海外でどうしても納豆が食べたい!ー冷凍納豆から納豆を増やして、食すまで

日本の国民的発酵食品、納豆。「味」「価格」「栄養価」ともに◎!納豆を主食にご飯を食べる!のもOK、納豆を一日3回、365日食べても飽きないぐらい大好物です。しかし、日本を離れ、海外生活も長引き、納豆が簡単に入手できない場所に生活することもただあり、ここ近年は納豆に飢えていました。
納豆をお土産に買ってきてくれたドイツ人の友人
納豆を3パックをお土産に買ってきてくれたドイツ人の友人
大喜びの著者(左)とドイツ人の友人(右)
ちなみに、この友人の身長は2メートル近くありますが、かなり屈んでくれています。

海外の納豆購入事情

比較的長く生活したフィリピンやオランダでは、日本食あるいはアジア食材のお店で、日本から輸入された納豆が冷凍された状態で販売されていることがあります。そのため、海外に出たからと言っても全く納豆が食せないというわけではありません。

しかし、輸入品であるため、値段が割高。オランダでは、一パックが3ユーロから4ユーロ(約300円から400円)、フィリピンでは100ペソ(約200円)であることがただあり、気軽に購入できる副菜ではありません。また、全てのアジア、日本食材店に納豆があるわけではありません。そのため、納豆が販売されいている店舗まで赴かねばなりません。

現在生活するジョージアでは、そもそも基本的な日本食の食材が手に入りずらい状況。納豆など販売している場所は(知る限り)皆無です。

そんな時に、納豆1パックをいただきました!もう、嬉しさで感激し、この納豆をどうやって堪能しようか!と悩みました(こんなことで悩んで申し訳ないのですが、真剣でした。)ふと、オランダで出会った日本人の奥様から聞いた、納豆を増やす方法を思い出しました。

納豆を増やすとは?

市販の納豆一パックのうちのごく少量を調理(茹でるか、蒸して準備)した豆に加え、一定の温度を保ち一日置くと納豆菌がその調理した豆にいきわたり、結果として納豆が「増える」ということです。

オランダの友人が教えてくれた納豆を増やす方法

1.大豆を下ごしらえ
茹でるあるいは蒸します。調理したての大豆が温かいうちに市販の納豆一パックのごく少量と混ぜ合わせます。この時は、大きなボールなどを使い混ぜるのがよいでしょう。市販の納豆のネバネバを全体に行き渡らせるようによく混ぜましょう。(熱湯で市販の納豆を洗い、納豆菌をたっぷりのお湯をかけるのもOK)

2.納豆菌の増殖のための準備
混ぜたあと、菌を熟成させるための容器に移します。容器は、あまり大きすぎず、小さな紙コップに一食分ずつ入れること。その紙コップをサランラップで蓋をして、そのサランラップの表面を爪楊枝で穴を開けます。

3.一定温度で温める
1で用意した大豆を紙コップごと、植物の苗を育てるための育苗用 ヒーターマット(40度前後に調整)の上に置くこと一日、納豆菌が増殖し、納豆が完成です。育苗用 ヒーターマットは、温度の調整ができるために大変便利なようです。



もっと簡単な方法で納豆を増やす

ジョージアではヒーターマットは入手しづらいため「一定温度を断続的に保ち、納豆菌が増殖するための環境をつくる」という条件を満たすものを考えました。すでに家にあるもので思いついたのがセントラルヒーティングシステムのラジエーターです。

1と2の手順の後、ラジエーターの上に布巾を一枚ひいて、その上に容器に入れた豆を並べ、その上をまた布巾で覆いました。12時間後、粘り気を確認することができ、24時間後にはうっすら白い膜が出来ており、納豆が完成しました。

実は、現地で大豆が見つからなかったため、現地で入手可能な豆で試しましたが、試した3回ともそれなりにうまくいきました。

増殖させた納豆
増殖させた納豆

実際に作ってみてわかったこと

基本的に、納豆菌があり、温度管理ができれば、納豆が作れることがわかりました。つまり、炊飯器でも、ポットでも、ラジエーターの上でも納豆を増やすことは出来るということです。夏場になれば、日中の温度で菌が増殖できるということも理論上は考えられます。
また、納豆は、納豆菌が増殖されればできるので、大豆でなくても豆であれば納豆は作れます。

しかし、完成品の味の良し悪しはまちまちでした。豆の調理が味を左右します。少々癖のある豆を煮ると、完成した納豆でその豆の味を感じます。茹でるよりも蒸した方が美味しく仕上がったことがありました。もう少し研究をして、よい納豆を完成させ、海外でも定期的に納豆を食すことができる生活を送りたいです!

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