今日、巷ではミスユニバース2015の結果が必ずと言ってよいほど話題に挙がりました。その理由は二つ、フィリピン代表の優勝と、司会者による優勝者の誤発表。
フィリピン代表ピア・アロンソ・ウォルツバック(Pia Alonzo Wurtzbach)26歳の優勝は当に1973年マルガリタ・モラン・フロイレンド(Margarita Moran-Floirendo)さんから数え42年ぶりの快挙!
それ故に、今回のニュースはフィリピン人にとっては、とても重要なニュースに。特に、クリスマスを大々的に祝う国民であり、海外で働く家族も帰国する時期に重なりました。
それら海外出稼ぎ労働者にとっても、勿論国内で暮らすフィリピン人にとっても、フィリピン人としての誇りを喚起する、何とも大きなクリスマスギフトとなったことは間違いありません。
出典:Steve Harvey Announces The WRONG Winner of Miss Universe 2015
司会者のスティーブ・ハーベイ氏、コロンビア代表、アリアドナさんを優勝者として発表するが、後に誤りを謝罪、優勝者はフィリピン代表と訂正した。
これは生中継で起こったハプニングで、フィリピン代表の驚き戸惑いながら舞台中央に歩み出ていく様子、そしてコロンビア代表の複雑とも取れる表情が世界中に放映されることとなった。
更に、前年の優勝者が再び登場し、コロンビア代表から王冠をフィリピン代表に移すシーンはなんとも奇妙な光景であった。
何故こんな事故が起こったのか?生放送でも司会者のハーベイ氏が見せていたが、受賞者の名前が書かれている紙のレイアウトに問題があったようだ。
興味深いことに、フィリピン優勝の快挙故、司会者の誤りがこのニュースを少々ドラマチックな演出にした。これが逆―つまり、フィリピンの優勝でなく、コロンビアであった場合は話は別であろうが・・・今ごろ、フィリピンの優勝であってもおかしくはない・・・等の声が挙がっていたであろう。
フィリピン代表ピア・アロンソ・ウォルツバック(Pia Alonzo Wurtzbach)26歳の優勝は当に1973年マルガリタ・モラン・フロイレンド(Margarita Moran-Floirendo)さんから数え42年ぶりの快挙!
ベスト5は当たり前
ミスコン大国フィリピン、国内審査を勝ち抜いた美女は、過去数年の大会を見ても高い確率でベスト5には残っていた(2011年のシャムセイ・スプスプ(Shamcey Supsup)さんは4位、ジャニーン・トゥゴノン(Janine Tugonon)さんは2位)しかし、栄冠を手に母国に戻ることは出来ずにいました。
この国では、代表者が最低でもベスト5には残ることが期待されています。一般市民もそれを当り前とみなしている節があり、ベスト5に残らなかった場合はそのがっかりの様子が、すぐに伝わります。「入賞して当たり前」とまでは行かないものの、そういう雰囲気を作って、市民が共有していることは否めません。
それ故に、今回のニュースはフィリピン人にとっては、とても重要なニュースに。特に、クリスマスを大々的に祝う国民であり、海外で働く家族も帰国する時期に重なりました。
それら海外出稼ぎ労働者にとっても、勿論国内で暮らすフィリピン人にとっても、フィリピン人としての誇りを喚起する、何とも大きなクリスマスギフトとなったことは間違いありません。
司会者による誤発表のインパクト
司会者のスティーブ・ハーベイ氏、コロンビア代表、アリアドナさんを優勝者として発表するが、後に誤りを謝罪、優勝者はフィリピン代表と訂正した。これは生中継で起こったハプニングで、フィリピン代表の驚き戸惑いながら舞台中央に歩み出ていく様子、そしてコロンビア代表の複雑とも取れる表情が世界中に放映されることとなった。
更に、前年の優勝者が再び登場し、コロンビア代表から王冠をフィリピン代表に移すシーンはなんとも奇妙な光景であった。
フィリピン人の反応
今日の出来事を生中継で見ていたフィリピン人たちは「それでもコロンビア代表は数分でもミスユニバースでいられたんだからいいんじゃない」などと無責任でなんとも冗談にならない冗談を言うのだから、何とも・・・であるが、この出来事に当人であるコロンビア代表は、涙をぬぐい「全ての出来ごとには意味がある(Everything happens for a reason)」と向けられたカメラに大人な対応。何故こんな事故が起こったのか?生放送でも司会者のハーベイ氏が見せていたが、受賞者の名前が書かれている紙のレイアウトに問題があったようだ。
紙の左上には3位、その下に2位の受賞者の名前があり、右下に優勝者の名前があるという書き方。いかなる理由があろうともプロが間違えるなんて言うのは言語道断、そしてイベントクライマックスというタイミングはことさらない。しかし、レイアウトも考えもの。もうちょっと、読み手を考えてもよいのでは・・・
興味深いことに、フィリピン優勝の快挙故、司会者の誤りがこのニュースを少々ドラマチックな演出にした。これが逆―つまり、フィリピンの優勝でなく、コロンビアであった場合は話は別であろうが・・・今ごろ、フィリピンの優勝であってもおかしくはない・・・等の声が挙がっていたであろう。
いずれにせよ、この印象深いフィリピン代表の優勝はこの年末、もしくは年明けのフィリピンの話題になること間違いなし、です。
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