空港でのトラブルを避けるために!フィリピンの空港利用、到着・出発時に気を付けること

フィリピンの空港で気を付けることは、基本的には他国の空港で気を付けることと特に変わりはありません。 

フィリピンにおける犯罪は,日本に比べ,凶悪事件(殺人,傷害・暴行,強盗,婦女暴行)の割合が高く、裕福と見られている日本人を含む外国人は、それら犯罪特に強盗・窃盗等の標的になる可能性が高くなります。

主に主要都市部の繁華街・観光地において、日本人が犯罪被害に遭う事案が発生していますが、空港も例外ではありません。フィリピンの空港利用時に気をつけたらよい基本的なことを旅行者向けにまとめてみました。

NAIA到着待合場所の電光掲示板
NAIA ニノイアキノ空港ターミナル1の到着待合場所の電光掲示板

到着時に気をつけること

置き引き・スリのリスク

荷物を引き取る場所でのスリ、置き引き。自分の預け荷物を取りに行く時には、当たり前ですが、絶対貴重品を置いていかない。

一人旅でトイレなどに行きたい場合は?大きな荷物を持つ前に、お手洗いを済ませておくこと。万が一、空港のお手洗いはスペースがあるので個室内に持ち込む、最低個室の前に置いておく。

旅の出会いは楽しいもの、けどむやみに信頼しない

ひとをむやみに信頼しない。旅とは人との出会いも1つの楽しみですが、オープンすぎると困ったことになります。(例:空港で親しくなった人に荷物を預けて、トイレに行っている間に荷物を持っていかれた。これはフィリピン人の友人の友人に起こったこと)

強引なサービスにはNO

荷物運び屋さんが、時に強引なサービスをしている時があります。本人に断りなく荷物を持っていってしまうなど。ホテルの送迎サービスなどをお願いしていない限り、無料のサービスなるものは存在していませんので、支払う気のないサービスははっきり断ること。トラブルの元です。

残念ながら”冗談で”お金をせびる人がいるようですが、スルー(無視)してください。(日本人の友人が到着時に空港で数人に声をかけられたようです)

宿泊先まで移動手段は安全を最優先

空港から宿泊地まで公共交通手段を乗り継いで行くことも場所によっては可能です。しかし、不慣れな故に夜間に到着したばあいは、空港タクシーを利用すること。空港タクシーには、専用のカウンターがあり、行き先に応じた値段表があります。値段の目安は、空港からケソン市(ケソン・メモリアルサークル)周辺までは、700~800ペソです。割高ですが、値段は固定されています。現在はUberなどのサービスがおススメです。

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空港間移動で高い移動費を要求される

時々あるのは、空港間の移動。フィリピン到着後国内線を利用する場合は、ターミナル間1、2、3、4を移動しなければならない場合も。ターミナル間を結ぶ無料シャトルバスがあります。ターミナルによってシャトルバスと書かれていたり、トランスファーと書かれていたりいろいろですが、無料バスが存在しますので、タクシーを利用する必要はありません。

しかし、バスの頻度は時間帯によってかわります、タイムスケジュールもないため、急いでいる場合はタクシーの利用となります。タクシーの料金は距離によりますが、ターミナル1から2までの間は100ペソもかかりません。また、ターミナル1からターミナル3も150ペソほどの距離。実際は、高い値を言われることが多い空港待機の白タクでもありますので、空港間の移動だけで500ペソ以上などと言われたら、きっぱり断ってください。そんなにかかりません。

帰国時に気をつけること

空港職員の汚職・恐喝

今はあまり聞きませんが、空港のスタッフがいちゃもんをつけてお金を罰金と言う名目で観光客から奪うというケースを聞いたことがあります。

お金が必要となるのは、チェックインで重量をオーバーした場合と空港税の550ペソです。それ以外でお金を求められることはありませんので、空港職員が何かを理由にして金銭の支払いを求めた場合はどうするか?

もちろん、きっぱりと断ること。しかしそれが何らかの事情で難しい場合は、周辺にいる人(信頼できそうなフィリピン人や外国人客)を巻き込みます。巻き込み方は、自分の置かれた状況を大きな声で、しかし落ち着いて周りの人に聞こえるように話す、あるいは他の人にアプローチをして説明します。

ただ、気をつけてほしいのが、感情的になって空港職員をなじったりしないこと。事が余計に厄介になります。

ブログ「気をつけて!鞄に銃弾を入れられる銃弾混入恐喝事件が多発、フィリピン、ニノイアキノ国際空港(NAIA)

X線検査で目を離さない

荷物検査でX線に通す時には、自分の貴重品から絶対目を離さないように。X線に荷物を通した時に貴重品を前の人に持っていかれてしまったというケースもあります。しかし、人が詰まっていて、荷物だけが先に行ってしまうということもただあります。ですのであからさまに貴重品と見えるように財布のみトレーなどに直接置くということは避けたほうがよいでしょう。小さいポーチなどもそれごと持って行かれる可能性もありますので注意です。(アメリカの空港で実際目の前で起こりました)

他の人の荷物は決して引き受けない

預けの荷物はエコノミーで最大23キロというのが相場のようです。そこに来て、重量をオーバーして高い追加料金を払わなければならない人もいます。追加料金はとても高いので、「申し訳ないけど、この荷物をあなたの荷物に入れてほしい」などと頼まれることもあります。著者もフィリピンの地方空港で頼まれたことがありますが、断りました。

追加料金は高いので同情する気持ちはありますが、それらは絶対に引き受けないこと。違法なものが含まれていることもあります。

空港は怖いところ!異国はだますか、だまされるか!という場所という印象を持って頂きたくありませんが、バランスのよい緊張感は必要なようです。
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