ブログ「フィリピン人あるある(1)―こんな人はきっとフィリピン人?!」で書いた通り、フィリピン在住歴のある人は、フィリピン国外において、フィリピン人を見つけるのは、それほど難しくはありません(笑)しかし、外見やボディランゲージだけじゃなく、行動パターン、話を聞いて、やっぱりこの人本当にフィリピン人だなぁ(笑)と感じることしばし・・・フィリピン人同士でも盛り上がる話なのですが、フィリピン人あるあるです。
フィリピン人あるある―こんな人はきっとフィリピン人?! |
その1:おじさんやおばさんに、名前がBaby(ベイビー/赤ちゃん),Girlie(ガーリー/お嬢ちゃん), Boy(ボーイ/少年)という人が必ず一人はいる。
フィリピンに滞在して、不思議に思っていたものの一つでもあるのですが、フィリピン人の話の中にBaby(ベイビーおばちゃん)が、とかBoy(ボーイおじちゃん)がなどという主語がでてきます。ニックネームと思いきや・・・本当の名前でびっくり・・・ということも。子ども時代はベイビーでもいいけど、いい年齢の大人になって、ベイビーはなぁ・・・と思うのは外国人である私だけではないようですが、親族に必ず一人はいるので、それには触れないことにしています。その2:子どもに歌を歌わせたり、踊りを躍らせたがる
やたら、自分たちの子ども、あるいは姪っ子や甥っ子にパフォーマンスをさせたがります。子どもが小さい頃は、それが下手であろうと、なんであろうと、それを見た大人たちは、とにかく、盛り上がります。子どもも、そうした大人の反応を見て、つい、歌ったり、踊ったり・・・とことある毎に大人を楽しませます。実際、私自身、甥っ子姪っ子が踊っている動画がいくつかあります。ある程度の年齢になって、歌や踊りが上手いと、町のイベントに出場させたりします。これは、アメリカの「コンテスト文化」の影響とも言えますが、とにかく、子どものころから、子どもに人前でパフォーマンスし、人々を楽しませるように訓練されているようです。
その3:結婚後も親と同居を続ける
結婚後も収入が低くて家賃を払えない、子どもを(無料で)面倒をみてくれる人がいるという事情から、長男・長女等の立場を問わず、親と同居を続ける傾向があります。ちなみに、フィリピンでは長男ではなく、末っ子(男子)が両親と同居する傾向があります。理由は、末っ子は、親と接する時間が一番短いから・・・などと聞いたことがありますが、定かではありません。我が夫の実家では、一時期、かなり狭い家に、我々夫婦(夫は末っ子)の他、次男家族、長男家族、週末には、長女の家族が同居して、それはもう大変なことになっていました。
その4:両親の友人をTito(ティト/おじさん),Tita(ティタ/おばさん)と呼ぶ
一般的に、血のつながりのある人を「おじさん」「おばさん」と呼ぶのですが、フィリピンでは、両親の友人たち、時にコミュニティ内で親しく付き合っている年上の人を、親しみを込めて「ティト」「ティタ」と呼びます。親族のおじさんやおばさんもそう呼ばれるので、誰が本当に血族なのかわかりずらく、かなり紛らわしいです。その5:風呂場にバケツと手桶を置く
フィリピンの一般的家屋に、シャワーはありません。お風呂場にあるものは、蛇口、そしてその下に、手桶入りのバケツがあるのみです。お風呂に入る時には、そこに水をためて、手桶ですくって洗うというスタイルです。フィリピン国外に出てもなかなかこの習慣は抜けないためか、海外で入手しづらい手桶をフィリピンから持ってきて使っているという人が周りにもいます。
その6:おやつとしてご飯やパンなど炭水化物のものをもりもり食べる、そしてパン食は基本的におやつとして認識
フィリピンでは、一日3食の他、おやつの時間があります。おやつとして、ご飯やパンをもりもり食べるというのは珍しくありません。また、外食でマクドナルドや、国民的ファーストフード店「ジョリビー」でバーガーなどを食べても、それは「おやつ」で、一食にカウントしない人もいます。フィリピンで糖尿病を患う人が多い理由がここにある気がします。その7:ご飯の時に片足を立てる
フィリピンでは、洋テーブルで食事をします。その際に、なぜか片足を立てて食べている人の姿を見ることがあります。特に、スプーンやフォークを使わずに手で食べる時には立てた片足が支えになって食べやすいのだとか。日本では行儀が悪すぎて絶対やらない姿勢ですが・・・フィリピンでは、客のいない家族だけの食事でみられる食べ方です。義理の妹、時々、義理のお母さんもそのように食べているのを見たことがあります。
その8:「バイバイ」の後が長い
フィリピンではたくさんの集まりがあります。冠婚葬祭、誕生日、記念日・・・そして、多くの人が集まり、沢山の食事がふるまわれ、楽しいひと時です。こうしたパーティを抜けるときは、主催者のみならず、親族・友人たちに挨拶していかねばなりません。ちょっとの挨拶のつもりが、立ち話に発展して、気が付くと、始めに「バイバイ」を言った時から30分以上経過しているということも・・・その9:ウォーターセラピー?
熱が出た・・・喉が痛い・・・疲れた・・・頭が痛い・・・と言えば、すぐに水を飲むように言われます。水を飲むことの大切さは否定しませんが、こうも、なんでも体の不調に対して水を勧められるというのは・・・その10:万能薬「ヴィックス・ヴェポラップ」?
ブログ「ヴイックスヴェポラッブ(Vicks VapoRub)はフィリピン人の常備薬」で書いた通り、フィリピン人の世帯のほとんどが持っているであろう薬の一つ、ヴィックス・ヴェポラップ。咳が出た時、喉が痛い等の風邪の諸症状に使われるほかにも用途があるようです(笑)その9で述べた、水で効果が現れない時は、パラセタモール(処方箋が無くても「サリサリストア」で購入できる鎮痛薬・解熱薬)を飲み、そして、このヴィックスが用いられます。
実は・・・
実は、上記に述べた以外にもこれぞ「ザ・フィリピン人」ということはたくさんありますが、それはまたの機会に。しかし、このブログを書く中で、自分もフィリピン化していると感じることは、ただあります。かなりお腹にたまる炭水化物のおやつを食べることに抵抗がなくなったこと、そして入手可能な時は、「Sky Flakes」という、フィリピンでよく販売されているクラッカーをカバンの中に潜ませてしまうこと・・・
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