フィリピン人と冗談 - ボケたい衝動!

フィリピン人は陽気だ。どんな時も冗談を欠かさない。

冗談を解さない著者は仕事でのフィリピン着任後に困ったことの一つに、冗談への対応と自らの冗談のセンスでした。
ニューヨークのジョリビー
ニューヨークのジョリビー

フィリピン人のジョーク

フィリピンの冗談は日本のような文脈に頼る冗談、自分をこき下ろした冗談、ブラックなものというよりも趣が少しことなり、和やかな笑いを誘うものが多く、言葉遊び的要素も多い。

勿論グリーンジョーク(ちょっと品がない冗談)を専門とする人もいる。しかし、とにかくユーモアのセンスというか、数打って何個かあたったというのか力業的なもの、とにかくそれらをひっくるめておかしい。

いかなるときも冗談を楽しむフィリピン人。

まさにいかなる時に、いかなる場所でも。

真面目な場・会議で

ちなみに、ちょっとした会議での発言もポイントを得つつ、少々面白くないとしっかり聞いてもらえなかった経験があります。オフィスの雰囲気によるのでしょうが。。。
また、受付等で事務的な説明を受ける場で、バナナはおやつに入りますか?的ジョークを言う夫。

誰かの葬式(不謹慎な!)、結婚式で

フィリピンのお葬式は日本の雰囲気とは全く異なります。家の前、あるいは公民館の前に遺体を安置して、そこに近所や親族の人が故人を一目見に訪れるものの、そのわきではトランプゲームが繰り広げられていることがしばしば。

しかもお金をかけている、ギャンブルトランプです。お金は、遺族の葬式の資金の一部になるのだとか・・・なので、そんな雰囲気での冗談というのは大いにあり得ます。

関連ブログ「フィリピンのお葬式ー冠婚葬祭に見る文化の違い

自己紹介の場で、人の名前いじり(これ、失礼やん)

日本人の名前だと●●子という名前だと、彼らの言語的には子の音はko=「私の・・・」と所有をあらわすため、私の名前もいじられることもしばし。

日本人女性のとある名前は発音の仕方と綴り方でフィリピン語の音的に私のウ●コとなってしまうことがあり、これをゲラゲラ笑いながらその名前を持つ本人の前で説明するかつての同僚を心底軽蔑したものだ。

そんなフィリピン人の生体を忘れて時に真面目に質問をしてしまい、しまったと思われることはしばしば。

著者 「将来子どもができたらどんな名前をつけたい?」
そもそも、こんな一般的で、まじめで、冗談を言いやすい質問を夫に向けたのが間違いであった。
夫 「ポール(パウロ)」
著者 「却下。」
彼  「なんで(@_@。」
著者 「誰かの名前にちなむのはイヤ。パウロはクリスチャンにとってはいいけど、私は意味を感じないから」
夫  「パウロ二世と同じ名前だよ。彼はいい人だし、きっとこの名前を受けた人はいい子に育つよ?」 ※ヨハネ・パウロ二世は、フィリピンに訪れており、「教皇」という話が出た時には、フィリピン訪問時の写真やその時の映像が流れたりする。
著者  「却下。」
などとやりとりをしてしばらく、だんだん、路線が変わってきて
夫 「トヨタ」
著者 「車の名前などの、商品名、ブランドの名前はダメ」
夫 「トヨタって人の名前でしょう?」
著者 「車のブランドのトヨタの名前はもともと豊田さん。トヨタはどちらかと言うと名字。車のメーカーの名でどうするの」
夫 「NAIA*」
   ニノイアキノ国際空港の略称。
著者 「・・・・」

これ以上対話を続けても、一向に生産的になる気配はありません。きっと、反射的にボケたくなるのでしょう(汗)近頃、私も冗談を言うようになりましたが、まだ反射的に口をついて出てくるレベルではありません。フィリピンで生活したらこのスキルはレベルが上がるのでしょうか?

ジョークへの反応

上述の通り、著者は冗談が通じないタイプの人間であったので、フィリピン初滞在の時は同僚にしれっと冗談を言われては真面目に考えてしまいました。そして、よくわからない冗談を連呼する同僚にイライラした時期もあった。「仕事の会話に関係ないだろ!」と。

しかし今は如何に会話を面白くするか、考えてしまう方になってしまいました。これは進化なのか、退化なのか悩ましいところ。しかし、おかげで色々な国の冗談を間に受けず楽しめる余裕が出来たと思う(笑)許容できる範囲が広がったというのはひとつ人間としての機能が増えたというべきなのだろうと思うようにしています。

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