日本の書籍を楽しむ場所 in フィリピン

日本を離れて、海外を漂って数年。至れり尽くせりの図書館サービスが恋しいこの頃。数カ月前のブログにも日本のサービスの偉大さ(笑)を書きました。しかし、ここはフィリピン。何とも悲しいことに日本語の書籍が簡単に手に入る場所ではありません。

ここが、せめてシンガポールだったら・・・などとわけのわからないことを心の中で呟いてみたりします。ちなみにシンガポールは結構大きなショッピングモールに日本語の書籍を取り扱っているお店があります。また、古本屋さんまであるので、有難い。

ジャパンファンデーションの日本語図書館

ああ、日本語の本を読みたい。そう思うとどうも居ても立ってもおられず、バスと電車を乗り継いでマカティのジャパンファンデーションの図書館に向かいました。実は調べなければならないものがあったのですが、結局「永遠の0」を手にして、ちょっとのつもりが小一時間ほど読みふけり、肝心な調べものがはかどりませんでした。

そのジャパンファンデーションの図書室、Pacific Star buildingの以前は1階にあった図書館が今は23階に移動。大変眺めのよい図書館になりました。漫画、雑誌、日本語教員のための教材、フィリピンに関する書籍で日本で発行されたものなど、それほど大規模ではありませんが、私の欲望を満たすにはちょうど良いサイズです。

「ロストジェネレーションの逆襲」などを見つけてしまい、思わず手に取ってしまいました。他にも日本では絶版になり、図書館でも取り寄せが難しい貴重な本が置いてあり、何とも嬉しい限り。

図書室のシステムですが、一般会員は年会費500ペソ、メンバーシップ費200ペソの合計700ペソを支払います。1年間有効です。受付に申し込み用紙があります。申込書には写真を添付します。日本語教員の場合はCD、DVDなどの視聴覚教材が借りられますが、一般会員の場合は借りられません。

さて、会員になったら本を借りれますが、3冊まででなおかつ1週間のみの貸し出しとなります。そして、一冊のレンタルに200ペソをデポジットしなければなりません。最終的には戻ってくるのでよいのですが、1週間のみの貸し出しと200ペソのデポジットとは・・・

開館日:月~金 10:00-19:00
     土     9:00-13:00

日本人会の図書館も興味深いのですが、これは日本人会の会員とならない限りは本を借りれません。(閲覧は可能)

ちなみにマニラ日本人会の入会金1500ペソ、月会費500ペソとのこと。日系の会社に勤め、さらに拠点がマカティでない、そして家族が全員日本人でない限り会員になってのベネフィットが極めて少ないのが難点ですが、とっても有難いサービスなのでいつか利用させて頂きたいです。

しかし、日本でがっつり本を大人買いして、バリックバヤンボックス(コンテナ船を利用した国際宅急便)で送ってもらった方がはやかったりして、と思うのは私だけでしょうか。



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