フィリピンの田舎に滞在中にデング熱に感染したらこうなったー症状とその後の経過

デング熱とは、日本では感染病に指定されている病気。日本で発症したら、診療したお医者さんが保険所に届け出ないといけません。日本で発症した場合は、東南アジア、インド、中米、南太平洋などの地域で病原体をもらってきた可能性大です。日本で罹ることほとんどない「はず」の感染症ですが近年の温暖化の影響でどうなるかわかりません。

感染はネッタイシマカあるいは、ヒトスジシマカという蚊。人を介して感染(飛沫など)することはありません。現在のところはマラリアのようにワクチンはなく、予防は蚊に刺されるのを防ぐことのみです。フィリピン滞在中、しかも仕事の出張で地方に滞在中、デング熱が発症してしまった時の話。

経過

初日
出張初日、飛行機で到着後なんとなくの体調の悪さに風邪かと思いちょっと気をつけていると発熱、滞在二日目には、みるみる熱が上がり、かなりの高熱であることを自覚。しかし、驚くべきことに滞在先のホテルに体温計はありません。

熱が上がる時悪寒のためか持っているもので厚手の服を着込み対策しその場をしのごうとがんばるものの背中の痛みと悪寒で全く眠れず、さらに嘔吐します。

二日目

翌日は仕事で車で2時間の場所に行かねばならない日、熱よ下がれ、何でもいいから良くなってと願いつつも叶わず。車での移動はせず、事務所で作業。

しかし、悪寒・発熱・吐き気のため、帰宅時に病院へ。医師は、痛さと高熱で身悶える私に対して、にこやかに「恐らく尿路感染症と腸チフス」問診から判断したことを伝えます。

早速、尿検査と血液検査を行うことになりました。さすが地方の病院、結果はすぐに出ないため、翌朝病院に立ち寄り結果を確認することになりました。医師の予想のひとつは当たり、尿路感染症とのこと。医師は「身体がとても弱っている」ため体が細菌に勝てないと説明。さて、腸チフスか否か・・・

血液検査の結果を確認ペンをとりだし、2か所をチェック。一か所目はヘモグロビンの値が、平均値よりかなり低いこと、そして血小板の数がやはり平均の値よりも下回っているところを指摘。ヘモグロビンの値が低いので病気に勝てないということと、血小板の少なさのためデング熱の疑いがあるとコメント。どうやら腸チフスではない様子。

三日目

一日置いて再度血液検査。結果は、昨日の結果よりも下がっている。ということで、デング熱である可能性が濃厚なため時間をおいて再々検査。具合が悪い上に数日続けての血液検査にぐったりします。

オフィスに戻ると、看護師の資格をもつ同僚が、ほかの同僚と私の血液型を確認しはじめます。え、なぜ血液型?

T:血小板の数が下がり続け、出血性のデング熱になってしまった場合は輸血が必要になるから、みんなの血液型を聞かないと・・・
著者:輸血?
T:そうだよ、輸血だよ。もし、身体に出血の跡、鼻血、耳から血が出たり、血便なんかになったら、すぐに教えてね。
著者:耳から血、血便?そうなるとどうなるの?
T:すごい危険だね。命にかかわるよ。
著者:・・・▲型だけど。
T:珍しい血液型だね、このオフィスにいるかなぁ?
V:ぼくも▲
A:ぼくも
T:とりあえず二人はいるね、よかった~

こんな会話がオフィスで繰り広げられたのですが、兎に角、輸血という状況にならないことを願うばかりでした。

医者と同僚のアドバイスは「血小板の数を増やすためにドリアンを食べて、ゲーターレードを飲め」とのこと。

ゲーターレイドは電解質(ミネラルで、簡単に言うと点滴されているような形となるらしい)のためらしいことはわかったのですが、しかしドリアンの医学的根拠は不明のままでした。
ゲーターレードの効能は分かったものの、地方であるためマーケットは品薄で購入できず、購入可能なドリアンを入手、タンマリ食べることになりました。

ドリアンの効果は如何に?

大量のドリアンを接種した一度目のデング感染
同僚にドリアンの購入を頼むと大きなドリアンをふた玉購入し、ホテルの一室に持ってきてくれました。さすがにふた玉も食べられないので、同僚と分けてひたすらドリアンを食べることに。空っぽの胃の中にドリアンがぽこぽこと入っていきます。

さすが、果物の王様ドリアン(Durian)!すさまじい硫黄系のにおいです。そんなドリアン、毛穴から匂いがしそうなくらい食べました。

そしてそのあと、再度血液検査。これで更に血小板の数が下がっていたら入院です。しかし結果は、ドリアン効果なのか、驚くべきことに、血小板の値が上がっていました。

血小板の値はまだ低いものの、これで入院は免れられました。しかし、まだ医師の監察下。その晩はもらった薬で眠れるはずが、ドリアンの食べすぎで興奮して眠れずでした。

ドリアンのデング熱に対する効果はわかりませんが、期待される効能は貧血予防、疲労回復です。ドリアンはとても栄養価の高い果物で、マグネシウムやリン、銅など体の機能を維持するために欠かせないミネラルを豊富に含んでいます。

その後の経過

そんなこんなで、デング熱に罹って一週間を過ごしました。 デングにかかることも最悪ながら、タイミングは地方出張中と更に悪し。地方都市から首都にもどる飛行機は一日一回でしかも前日の変更は難しい場合もあります。滞在地から大都市の病院までは車で5時間。

首都に戻った時、大きな病院で再診を行い、医師からデング熱であることを改めて告げられました。

後、身体のだるさはしばらく抜けず、結構完全な回復に時間がかかりました。デング熱、二度目に罹ると危ないと言われています。二度目はデング出血熱になる可能性が高いとのこと。しかし、それから数年後二度目のデング熱に罹ってしまうことに・・・

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