美人コンテスト―Binibining Pilipinas 2014

昨晩、2014年3月30日(日)は毎年恒例のBinibining Pilipinas 2014、フィリピンの美人コンテストがケソン市のアラネタコロシアムで開催され、テレビでもABS-CBN系列で全国放映されました。美人コンテストの国、フィリピンでのコンテスト最高峰のイベントです。著者の好きな俳優デレック・ラムジーがホストの一人を務めるのはここ近年の恒例。

このコンテストの優勝者はミス・ユニバースに出場、ほかの受賞者はミス・インターナショナル、ミス・アース、ミス・インターコンチネンタル、ミス・などの国際コンテストに出場権を得ます。
(c) ABS-CBN 
今年の優勝者は、メリー・ジェン・ラスティモサ、コタバト出身の25歳、170センチの美女。ダバオに自ら立ち上げたスリミングセンターがあるようです。ミス・アセアン2012でトップ10、ダバオのミスコン2008年で優勝するという国内外のミスコンの経験者です。

最終質問は「あなたを笑顔にする3つの事柄とその理由を述べよ」。「家族の愛、人々の愛、他の候補者の愛」と答えています。家族による支え、そしてコンテストの出場に際しては、家族はこの場に来れないけど、人々のサポートを感じる・・・と答えました。

地域のミスコン
近年の優勝者の発言から考えると非常に平均的な答えとも見えますが、非常にフィリピンの価値を体現していると思われました。質問としては、女性の社会進出・キャリア、信仰に関する質問など、出場者の価値を知るトピックとして質問されやすいと思います。

ちなみに2011年の優勝者シャムゼイ・スプスプ(Shamcey Supsup)の質疑応答では、教育の大切さ―お金や名誉などは得てもすぐに取りさらわれてしまうけど、学んだことは取り除かれることはない―と自らの学歴、フィリピンの最高峰フィリピン大学の学生であることを自負し、自らの強い哲学を短い応答で示しています。

候補者になったつもりで、以下の質問を考えてみてください。

「男性が女性から学ぶべきことは何だと思いますか。」

男性の方は初めの部分を女性と置き換えても良いと思います。この質問はミス・フィリピンの質疑応答で実際に候補者に質問されました。

2013年の受賞者たちは、ミス・ワールド、ミス・インターナショナルでの優勝と国際的に有名なコンテストでの優勝となり、2014年のミス・フィリピンの受賞者にかかる期待も高いのではと思われます。

しかし、これで暫く路上で子どもたちがミスコンごっこをする姿をみることになりそうです。

主催団体は1964年に始まって以来フィランソロピーなどにも力を入れており、コンテスト受賞者によるボランティア活動なども行われています。

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