[スイス旅行] スイス滞在、びっくりの物価!

スイスで年末年始を過ごしました。日本人憧れの土地、スイス。アルプスの少女ハイジを見て育った世代からみると、美しいアルプスの山が印象的で、いつか訪れたい土地となったに違いありません。

スイス、チューリッヒ中央駅前からの眺め

ここチューリッヒは、チューリッヒ湖を望む美しい風景が広がり、街を横切るように流れるリマト川沿いの歴史的建造物が中世の面影を残し異国情緒を誘います。弾丸旅行とは異なり、のんびりとここ数日を過ごすことができましたが!一つ問題が・・・物価が高い。

スイスの物価高い!

著者の生活するオランダだって、ヨーロッパ。なので、それなりに御値段が張るものはあります。しかし、ここは格段に高い。

相場はどんな感じ

スイスの小売業最大規模で展開するMigros
街の至る所で見かけます。
スイスのチューリッヒに本部があります
食料品はオランダの2~6倍高い。例えば、パン、卵、油、塩などの値段は以下(スイスの大衆的スーパーマーケットMigros調べ)調べは以下の通り。卵は、10個で3.2フラン(約360円)、Migros ブランドではもう少し安価な品もあります。

現在、1フランは114円です。




油で、Migrosブランドで2.5フラン(約285円)。自社ブランドでないものは5,6フランします。
*オランダでは類似品が1.5ユーロ



パン、小さめの一斤は1.10フラン~(約125円)

この写真の食パンは、日本で通常販売されている食パンの2/3サイズ。*オランダでは、日本の二斤分ある食パンが1ユーロ~購入可。米食ではないスイスですが、米の値段は1キロ5フラン前後。

スイスでは、ミニ食パンよりは、どうせ高いなら、ばら売りの焼き立てを購入した方がよさそうです。
小さめの食パン

パン

青梗菜は小ぶりのもので2フラン。これはまだ序の口で、長ネギが2本で5フラン(570円)、白菜が3ユーロ前後。
小ぶりの青梗菜~1.9フラン 
特に高いのがお肉。純スイス産の鶏肉は猛烈に高いとのこと。ポーランドを中心とした近隣の国からの輸入となると値段が少々安くなります。スイスで食肉を生産する際には、細かいルールがあります。その一つが、家畜の病気予防のための薬の投与は禁止。それによって病気のコントロールが難しくなってしまいます。これが鶏肉の価格が高い理由の一つと聞きます。

鶏肉 370グラムで12フラン (約1368円)日本では、スーパーでちょっとしたよいお刺身とかが購入できます。

ちょっとだけ安いもの

ちょっと安いものの代表はミネラルウォーター。しかしそもそも、宿泊先の水道水は飲めます。ヨーロッパの大体の地域で水道水が飲めるので、珍しくはないと思いますがさらに言うと、水の質が極めてよいらしいです。著者はそういうことは詳しく分からないのですが、アルプスからの水とのこと。そういう意味ではミネラルウォーターが安くてもあまりうれしくないかもしれません。水は、1リットル1フランほど。

ドイツ系格安スーパーの進出



近年はドイツ系のスーパーも店舗展開。オランダでも有名なドイツ系格安スーパーALDIやLIDLも進出しています。しかし、格安を誇る彼らのアプローチもスイス国内では異なり、良い品で勝負しようとするのだとか。そのため、オランダにあるそれらのスーパーで並ぶ品物とは少々異なるようで、安けりゃいい!ということではないようです。

なぜこんなに物価が高いのか

物価が高い理由をスイス在住の友人やスイス人友人に聞くと以下のような答えが返ってきました。
1) スイス人の人件費が高い
2) スイス人はスイスブランドを大切にする

スイスの平均年収の高さは世界でも1,2を争います。そういう意味で、人件費は高くなっています。それが価格に反映されてしかるべきでしょう。

小さな御寿司のパック、12フランほど・・・
上記のように格安スーパーもあり、実際利用者も多いようです。そして、四方を囲まれた国として、物価の比較的安い近隣国で週末に買い物を済ませるという選択肢もあります。そうすると食費が2/3ほどに抑えられるようです。

しかし、一般的スイス人はスイスの食料品店に行き、買い物をします。国産、国内消費を行い、社会が循環可能となるわけです。スイス人のスイス愛は強く、こうした消費行動にも表れているように見えます。

スイス滞在期間中の食費は、オランダの2~3倍の値段です。とくに、今回は一人なのにも関わらず、思いのほか食べ物に関する出費が高くなりました。出費だなぁ・・・とおもいつつも、こうした所からスイス人の価値観、そして自分たちの国は自分たちで維持していくという心意気のようなものを感じられました。


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