フィリピン人あるある(1)―こんな人はきっとフィリピン人?!

国際化が進み、一層顔だけではどの国籍か判断できなくなってきつつあります。国際都市ハーグに生活する私は、興味深く人々を観察していますが、どういうわけかすぐにフィリピン人を見つけてしまいます(汗)。

なぜなら、フィリピン人っぽい顔立ちと、しぐさのためです。そもそも、私自身自然とフィリピン人を探しているのだと思いますが・・・

ここにはインドネシア人も多く、インドネシア人との類似性が非常に高いのですが、彼らは似ているようでいて似ていません!と私は思います。

フィリピン人だと思われる人がよくやる行動は以下ではないかと思います。

その1:唇をつかってものを指す

「トイレはどこですか?」
「あっち(唇をつかって方向を指す)」。
どうやって唇をつかって方向を指すのか?軽く、唇を指示したい方向に向けて突き出すだけです。一瞬のアヒル口?のような感じになります。これは顕著!

アヒル口が似合わないアラサーくん_ぱくたそ_すしぱく
アヒル口イメージ写真。しかし、唇で方向を指すときの一瞬アヒル口とは少々異なります。
写真(c) すしぱく 


初めてこの動作を見たときにこの行動の意味を介せませんでした。思わず、唇で方向を指した人物を凝視。
しかし、後々にこの行動は方向を示しており、指でものを指すよりはよいのだとか。
フィリピン人の友人は、そこらじゅうにいる「スピリット(霊)」を直接指ささぬようにしているのだ!と説明してくれました。

はじめは、なんじゃこれ!と思っていましたが、実は両手がふさがっているときには非常に便利で、気がついたら私もこれをやっています。癖になる!とは言いませんが、ついつい・・・という日常の癖になりつつあります。

その2:まゆ毛がやたらに動く

フィリピン人の顔は伸縮自在なのかと思うぐらいに、表情が豊か。そして素敵な笑顔。笑った時には口角がしっかり上がり白い歯がまぶしい!しかし、気になるのがまゆ毛の動き。
言葉を発せず相手に同意する時にはまゆ毛がくっと上がります。また何かを企んでるときには(?!)冗談半分でまゆ毛が上下します。

私の姪っ子。シャイではじめ全く私に対して話をしてくれませんでした。けど、「おいしかった?」と聞けばまゆ毛を上下に動かし、疲れた?と聞いても同様の動作。答えはYESなのだと、他の姪っ子が通訳してくれました。

この動きも極めてフィリピン人度が高いと思われます。

その3:とにかく座る

まず、座ります。立っている様子が、落ち着かないからなのでしょうか。諸説はいろいろありますが、立っている人がいたらとにかく席をすすめます。

また、ジプ二ー(電車でも)で詰めて着席することに慣れているフィリピンの一般庶民はその感覚をときに外国に持ち込んだりします。以前、シンガポールの電車の中で2人分の席に3人の女性が座っていました。はじめに一人の女性が席を確保し、二人に座るようにすすめます。実は後日、同じ光景を目にしています。

ちなみにジプ二ー着席時の詰め具合はかなりきつめです。それは、一人でも多くを乗せて売り上げをあげるためという運転手側の思いと、次のジプ二ーを待ちたくないというお客の思い、そしてきついのに慣れた両者の合意の上に成り立っています。
ジプ二ーの一方は10人が程良いのですが、12人着席することはよくあること。自分がその最後の12人目となるときには、隙間わずか20センチほどのところにお尻を押し込まないといけません・・・そこまでして座りたくないのだけど・・・とお尻だけに、尻込みしてしまいますが、周囲の人が詰めてくれるので、がんばってお尻を押し込みます。

その4:女性の服装が少々セクシー

もともとプロポーションがよいのですが、そこにきて結構ぴったりした服装を好んでいます。ちなみに、フィリピン都心でこそ女性の服装は変ってきましたが、田舎ではぴったりした服装や、ミニミニのスカートやパンツなどは気軽に着れません。注目を集めること間違いなしです。
では、なぜ外国ではそうした傾向になるのか?

これはあくまで予想ですが、フィリピンの女性はおしゃれに敏感であるのと同時に、そのおしゃれの方向が日本人のような「かわいい」系のファッションには傾かず、「セクシー」な方向に行きます。そして、海外で販売する欧米系の胸元がざっくりあいている服、ミニのスカートを購入し、日常的に着ることになります。
また、海外に出る=自分でお金を多少なりと稼いでいる。仕送りをしても、手元に残るお金でおしゃれを楽しむという人もいます。

じゃあ、男性は?

とくに目立った特徴はなく、あるものを着ています。

その5:フィリピン的英語

このあたりは、フィリピン人と思しき人物のそばに立って、そのしゃべっている声を聞きます。フィリピン人同士であれば、もちろんローカルの言葉を使用。しかし、外国人相手であればもちろん英語になります。フィリピン人はアジア圏の中で、一番?!英語が上手!(というと、マレーシアとシンガポール関係の人が怒りそうですが、これは後日なぜそう言い切れるのか?を説明します)*

フィリピンの人がしゃべる英語には特徴があります。母音をしっかり発音し、感情を込めると疑問形でなくても、語尾の音が上がります。(母音の発音がクリアなので日本人には聞き取りやすい英語だと思います)また、ときどきMe tooとするところをMe alsoと言います。英語的には間違いですが、これはフィリピンの現地語から来ており、ご愛嬌ということで。

そうした、特徴を聞いたら、まちがいなくその人はフィリピン人でしょう。
実は、前日ワークショップに参加したときに、英語発音の特徴から、フィリピン人を発見しました。

*参考
フィリピン人と英語 にフィリピンの英語について書いています。

追加として、多くのフィリピン人、私の旦那を含めて日本語の「つ」の発音が厳しい。「つくば」は「ちゅくば」になり、「つなみ」は「ちゅなみ」になります。かわいい(笑)と、時に旦那をいじめていますが、母語の影響を受けるのは何もフィリピン人ばかりではありませんよね。報復として(!)、日本人はLとRの区別がつかないとからかわれますが、本当に今もなお私自身苦労しています。

他にも、女の子はひいき目に見て、かわいい子が多い(こりゃ、完全にフィリピンびいきで主観的な発言!)こんな人を見かけたら、是非「フィリピンのご出身ですか?」と声をかけてみてはいかがでしょうか?

いくつか目立つ行動を書きましたが、日本人は日本人で日本を知るものからすると見分けがつきやすようです。


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