ニノイアキノ国際空港(NAIA)では、銃弾を乗客バックに紛れ込ませX線検査で引っ掛かったお金を持っていそうなフィリピン人、とくに海外出稼ぎ労働者(OFW)や外国人に対して口止め料(最大3万ペソ)ほどを要求するという事件が起こっています。
空港はその国の玄関にも関わらず、大変残念です。特に、日本人は脅しに対してすぐにお金を払うため、格好のカモになっているそうです。
X線の検査を行う担当官は、罰金をその場で受取、そのうちの60%がX線検査を行う担当官に、残り40%は薬莢・銃弾を鞄に忍ばせた人物に渡るようです。
空港サイドは、空港職員の事件関与を否定しているものの、空港職員以外誰がこのようなことができるのでしょうか。事件の報道が散見される2015年には銃弾の押収件数が100件以上となり、前年20人前後から飛躍的に増加しました。
また、フィリピン人旅行者も多く被害に遭っているため「自国内でこんなことがあるなんて残念」と答える旅行者も。
こういうニュースでまたフィリピンってやっぱり残念な国・・・と思われてしまうのが悲しいです。空港は国の玄関口。空港でこうした事件が発生するというのはやはり恥ずかしいことと認識、国会議員もこの事件を受けて、さらなる調査を求めています。
国会で取り上げられ、政治家が関与し始めて、事件は収束しつつあるように見られますが、注意が必要です。
===================================================
ランキングに参加しています :) 記事の内容お役に立ったらクリック、ご協力お願いします。
にほんブログ村
また、フィリピンの「これ」を知りたい!というテーマ、イベント、事件、などありましたら、コメント残していってください。
Another Naia flyer complains bullet in bag ‘planted’
空港はその国の玄関にも関わらず、大変残念です。特に、日本人は脅しに対してすぐにお金を払うため、格好のカモになっているそうです。
銃弾混入恐喝事件tanim-bala scamとは?
銃弾の埋め込みはtanim-bala scamとして知られています。旅行者の荷物に銃弾、あるいは薬莢をこっそり忍ばせ、荷物検査でその所持者をしょっぴくというもの。銃弾も薬莢も、もちろん持ち込みが禁止なので、空港職員はそのことを告げ、恐喝するという手口。実際どのように行われているのか?
spotter と言われる犯罪者は、まず空港内でターゲットを見つけます。人混みにまぎれて、ターゲットの所持する鞄に薬莢を忍ばせます。通常は鞄のポケットですが、鞄の中にこっそりと押し込むこともあります。そしてそれを知らない乗客はX線検査の際に薬莢が発見され、X線での荷物検査を行う担当官に罰金の支払いを命じられます。それに従わない場合は、罰則対象になると脅かされます。X線の検査を行う担当官は、罰金をその場で受取、そのうちの60%がX線検査を行う担当官に、残り40%は薬莢・銃弾を鞄に忍ばせた人物に渡るようです。
空港サイドは、空港職員の事件関与を否定しているものの、空港職員以外誰がこのようなことができるのでしょうか。事件の報道が散見される2015年には銃弾の押収件数が100件以上となり、前年20人前後から飛躍的に増加しました。
銃弾のペンダントも要注意
銃弾の持ちこみは禁止されているのは、銃弾から作られたお守り・ペンダントもそのその対象になっており、そういった「うっかり」のケースも見られます。実際、著者も薬莢で作られたペンダントを頂いたことがあります。しかし、言われるまで、それが銃の薬莢だとは気が付きませんでした。
フィリピン側の反応
NAIA、とくにターミナル1は施設の古さ、老朽化、サービスの悪さで世界でワースト○○の空港。そうした汚名を返上すべく「It's more fun in the Philippines」というスローガンを打ちたて、観光客誘致を行っているフィリピン観光省ですが、この事件で観光客が減るのではないのかと懸念されています。
また、フィリピン人旅行者も多く被害に遭っているため「自国内でこんなことがあるなんて残念」と答える旅行者も。
こういうニュースでまたフィリピンってやっぱり残念な国・・・と思われてしまうのが悲しいです。空港は国の玄関口。空港でこうした事件が発生するというのはやはり恥ずかしいことと認識、国会議員もこの事件を受けて、さらなる調査を求めています。
国会で取り上げられ、政治家が関与し始めて、事件は収束しつつあるように見られますが、注意が必要です。
空港での流しのタクシー(白タク)が残念な件も合わせて解決してほしい
また、空港と関連し、フィリピンに上陸後問題となるのはタクシーのぼったくり、態度の悪いドライバー、時にコワイドライバーの問題。
NAIAのターミナル間移送のバスがあるものの、空港間の移動にタクシーを使う客人も多い。しかし、このタクシーが曲者で移動距離がたったの1~2キロほどの距離にも関わらず数100ペソ(最大1,000ペソを要求するという悪質なドライバーも。1,000ペソは日本円で2,000円。距離にして1,2キロに支払う額では到底ありません。)を要求するというケースを聞く。空港間の移動をながしのタクシーであれば100ペソもあれば十分である。NAIAのターミナル1と2は非常に近く、ターミナル3もそれほど遠くはない。
空港は国の玄関。ぼったくり、かつ横柄なドライバーに国の印象を悪くするのではと、時々出会う悪質なタクシードライバーに少々残念な気持ちです。
空港は国の玄関。ぼったくり、かつ横柄なドライバーに国の印象を悪くするのではと、時々出会う悪質なタクシードライバーに少々残念な気持ちです。
外国人観光客は、身辺に気をつけつつ、フィリピン滞在を楽しんでほしいと思います。
===================================================
ランキングに参加しています :) 記事の内容お役に立ったらクリック、ご協力お願いします。
にほんブログ村
また、フィリピンの「これ」を知りたい!というテーマ、イベント、事件、などありましたら、コメント残していってください。
関連ブログ
フィリピンの治安:本当に危ないのか?どうしたら危険を回避できるのか?
フィリピンの治安:危険を避けるためにできることは?
参考ウェブサイト
Miriam backs probe on ‘bullet-planting’ at NAIA
http://www.philstar.com/headlines/2015/10/31/1516768/miriam-backs-probe-bullet-planting-naia
Another Naia flyer complains bullet in bag ‘planted’
http://newsinfo.inquirer.net/724782/another-naia-flyer-complains-bullet-in-bag-planted
スポンサーリンク
スポンサーリンク
0 件のコメント :
コメントを投稿