社会人になってから、手帳でスケジュール管理をするようになって久しく、これまでニーズに合わせて様々な手帳を使ってきました。年末に向けて、来年の手帳を何にしようかと、そわそわし始めるのは、毎年の行事。今は、多くがデジタル化して、手帳などアナログな!と思われますが、やはり自分の手で書く、その習慣を生む手帳というのは、いいことだと感じます。これまで、いろいろな手帳を使ってきましたが、これまで使った手帳をレビューし、その良し悪しについて検討します。
能率の手帳ーお堅いけれど、そつが無い優等生な手帳
能率は社会人になって数年使い続け、その後ほかの手帳に"浮気"したことがあったものの、最終的にはやはりこの手帳を購入してしまう、そつが無い素晴らしい手帳だと思います。
まず①レイアウトが選べる(週のスケジュールが左側に記入できる(週間レフトタイプ)を特に気に入っていました。)②持ち運びやすいサイズ③表紙がハードではないため、軽く、紙質もよい④価格が1000円前後から購入でき、お手頃であること。
サイズの割りに重くないのがよいので、とても機能的と感じる手帳。デザインはともかく、機能性と価格のバランス重視という方にはおすすめです。
しかし、上記の通り、おっさん臭い(すいません!)、黒手帳なので、手帳のデザインでモチベーションが上がらないという人は向かないかもしれません。
ほぼ日手帳ー遊び心にあふれ、クリエイティブにしてくれる手帳
一日ごとに振り返りを書きたいと思っていた年に購入した手帳。①文庫本サイズ②デザインの可愛さ③ページごとにかかれた言葉④レイアウトがよいこともさることながら、⑤見やすさがよくてこれも数年使用。
一日一ページは、文字だけじゃなくて、イラストを描いたり、何かを張り付けてもOKという自由度。とにかく、書いたり、貼ったり、自分の毎日を何らかの形で記録したいという人にも向いていると思います。
使ってみて:毎日手帳を持ち歩きたい私にとって、文庫本サイズかつ、軽い紙質!というのは、本当に神的です。そして、機能性も素晴らしく、ありがたいところ。デザイン重視の手帳に忘れられがちな、月の予定が一望できるページがあるので、月の予定も確認しやすいのがとてもありがたいです。フリーランスでグラフィックデザインをするようになってから使うようになりました。その日に浮かんだアイディアなども書くことができたのがよかったかも。
無印の手帳ーシンプルで柔軟な手帳
無印でも手帳が販売されています。周囲の友人で無印の手帳を使っている人に出会ったことがありませんが、シンプルで機能性ある手帳だと思います。
①日にちが書き込み式(思い立った日から手帳を使用することができるのがよい。)②価格がほかの手帳に比べて安い。③ノートサイズで軽い。
使ってみて:特に海外から帰国した時は、6月ぐらいで、1月はじまりの手帳を購入するには遅すぎ、4月はじまりの手帳でもすでに2カ月は過ぎていたため、日にち書き込み式のノートで大変重宝しました。値段は400円~と安価であること、ノートサイズであることから、普段からノートを持ち運ぶ人には同じサイズであることがとてもありがたい。
手帳に多くは望まないけど、という人には向いているのなぁと思ったところ。しかし、とにかく書きたい!人には物足りないかも。
Moleskineの手帳ー海外生まれの優等生的手帳
海外の本屋でも見かける、モレスキンの手帳は、シンプルなデザインで、控えめなフォントが印象的です。私が購入したのは、沢山あるタイプの中でダイアリータイプのちょっと持ち運びには重めの手帳しかし①世界地図が掲載されていたこと②クリーム色がかった紙の色と紙質が良かったこと③(シンプルな手帳のデザインとは不釣り合いなちょっとカラフルな)シールなどが含まれていたこと・・・
使ってみて:紙質が厚く、クリーム色の紙の高級感が感じられる手帳。世界地図あり、軽量あり、とにかく付録が充実しているのがさすが!と思いました。
しかし、モレスキン手帳は、大きなサイズで持ち運びには向かないサイズのものが多いこと、そして何よりも価格が高めです。モレスキンは様々な種類の手帳が売られているのですが、ダイアリータイプは少々重たいので、持ち運びが苦にならないあるいは、家用として利用したい人にはおススメ。
パウロコエーリョの手帳ー絵本のような手帳
「アルケミスト」の著者であるパウロ・コエーリョ監修の手帳。著者のファンであれば、購入したい手帳ではないかと思います。①ビジュアルが美しい(そのため、手帳を開くのが楽しみとなる)②著作から抜き出された言葉がちりばめられいることが特徴的。レイアウトについては、少々改善してほしいなぁと思うこともありつつ、この手帳の価値は一般的な手帳と異なることにあるのだと思っています。
使ってみて:手帳としての機能性については、正直◎とはいいがたい紙質。ペンがのりづらい紙質であるものの、手帳としての機能よりも、毎日何かを書くことを習慣化したい人、モチベーションを与えられる一冊かと思います。
あと、この手帳を手に取る人はきっと、パウロ・コエーリョの小説を読んだことがある人!なので、小説中の言葉の引用があるのは、魅力的かもしれません。
STAR PLANNNERー夢をかなえたい人のアツい手帳
とにかく、一歩、もう一歩先に進みたいと思った年に購入した手帳。手帳というか、書籍というか、とにかくこの手帳の監修者の指導が、毎月あり、振り返るページありと、至れり尽くせりの指導。①レイアウトが見やすい(月と週ごとに予定が書き込め、スペースが最大限使われている)②振り返りのためのガイドが秀逸(今週のタスク、今感じたいプラス感情、ルーティーン行動、今日の良かったこと、今日気が付いたこと、今日をもう一度やり直せるなら・・・等、週ごとのページに記入できるようになっているほか、今月の気づき、今週週間化できたルーティン行動など月ごとに振り返れる)③毎月事にメッセージがある。
使ってみて:よくできている(上から目線ですいません)手帳だなぁと思い、また、手帳というよりは、自分史を書くような印象を受ける手帳です。とにかく、何かを成し遂げたい人、この手帳は自分をガイドしてくれると思います。
ただ、毎日もっともっといろいろ書きたいという場合、そのためのスペースがないので、悪しからず。
本当に日本の手帳は至れり尽くせり
海外に生活するようになっても可能な限りは日本製の手帳を使用しています。日本の手帳は、レイアウト、スペースの空き具合、ペンがのりやすい紙質、邪魔になりすぎないフォントの大きさ、デザイン、持ち運びをかんがえたサイズもあり、本当に使用者である日本人の考え方およびニーズをよく考えている!と感動します。
それと比べると、海外の手帳がとにかくスケジュールがわかればいいというたぐいのなんと雑な作りであることか!スケジュールを管理するのは最低限のこと、さらに自分自身を管理していくツールとして手帳を利用したい私としては、海外の持ち運びや便利さは考えられておらず、やたらに重い、ハードカバーでがさばる、利用者の使用を想定しないレイアウト、紙質の良し悪しを無視した作りがなんとも我慢なりません(笑)。
ここ数年の間使用した手帳たち 分厚い手帳には、月ごとにすぐにめくれるように、タブを付けています! |
というわけで、現在生活する欧州アマゾンでも、日本の手帳を取り扱ってくれないものかと思っております。さて、来年はどのような手帳を使おうかなぁ。
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