーシックプランから3食込みのプランまであります。旦那も含めての宿泊を想定して、食事は2人分用意され、ファミリー・フレンドリーです。

ファミリーフレンドリーだけど、入院期間は最小限

オランダの病院、夫が宿泊できたり、それに付随しての食事のサービスがあるのは、ありがたいところ。家と病院はそれほど距離は離れていないけど、やっぱり、行き来するのは面倒だし、なおかつ夫が私がいない間何を食べるのか、そんなことを気にしなくていいのがありがたいところ。こういうのはありがたい。。。
しかし、入院期間は最小限!一般的自然分娩なら、2時間後、3時間後に帰宅がスタンダードであるし、帝王切開でも48時間以内の退院がスタンダード。体調が整っていないのにきついなぁと思うのは私だけではないはず。帝王切開で入院して、オランダ的サービスの洗礼を受けたように思います。

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