著者は日本の海外旅行保険ではなく、ジョージア現地の保険に加入しています。実際使用してみてのジョージア、とりわけトビリシにおける医療の質、外国人が受けられるサービスの良い点、少々改善して欲しい(けど、仕方がないので諦めている)点についてまとめてみました。
全てのプランにおいて、主治医の問診については制限なしの無料ですが、薬代、緊急時の医療、専門医との問診、検査、歯科まで保険会社が、10%から90%が保険会社が負担する仕組みです。
現地の保険に加入することで、専門医ではない先生との問診は無料、検査の患者負担率は10%〜50%となるため、検査の内容によっては一回の診療が限りなく無料になることもあります。
年間のトータルの保険料は、一番高いプランで約1,440ラリ(520米ドル)なので、これを払うことで、主治医との定期面談、血液検査等を受ける際の経済的な負担が減るというのは悪くないのではないかと思います。
著者は、定期検診、しなければならない検査等を行うために定期的にクリニックに通っております。行う諸検査は、検査項目によっては自己負担額は5ラリ(2米ドル)〜です。
予約制であるため、予約時間の10分前にクリニックに到着していれば、ほぼ時間通りに診療してもらえます。時に、時間通りに来院しない患者を飛ばして、受診してもらえることもあり、早めに終わるということもあります。
クリニックでも、基本的機材は備わっており、同じ建物の中で、(基本的な)検査は全て完結することができます。
海外で歯科治療ー海外の歯科経験、親知らずの抜歯をジョージアで行った(施設・歯科医の質・値段)
初めの申込時に、二ヶ月分をまとめて払い、一年目は月ごとに、二年目は、3ヶ月分まとめて支払います。著者の加入する保険の提携銀行は大手のTBC。至るところにATMがあるため、事務所に赴かずとも、支払いが可能です。(銀行を通じて支払う際には、支払い料金に応じた手数料が加算されます)
クリニックホッピングをするつもりはないので、提携病院が少ないものの、現在のプランで受診可能なクリニックに通っています。街の外れにあって、行くのに少々不便です。
先回の訪問で、検査をしたのですが、結果についてはきちんと説明をしてくれず、「また4ヶ月後に来てください」と言われました。不信に思い、ジョージア人の友人に検査結果を読んでもらうと、先生が説明してくれなかったことが書かれておりました。
日本ではスタンダードな検査であっても、保険適用外となり全額負担するケースもあります。そのため、医療機関でいきなり、「支払いは100ラリです」等と言われるとドキッとします。
しかし、何があるかわかりませんので、保険は加入しておくに限ります。そもそも、多くの日本人やその他外国人は、ジョージアに来る前に自国ですでに海外旅行保険などに加入しているため、現地で健康保険に加入する必要はないことの多い傾向です。
海外で病気に罹ったら何をしたらよいのか?フィリピンの医療ー海外旅行保険の利用の仕方、医療機関の設備・衛生、疾病予防
フィリピンで病気になったらーウォーターセラピーから呪術まで
感染者は年間推定3億9000万人のデング熱、罹ったらどうする?デング熱の症状、療法と感染源とその予防について
フィリピンの田舎に滞在中にデング熱に感染したらこうなったー症状とその後の経過
オランダでの医療(1)ーオランダで病気になったらどうする?
医療はビジネス!フィリピンの医者さん、って何でこうなの?こんな人もいて、少々不快に思う件
外国人が加入可能な保険は限られている
まず、保険云々という話の際、保険に加入していなければなりません。ジョージアには何社か大きな保険会社がありますが、外国人(ココでは、ジョージア国籍者以外の人)が企業などではなく個人で加入できる私立の健康保険は限られています。大手三社に問い合わせをして、外国人(つまりジョージア国籍ではない人)個人が加入できる健康保険は一社のみでした。加入した保険について
プランにより差が出るサービス率
保険のカバー率、されるものは、その加入したプラン、月々に支払う料金による異なります。この保険は、6の異なるプランがあり、月の負担額は20ラリ(約750円)〜120ラリ(約4,500円)程。全てのプランにおいて、主治医の問診については制限なしの無料ですが、薬代、緊急時の医療、専門医との問診、検査、歯科まで保険会社が、10%から90%が保険会社が負担する仕組みです。
妊娠に関連する保険負担費用は、加入初年度は加入者の全額負担ですが、二年目からは、保険が適応されます。なお、一番高いプランに加入しても、全額無料とはならず、いくらかの費用を負担しなければなりません。端的にいえば、日本の国民健康保険に加入しているようなイメージです。
ジョージアの医療機関 かかりつけ医のいるクリニックではないのですが、専門医療機器があるからということで、こちらに行くようにかかりつけ医から指導を受け、来院。ここでは、CTスキャンをうけました。 |
現地保険に入っていてよかったと思えたこと
かかりつけ医がいるという心理的安心
言葉の壁はあるものの、かかりつけ医がいることで、色々と問い合わせもできます。異国において、担当医がこれまでの病歴を管理してくれているというのは、一つの安心にもつながります。医療費負担減
病気になった時、医療費の高額負担をせずに病院にかかれるというのは心理的負担が経験します。もちろん、高額といっても日本円に換算しても、たかがしれていますが、保険適用なしで初診に50ラリ(2,500円)、検査に50ラリ(2,500円)等となると、一回の診療ですでに5,000円の負担です。国の物価を考えると高いです。※この値段は私立のクリニックでの値段です。細々とした検査を行うと、一回の訪問で10,000円弱は必要になるのではないでしょうか。めったに病気をすることがない人でも、ちょっと考えてしまいます。 |
現地の保険に加入することで、専門医ではない先生との問診は無料、検査の患者負担率は10%〜50%となるため、検査の内容によっては一回の診療が限りなく無料になることもあります。
年間のトータルの保険料は、一番高いプランで約1,440ラリ(520米ドル)なので、これを払うことで、主治医との定期面談、血液検査等を受ける際の経済的な負担が減るというのは悪くないのではないかと思います。
著者は、定期検診、しなければならない検査等を行うために定期的にクリニックに通っております。行う諸検査は、検査項目によっては自己負担額は5ラリ(2米ドル)〜です。
実際利用してみてどうか?
予約制がGood!
予約制であるため、予約時間の10分前にクリニックに到着していれば、ほぼ時間通りに診療してもらえます。時に、時間通りに来院しない患者を飛ばして、受診してもらえることもあり、早めに終わるということもあります。
予約制だけど、柔軟!
主治医に罹ったあと、専門医に紹介状を書いてもらい、専門医の診察となるのですが、専門医に空きがあれば、事前の予約なしでも、空きがでた時間帯に診てもらえます。何度もクリニックを訪れる必要が無くなり、便利です。土日そして平日夜も予約可能!
これが日本の病院にはないところ。先生の空き状態によっては仕事後、平日の夜(八時まで)と土日も受診可能です。そのため、仕事を抜けて病院にいかなくてもよいのがありがたいところ。(もちろん、担当医によっては夜の時間帯で予約をとるのが難しいこともあるのですが・・・)検査の結果はメールでもお知らせ
検査を受けますが、特に保険対象とならない検査、あるいは高額な検査においては、メールアドレスにその結果が送られてきます。もちろん、専門医の助言が欲しい場合、クリニックを訪問した際に、プリントアウトしてくれます。そのため、手元にk保険会社提携の医療施設は、新し目
提携クリニックはまだ新しいため、見る限り、医療機材は新し目です。歯科医院で驚いたのが、歯のパノラマ写真を撮影できる機械があること。また、歯のレントゲンもレントゲン質に行く必要はなく、その場で撮影して、その場で確認できること。日本では、(少なくとも著者が罹っていた歯医者さんでは見たことがなかった)これらの機械を目にしたことはなかったので、少々驚きました。クリニックでも、基本的機材は備わっており、同じ建物の中で、(基本的な)検査は全て完結することができます。
海外で歯科治療ー海外の歯科経験、親知らずの抜歯をジョージアで行った(施設・歯科医の質・値段)
加入の手軽さ
加入は簡単。保険会社の事務所に身分証を持って訪れれば良いだけの話。契約書(ジョージア語!)に署名して、14日後には保険サービスを利用することができます。初めの申込時に、二ヶ月分をまとめて払い、一年目は月ごとに、二年目は、3ヶ月分まとめて支払います。著者の加入する保険の提携銀行は大手のTBC。至るところにATMがあるため、事務所に赴かずとも、支払いが可能です。(銀行を通じて支払う際には、支払い料金に応じた手数料が加算されます)
ちょっとだけマイナス点、仕方がないかた諦めているところ
提携クリニック数が少ないこと
一つの不便さは、提携クリニックが限られていることです。(もちろん、一番高いプランにするとこの問題が解消されますが、保険料がこの一点により、数倍違います。)クリニックホッピングをするつもりはないので、提携病院が少ないものの、現在のプランで受診可能なクリニックに通っています。街の外れにあって、行くのに少々不便です。
言語の壁
外国人であるため、英語を話せる先生、あるいは英語が話せる助手がついた先生に対応してもらうのですが、先生によって英語の理解はまちまち。細かいニュアンスが伝わらず、困ることもただあります。なので、短く、簡単に、端的に説明します。もちろん、うまく説明できても、対応については、納得が行かないこともただあります。先生の当たりハズレ
提携クリニックの先生の多くは、きちんと話を聞き、適切なアドバイス(どういう検査をしたらよいのか等)をしてくれます。一番のお気に入りは、婦人科の先生。本当に丁寧です。しかし、それらの先生が忙しい場合、そしてこちらも都合があるばあいは、違う先生に診てもらうこともあります。患者の話をきかず、いつも担当してくれている先生の書いたカルテを丸写しというどうしょうもない先生がいることも確かです。先回の訪問で、検査をしたのですが、結果についてはきちんと説明をしてくれず、「また4ヶ月後に来てください」と言われました。不信に思い、ジョージア人の友人に検査結果を読んでもらうと、先生が説明してくれなかったことが書かれておりました。
ジョージア人とは異なる負担率、保険適用外の検査も結構多い
検査によってはジョージア政府が国民に対して無料で行う検査があり、それらは外国人に適用されません。そのため、外国人は全額負担し、保険の適用外というものもあります。日本ではスタンダードな検査であっても、保険適用外となり全額負担するケースもあります。そのため、医療機関でいきなり、「支払いは100ラリです」等と言われるとドキッとします。
国内で出来ない検査もある
実は、少し前に「かなり低い確率だけど、ガンだったこまるから、検査しましょう!」と言われたことがあり、検査を希望し、実際に行ったのですが、これは検体を海外(多くはドイツ)の医療機関に送らねばならず、かかった費用は130米ドルほど。もちろん、保険適用外でした。ちなみに、検査の結果は陰性でした!(まぁ、心配はまったくしていませんでしたけどね・・・)ジョージア旅行・長期滞在、保険は絶対加入しないとダメか?
義務か義務じゃないかと聞かれると、義務のようです。特にジョージアに長期で滞在する人たちは、保険に加入することが義務付けられています。もちろん、ビザを必要としない日本人は、この保険の加入が確認される手はありませんが、ビザを必要とする国籍者は、保険に加入しているかがビザ申請時に確認されます。しかし、何があるかわかりませんので、保険は加入しておくに限ります。そもそも、多くの日本人やその他外国人は、ジョージアに来る前に自国ですでに海外旅行保険などに加入しているため、現地で健康保険に加入する必要はないことの多い傾向です。
ジョージアの保険加入に必要なもの
身分証とお金のみ。契約後から実際に保険が使えるようになるまでには14日ほどを要しました。契約時、ジョージア人の友人がいれば、付き添ってもらうこと。契約書がジョージア語ということがただあります。もちろん、何かやばい書類にサインさせられるということはありませんが、保険の詳細を聞く際、やはりジョージア人の友人がおり、保険会社の人とのコミュニケーションを手伝ってくれるというのは心強いものです。
それでも、やっぱり健康が一番
ジョージアの医療はOK!という話でしたが、それでもやっぱり健康が一番。良い睡眠と、適度な運動、バランスのよい食事、適度な人間関係にまさる対策はないでしょう。お身体ごご自愛を。
関連ブログ
死者数は年間75万人?地球上で最も危険な生物!「蚊」との闘い海外で病気に罹ったら何をしたらよいのか?フィリピンの医療ー海外旅行保険の利用の仕方、医療機関の設備・衛生、疾病予防
フィリピンで病気になったらーウォーターセラピーから呪術まで
感染者は年間推定3億9000万人のデング熱、罹ったらどうする?デング熱の症状、療法と感染源とその予防について
フィリピンの田舎に滞在中にデング熱に感染したらこうなったー症状とその後の経過
オランダでの医療(1)ーオランダで病気になったらどうする?
医療はビジネス!フィリピンの医者さん、って何でこうなの?こんな人もいて、少々不快に思う件
スポンサーリンク
スポンサーリンク
0 件のコメント :
コメントを投稿