外国人が見て奇妙に感じるオランダの習慣5選

 西欧の一国オランダ、何ら驚くべきことはないのではと思われますが、実は時々首をかしげる風習も実は少なくありません。その中から5つを紹介します。

1.クッキーは一つだけ

オランダ人のお宅に招かれると、コーヒーか、お茶を勧められると同時に、お茶請けも出されます。しかし、お茶請けとして出されたお菓子は、一人一つだけ・・・。お客さんが食べたい分だけ食べたらよいのではと思われますが、クッキーは入っている入れ物ごと渡され、その場で一つを取ってホストに返し、そのホストはクッキーの缶を台所に持って行ってしまいます。

クッキーとコーヒー
オランダのお茶請けのクッキーは缶のままだされることしばしです(笑)
冗談かと思っていたら、オランダ人の友人宅、クッキーを缶のママ手渡されたこともあります。
(c)フリー素材.com

2.地味な誕生日パーティ

オランダでは、誕生日は、輪になってお茶やコーヒー、ケーキを食べて誕生日を祝います。楽の音量が大きすぎたりして、近所の人によって警察が何度も呼ばれたり、誰かが隅で気絶していたりするのがパーティーだと思っている人は(こういうパーティーもむろんありますが・・・)、輪になって座ってコーヒーを飲むのがほとんどです。
ちなみに、ケーキは一切れだけ!ですので、くれぐれも2切れとか取らないように(笑)あまりにもお腹を空かせた友人が2切れ目を頂こうとしたら、注意されたのだとか(笑)


3.家の庭で日焼け

オランダは、海洋性気候であるため、緯度の割には温暖ですが、雨と曇りが多いのが特徴的です。そのため、日光はとても「貴重」です。そのため、日本人には肌寒いと思われる気温でも日がでていれば、庭先にリクライニングチェアなどを出して、日向ぼっこ、あるいは日焼けのための日光浴をしている人たちの姿を見かけます。住宅街の軒先で、短パンサングラス、リクライニングチェアで日向ぼっこ/日焼けしている人たちの姿は、なんとも不思議です。

4. 自宅での出産

オランダの出産予定者は、破水後に病院に行くのではなく、陣痛中は自宅で過ごすことを好み、緊急時にのみ臨床支援を受けるのみです。この習慣は外国人にとっては非常にショッキングなことだと思いますが、オランダでは非常に一般的で、ほとんどの自宅出産は比較的スムーズに進みます。妊娠初期から助産婦と連絡を取り始め、妊婦が特別なケアが必要でない場合(高齢出産、高血圧、糖尿病等ではない)は自宅での出産になります。ちなみに、オランダの病院で出産した場合、病院には一泊しかせず、翌日帰宅することになります。日本では、平均5日と言われているので、短いですね。

5.旗竿に吊るされた通学カバン

家の外にあるオランダの旗竿に通学カバンがぶら下がっているのに気づくことがあります。これはオランダの6月にみられる風景です。オランダの高校の最終学年の生徒は、6月に最終成績を得ます。期末試験に合格し、卒業することがわかった場合、その家族は家の外のポールに国旗を掲げ、子どもの通学カバンをつるしてお祝いします。

オランダ、通学カバンがつるされる
オランダ、通学カバンがつるされる


こんなの序の口

1については、オランダ人の友人に冗談めいて「僕は、クッキーの缶を台所にもっていったりしないから、安心して1つ以上食べていいよ」と言われたことがあります。今となっては、すべての家が行っていることではないようですが、誕生日会に呼ばれた友人が、ケーキしかふるまわれず、通常の誕生日会とは異なる様子に少々衝撃を受けたようでした。
しかし、こんなのは序の口です。そもそも、オランダ人の発想は日本人のものとは異なるため、その発想や思考を元に作られた社会のルール(売春の合法化、ソフト麻薬の合法化)についても驚かされることしばしです。

ところ変われば、風習も変わり、日本人が何気なくしている習慣も外国人には奇妙に映ること、間違いなしです。

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