[ジョージア] 空飛ぶ鳥の目で見下ろす風景、プロペラ機でのメスティア・トビリシ間を移動の様子とその方法

トビリシ・メスティア間は車で8時間から9時間(途中休憩を入れて)を要します。長旅にお尻と腰が痛くなること必須のこの旅は、一度経験したらしばらく味わいたくないもの。これを避けることができる唯一の方法は、空路。メスティア・トビリシ間に空の便があります。これが利用できれば、わずか50分でメスティア・トビリシ間の移動が完了します。
メスティア・トビリシ間の空の移動についてご紹介します。

メスティア・トビリシ間を運航するプロペラ機 Mestia-Tbilisi Flight
メスティア・トビリシ間を運航するプロペラ機

メスティア・トビリシ間の空の旅とは?

メスティア・トビリシ間で利用されるのは、20名定員のプロペラ機!。この移動により、わずか片道50分でトビリシ/メスティアを移動することが可能となります。片道90ラリ、一日一便しか飛行しないこの航路は数ヶ月前からすでに満席。そのため、予約が取れたら奇跡!
メスティアの上空から撮影
メスティアの上空から撮影

町並みを眺めることができる2万フィート

プロペラ機は2万フィート(約6100メートル)以下を飛ぶため、町の様子を上空から見ることができます。ある程度ジョージアの地理を知っている場合は、おおよそどの町の上空を飛行しているのかがわかります。ジェット機に乗る以上に空を飛んでいる感がスゴイです。しかし、プロペラ機はジェット機(一万メートル)に比べて飛行高度が低いため、気象条件に左右されやすいのが難点です。



メスティアを上空から眺めて
メスティアを上空から眺めて
片手にスマホでビデオ撮影していたため、ぶれていますが、爽快な眺めでした
メスティアを上空から撮影
メスティアを上空から撮影

優雅な飛行?

高度2万フィートの眺めは、まさに鳥になったような気分。特にコーカサス山脈の美しくも厳しい山岳の風景、眼下に広がる町を眺めながら、優雅に飛行・・・とはいかず、プロペラ機の周期性を伴う騒音は声が掻き消えるほどの大きさで、飛行中はその騒音に耐えねばなりません。

プロペラ機の音は約90デジベルと言われています。ちなみに80デジベル以上でかなりウルサイと感じ、100デジベルは電車が通る際に高架橋の下できく音の大きさとのこと。
メスティア・トビリシ間を運航するプロペラ機
メスティア・トビリシ間を運航するプロペラ機
著者が乗車した際には、この音の大きさに対抗するかのように真後ろに座る乗客が怒鳴るようにして話す声が聞こえ、うるささ倍増という具合でした(大声で話すものだから、会話の内容まる聞こえ。)。また、座席もそれほど広くはない(バジェットエアの座席ほどか)ため、体格のよい人にとっては飛行時間は少々苦痛かもしれません。
メスティア・トビリシ間を運航するプロペラ機
メスティア・トビリシ間を運航するプロペラ機の内部
座席を見るとかなり年季が入っていることがわかります

空路利用の方法ーチケットの入手、料金、スケジュール、空港までのアクセス

チケットの入手方法

現在、メスティア・トビリシ間の運行を行っているのはたったの一社、バニラスカイ(Vanilla Sky)。トムクルーズの映画のタイトルと同じですが、両者の関係は全くありません。この会社に連絡して、予約します。ウェブサイトがあり、そこからの予約が可能なように見えるのですが、2019年8月現在は、なぜかトビリシ・バトゥミ間しか、オンラインでの予約ができません。

その為、著者はまず、トビリシの彼らのオフィスに電話連絡し、空きを確かめ、その日から一日以内の支払いをすることで、予約が確定しました。え、じゃあトビリシにいないと、メスティア・トビリシ間の航空券は入手できないの?ということになりますが、現在のシステムではそのようになっています。

理由は、希少性の故でしょう。前述の通り、20席で一日一便しかないこの飛行機は、すぐに満席となります。もし、海外からのオンライン予約が可能となれば、お金に余裕がある外国人が購入し、地元の人が利用できないということがただあるのではないかと思います。
メスティア・トビリシ間の空のサービスを提供するバニラ・スカイのトビリシオフィス
メスティア・トビリシ間の空のサービスを提供するバニラ・スカイのトビリシオフィス
大通りに面していますが、こじんまりとしています
ただし、キャンセルが出ると利用できるチャンスもあります。実は、著者が予約したのは、出発のひと月前。通常は座席がないところですが、ちょうどキャンセルが出て、予約することができました!そのため、確認する価値はあると思います。

料金

2019年8月現在は、片道90ラリです。これは陸路での交通費の約3倍とはいうものの3,600円ほど。これで、あの8時間の日程を免れることができるのなら、安いもの。この料金には、トビリシ中心地からムツヘタ地域にあるナタフタリ空港までのバン(マルシュルートカ)の料金も含まれています。ナタフタリ空港はトビリシの中心地から北30キロの位置にあり、車で30分少々かかります。ナタフタリ空港までのアクセスはあまり良くないので、このバンを利用するのがベスト。

ナタフタリ・トビリシ中心部を運行するマルシュルートカ(バン)
天候、その他の事由によってフライトがキャンセルとなった場合は、チケット代金が全額返金されます。また、個人の理由でフライトをキャンセルしたい場合は、3日前までキャンセルが受け付けられ、全額返金されます。また、この料金には荷物(手荷物・預けすべてを含めて)トータル15キロが含まれます。

スケジュール

トビリシ、ナタフタリ空港発のメスティア(タマル女王空港)行は、朝の9時発。メスティアを11時に出発。所要時間は50分です。
公式ウェブサイトでフライトスケジュールが確認できます。(バニラスカイフライトスケジュールはこちら

空港までアクセス

トビリシでの乗車場所は、バラ革命広場の大きな自転車のモニュメント前。出発時間から逆算して、1時間45分前にバンは空港に向けて出発します。つまり、トビリシ・メスティア間は9時ちょうどに飛び立つため、集合場所からバンがナタフタリ空港に向かう時間は7時15分。そのため余裕をもって7時には集合場所にいるのが良いでしょう。

Queen Tamar Airport タマル女王メスティア空港
メスティア空港/タマル女王空港(Queen Tamar Airport)


もし、フライトがキャンセルになったら?それでもメスティアに行きたい場合は?

そのため、知人・友人が同地を旅する時には、ズグディディ等の都市で一泊して、翌日メスティアに向かうことを推奨します。長時間の移動は変わりませんが、かろうじてお尻がものすごく痛くなるという状況をさけることができるでしょう。

メスティア・ズグディディ間を往復するマルシュルートカ
メスティア・ズグディディ間を往復するマルシュルートカ
トビリシ・メスティア間の移動は、約35ラリで8時間を要します。ズグディディで、マルシュルートカを乗り換えますが、料金はトビリシ・メスティア間を通しで支払った場合は、再度払う必要はありません。もし、ズグディディで一度下車したい場合は17ラリ、

スポンサーリンク

スポンサーリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿

Subscribe