食に関心の深い旅行者が楽しめる毎年恒例のイベント「ニュー・ワイン・フェスティバル(New Wine Festival)」が5月11日(土)に開催されました。春まっ盛りの5月にトビリシのムタツミンダ公園で日中に開かれるこのイベントは、新しくマーケットで販売される多数のワインが紹介されます。今年で10周年を迎えるこのイベントで何が楽しめるのか、会場まではどのように行ったら良いのか、ご紹介します。
会場のいくつかの場所で、ワイングラスとそれを首から下げることができる、小さなバックが販売されています。お値段は10ラリ。グラスを購入せずとも、各セラーのブースにて提供されるプラスチックのカップで十分ワインを楽しめますが、環境の保全、またワイングラスにはジョージア文字が書かれているため、使用後はお土産となるため、購入をおすすめします。
新作ワイン発表の場、ニューワインフェスティバル2019の会場の様子 |
イベントで楽しめることとは?
ワインのテイスティング
ワインフェスティバルの主な目的はテイスティング!2019年は250もの大小のワイナリーが参加、そのブースで新作のワインを試飲することができます。各ブース、ワインはおおよそ白と赤が置かれているほか、ロゼなどもあります。テイスティングとはいうものの、それなりの量をグラスに注がれます。各ブースでちょっとづつを愉しみ、ほどよい酩酊感を愉しめます。新ワインフェスティバルでのワインのテイスティング テイスティング!とはいうものの、注がれる量がテイスティングの量ではありません・・・ お酒に弱い方は、要注意! |
お気に入りのワインを購入
テイスティングを楽しむだけではなく、お気に入りのワインを見つけたら、購入することも出来ます。もちろん、フェスティバル後ワインセラーでも購入することは出来ますが、フェスティバルで出店している全てのワインがトビリシ市内全てのワインセラーで入手できるわけではありません。そのため、気に入ったら即買い。そして、その店主からどこで入手できるのかを聞いておくのがよいでしょう。
Nodar Baghashivili Wine Cellarのワイン ブログ「[ジョージア] ワインセラー(wine cellar)でお土産用ワインを購入!」 で紹介させていただいたワイン トビリシ市内にあるHistorical Wine Shop Marani Griboedovzeにて販売中 |
ジョージア風バーベキュー、ムツヴァディとワインを楽しむ
また、会場ではシャシリクあるいはムツヴァディと呼ばれる伝統的な串刺しのバーベキューが販売されており、ワインとおいしくいただけます。例年のことながら、バーベキューは大人気で、販売ブースは長蛇の列でした。その他、きゅうりとトマトのサラダも販売されています。こちらは有料ですが、野外でワインを楽しみながらのバーベキューはオススメです。シャシリクまたはムツヴァディと呼ばれる、ジョージアのバーベキュー |
パフォーマンス
開会時にはジョージアの伝統的な歌、ダンスが披露され、会場ではジャズやステージでローカルミュージシャンのパフォーマンスがありました。ジョージアの伝統的なワイン製造は、陶器で作られると聞きます。それらの陶器を作るデモンストレーションが行われておりました。民芸品の購入
ワインブースの対面に、民芸品、アクセサリー、革製品バックが販売されているブースもあります。人々の関心はもっぱらワインで、ブースでそれらの品々を購入する人たちはそれほど多くはなかったものの、ジョージア的なお土産品のショーケース。オススメは、革製のバック。デザインが個性的。見晴らしの良さ
トビリシ市内の至る所から見えるあのテレビ塔があるのがこのムタツミンダ。会場であるムタツミンダ公園は、標高800メートル。ブログ「[ジョージア] ソロラキの丘(Kartlis Deda View point):絶景スポットからトビリシ旧市街地を見渡す」で紹介した展望台(標高約400メートル)よりも標高が高い(標高約800メートル)ため、より遠くまで見渡せます。
市内の至る所から見えるテレビ塔がこんな近くに! かなり年季の入った塔であることが確認できます。 ちなみに塔の高さは274.5 mとのこと。 |
ムタツミンダ公園で遊ぶ
ムタツミンダ公園は、テーマパーク。そのため、ジェットコースター等のアトラクションもあります。子ども連れの場合、大人はワインを楽しみ、子どもたちはそれらのアトランクションを楽しむことができ、子どもたちは退屈しません。
とは言うものの、全てのアトラクションが運行中ではないことと、アトラクションによってはかなり古いため、安全面で心配に思うかもしれません・・・。
イベント参加時の予算
会場への入園料もなく、ワインのテイスティングにかかる費用の支払いもないため、基本的に無料。ただ、ワインのテイスティングを楽しみたい!というだけであれば、往復の交通費があればOKです。しかし、もしワインを大量に購入したいという場合(1本約10−15ラリ〜)、館内で飲食を楽しみたい、お土産品を購入したいという場合はそれに合わせたジョージアラリを持参すること。会場のいくつかの場所で、ワイングラスとそれを首から下げることができる、小さなバックが販売されています。お値段は10ラリ。グラスを購入せずとも、各セラーのブースにて提供されるプラスチックのカップで十分ワインを楽しめますが、環境の保全、またワイングラスにはジョージア文字が書かれているため、使用後はお土産となるため、購入をおすすめします。
New Wine Festival会場で購入したマイ・ワイングラスでテイスティング |
イベント参加時の服装
2018年のフェスティバルのときは少々肌寒い天気、2019年は温かくTシャツ等でも大丈夫なほどのよい日和で気温も20度程にあがりましたが、途中雨が降りました。ジョージアは日本と比較して湿度が低いため、日向では暑く感じていても、日陰はひんやり感じます。そのため、一枚上から羽織ることができる衣類をもって、参加するのがよいでしょう。ニューワインフェスティバル会場の様子 |
イベント開催時間
開催時間は11時から18時。12時に開会し、ステージではライブがあり、ワイングラス購入者にはくじ引きの発表があります。ワインだけとにかく楽しみたいという場合は11時ごろに会場に到着し、テイスティングをして、早々に帰るのがよいでしょう。イベントの雰囲気や音楽など楽しみたい場合はライブが本格的にはじまる12時半以降を目指して行くのが良いかと思います。イベントのピークはおそらく午後の3時から4時、かなり混雑します。
会場へのアクセス
会場へのアクセスは、バス(90、124)、ケーブルカー、タクシー等があります。公共交通機関は基本的に混みます。バス
バスの乗車料金は50テトリ(0.5ラリ)。山道をゆくため時間が30分弱ほどかかります(混雑状況による)。往路の場合バスはトビリシの中心街であるルスタベリ通りを通る124番の方がバス90番よりも混むため、バス90番を利用するのが良いでしょう。復路のバス利用は可能です。昨年は、公園の近くまでタクシーや自家用車が通行できたため、それらが道を塞いで、公共交通が完全に麻痺していましたが、今年度はタクシーや自家用車を公園の近くまで侵入させない措置をとっていたため、定期的なバスの運行がありました。そのため、バスの利用は可能です。しかし、大変混雑します。ケーブルカー
ケーブルカーの乗車料金は2ラリ。所要時間は、約6分程。混雑します。常に長蛇の列ですが、定期運行しているため、利用しやすいでしょう。タクシー
タクシーの乗車料金はタクシーアプリを使い10ラリ以下ですが、アプリを使用しない場合は、15から20ラリです。上記にある通り、今年度はタクシーの交通を規制していたため、タクシーから下車して更に歩かなければならず、費用対効果からもあまりおすすめしない交通手段です。徒歩
ハイキング気分で、徒歩でもアクセス可能ですが、ゆっくりの徒歩で1時間弱を要します。まとめ
地元民も大いに楽しむことはもちろん、観光客にもジョージアワインの良さや文化を知ることができるイベントだと思います。5月にジョージアを旅行する予定がある場合は、「New Wine Festival 2020」等と検索し、日程を調べて、その日程に重なるようにジョージアを訪問することをオススメします。関連ブログ
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