かなり前編でおなか一杯な感もありますが、残り5つのスポットも紹介します。
6.海中の楽園ートゥバタハ岩礁海中公園(Tubbataha Reefs Natural Park)
フィリピン諸島の南西にあるパラワン島の東の岩礁と珊瑚礁を総称する海中公園で、600種もの魚類、13種のクジラ、360種のサンゴを有する世界の中でも最も生態系が豊かな場所の一つです。1993年にはフィリピン初のユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録され、2009年に登録範囲を拡大し、トゥバタハ岩礁自然公園となりました。(c)National Geographic
7. サーファーの聖地ーシャルガオ島(Siargao Island)
シャルがオ島は、ミンダナオ島の北東部に位置し、毎年9月にはワールドクラスの「シャルガオ サーフィン杯大会」が開催されることで知られています。大会時には、世界中から約100名を超えるサーファーが集まり、クラウド9の極上の波に乗って勝敗を競います。クラウド9は、同島のジェネラルルナのサーフポイントで、チューブ波といわれる巻波が楽しめる、サーファーに人気のスポットでもあります。サーフィンをしない場合でも、その他マリンスポーツが楽しめます。人気俳優の映画のロケ地にもなり、フィリピンでもその美しさが知られるようになりました。
関連ブログ「[映画] SIARGAO (シャルガオ島) は観光プロモ映画?! - MUST GO シャルガオ島」
8. プエルト・プリンセサ地底河川国立公園ープエルト・プリンセサ(Puerto Princesa Underground River)
プエルト・プリンセサは、フィリピン南西部に位置する島で、見どころ盛りだくさんの島です。特に知られるのが、1999年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録され、2012年には世界7不思議の一つとされた「プエルト・プリンセサ地底河川国立公園」です。この河川は、全長8.2km、天井の高さ6.5m、潮の干満によって変わる水深は最大で14mで、セント・ポール山地の鍾乳洞内を流れる、海に繋がっています。そのため河川の下流部分は潮の干満の影響を受けて、独特の生態系を有しています。
(c)Puerto Princesa Underground River
9. 北の孤島、バタネス(Province of Batanes)
バタネスフィリピン北部カガヤン・バレー地方に属するフィリピン最北の州です。州都は地方自治体の1つバスコ(Basco)です。島に大きな都市はなく、アクセスは、船とセスナ機のみです。漁業で生計を立てており、島が台湾に近いこともあり、一般的フィリピン人よりも、台湾の先住民族、タオ族に近いといわれています。映画「Batanes: Sa Dulo ng Walang Hanggan(バタネス:永遠の終わりに)」が作られてから、人気が高まり、シーズンによっては数少ないルソン島とバタネスをつなぐ便は満席であったり、また空港運賃が高めであること、台風でそれらの便が欠航することなどから、気軽な観光地とはいかないようです。しかし、島と太平洋を望む絶景、独特の文化は、フィリピン人にとっても異国を感じられるようです。
10. 活火山マヨンーMayon volcano
マヨン山は、フィリピンの100ペソ札の裏面にプリントされている、富士山のようなきれいな円錐形が印象的な山です。マヨン山は、ルソン島南部ビコール地方にあります。マヨンは、この地方のビコール語の「マガヨン(美しい)」に由来しています。美しい山ですが、マヨン山は活火山であり、現在も折小規模な噴火を繰り返しています。時々夜には火口のマグマを観ることができます。2014年には火口から溶岩が流れ出し、約5万人が避難しました。過去400年で、50回の噴火を繰り返していますが、1814年2月1日に起こった噴火が、記録に残る最も破壊的な噴火です。溶岩流が山から10kmのカグサワまで押し寄せて、1,200人以上の死者を出しました。溶岩流に半分埋もれたカグサワ教会が残っております。
ビコール地方アルバイ、カグサワ教会 |
関連ブログ「フィリピン、ビコール地方、マヨン山避難民支援」
「ビコール地方、ピリッと辛い唐辛子のアイスクリーム(Sili Ice Cream)」
ご紹介した観光名所の多くが、自然を楽しめる海や山となりましたが、7,000以上の島国であることから、フィリピンに行って楽しむべきは自然、特に海だと思います。もちろん、アウトドア派ではない!という人もいますが、フィリピンは島国であると同時に高い山でお互いの村が隔てられている地形も多く、地域ごとに異なる文化も楽しめます。
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