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[映画] SIARGAO (シャルガオ島) は観光プロモ映画?! - MUST GO シャルガオ島

フィリピン映画俳優ジェリコ・ロザレス出演の映画「SIARGAO(シャルガオ島)」はフィリピンの美しい自然、ややもすると、同地の観光プロモのような様相ですが、その魅力を存分に観て楽しめる映画。

同映画は、2017年12月25日にロードショー、43回のマニラフィルムフェスティバルで、10の表彰部門のうち、ベストピクチャーの次点、ベスト・ディレクター、ベスト・シネマトグラフィー、ベスト・サウンド、ベスト・エディティングなどの6つを受賞しました。

映画「SIARGAO」オフィシャル予告編

映画のあらすじ

マニラの混沌とした生活から抜け出し、休みを取るために故郷のシアルガオ島に帰省したミュージシャン、ディエゴ（ジェリコ・ゴザレス）。 そこで、彼はvlogger（ビデオブログ作成者 ）のラウラと出会います。
お互いは惹かれつつも、ラウラはマニラに残した彼との関係を想い、ディエゴも故郷に残した女性、アビを含む彼の過去に直面することになります。両者のもつれた関係はどうなるのか・・・

故郷への帰還、キャリア（ミュージシャンとしての夢）、恋愛、などが映画のテーマですが、それ以前に映画の背景となっているSIARGAO (シアルガオ島)の美しい自然に、是非同島へ行きたいと思ったのは著者だけではないはず！むしろ、映画の内容よりもSIARGAOの美しい映像に見とれてしまいました。

ちなみに劇中出てきた2人、ディエゴの友人エドガーを演じていたルーク・ランドリガン(Luke Landrigan)、ウィルマーを演じていたウィルマー・メリンド(Wilmar Melindo)は、フィリピンを代表するサーファー。こんがりと焼けた肌は、「本業」の故。

サーフィンの名所、シアルガオ島

シアルガオ島は、ミンダナオ島の北部、マニラから800キロ、北スリガオ州に属しています。島はサンゴ礁に囲まれ、白砂のビーチもあります。

中空の巻き波「Cloud9(クラウドナイン)」で、世界的に定評があり、サーフィンのメッカとなっています。見事な巻き波は圧巻です。また、サーフィンの世界大会、シアルガオ・クラウド９サーフィン杯"siargao cloud 9 surfing cup"が毎年行われています。

島の太平洋岸はフィリピン海溝の端に位置しているため、その深さ故に常に海のうねりが生み出されています。特に南西季節風ハバガット(habagat)の時期である8月から11月に顕著で、サーフィンのシーズンです。

サーフィンをしない場合も、近隣の島への日帰りツアーや、スキューバダイビングなどを楽しめます。絵に描いたような青い空と青い海、観光化され切れていない、フィリピン田舎の素朴な美しさも経験できます。

フィリピン観光省がリリースした最新の観光誘致のためのプロモーションビデオ「ANAK」で現れた海面が美しい「Enchangted river」は東部ミンダナオ島（同島から300キロ弱の距離）。

ブログ「「Anak」・・・悪くはないけど、違和感？フィリピン観光省のプロモーション」

ローカルへの影響

スリガオ杯は一代イベント、そのためまちの観光業は潤います。地元経済にとってはありがたいことです。ただ、外国人も多くなり、ビキニなどで町をあるく観光客がおり、保守的なフィリピン人ローカルが嘆いていました。

治安は？

そもそも、治安がよくないミンダナオ島の一部なんて！！！危ない場所、と思われます・・・外務省の海外安全のページではレベル２に分類されています。レベル２は、不要不急の渡航はやめてください、渡航する場合には特別な注意を払うと共に十分な安全対策をとってくださいと言うレベル。レベル２とのことですが、ローカル曰く、同地は観光業で成り立っておりますので、一定の安全は保たれています。ただ、もちろん、フィリピンの他の地に旅行する以上に気をつける必要があります。

行き方

以前は直通便がなかった同地。スリガオに行き、その後船で同島に渡っていましたが、セブ・パシフィックがマニラ・シャルガオ島間を毎日就航しています。直通の便で2時間20分、がありますが多くはセブを経由しています。セブ経由の便の方が安価なようです。

今年の夏は、SIARGAOで。

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