「ロンガニサ」というとスペインの豚の挽肉を使った、名前の通り細長く、白カビのついた腸詰めを思い浮かべる人もいるのではないかと思いますが、フィリピンのロンガニサは、豚のひき肉を材料としていることは同じですが、コロッとした丸めのフォルムで味は甘めであるのが特徴的、ちょっと「本家」とは趣が異なるようですが、フィリピンの朝食で食されています。甘めのロンガ二サと、白ご飯という組み合わせは、なんとも不思議ですが、意外とマッチして、ジューシーなソーセージは白ご飯によくあいます。
地方により、味も色も様々なロンガ二サ
地方により味やも形もさまざまで、セブ地方は丸いボールの様な形で甘みが強いものや、フィリピンルソン島北部の世界遺産都市ビガン地方はガーリックの効いたもの、同じくルソン島北部のカガヤン地方のトゥゲガラオはオレンジあるいは黄色のロンガ二サで酸味の効いたもの、ルソン島中部のヌエバエシハ地方では、豚肉ではなく牛肉が使用され、甘めである等、各地を旅行した際には、その地方の味も楽しめます。すっかりフィリピンの朝食メニューとして定着しているこのロンガ二サ。フィリピンで食したいものですが、現在は新型コロナ感染症のため、フィリピンへの渡航がかなわぬ状況です。そこで、自宅にある材料で、フィリピンの味を楽しむべく、ロンガ二サ作ってみました。
材料
豚ひき肉(脂肪分20%~30%) 1キロ黒糖 1/2カップ
にんにく 1個
醤油 大さじ1
塩 大さじ1
酢 大さじ3
胡椒 小さじ1
パプリカパウダー大さじ1 -お好みで
アスコルビン酸1000mg※入手できない場合は、なくてもOK
皮なしで作る場合は、ワックスペーパーかサランラップでOK
作り方
作ってみての感想
フィリピンの朝食メニュー
ちなみに、フィリピンの朝食メニューはいろいろですが、朝をしっかり食べたい人は、上記のロンガ二サやその他ソーセージや揚げ卵等の付け合わせに白ご飯というのも定番メニューの一つ。ご飯に野菜類一切なし、ソーセージのみというのは、日本にはない組み合わせですが、実際大人気のファーストフード店ジョリビーの人気の朝食メニューの一つは、ガーリックライスにソーセージと目玉焼きです。
野菜なし、目玉焼きも揚げられており、脂っこいことこの上ないのですが、温かいうちに食べれば、それほど脂っこさも感じられず、腹持ちもよく、一日を始めるエネルギー源となります。
ちなみに・・・フィリピンではソーセージをホットドックと呼ぶ
フィリピンでは、ソーセージのことをホットドックと呼んでいます。日本でといいますか、世界的にホットドックとは、バンズにソーセージを挟んだファーストフードを指しますが、フィリピンでは、真っ赤な色をしたソーセージのことを指します。特にフィリピン企業のPURE FOODS社のブランド、「テンダージューシー」という商品です。白ご飯にテンダージューシーのホットドック、という具合です。ソーセージに塩気があるので、白ご飯がかなり進みます。
このブログでは、日本よりもはるかにアジア食材の入手な国で作られたフィリピン料理レシピも多く掲載しておりますので、どうぞご参考までにご覧いただき、ご自宅でフィリピンご飯、お楽しみください。
関連ブログ
フィリピンでの食生活(1) トヨ、パンデサル、ホットドック、今日は何を食べる?フィリピンの朝食
パンデサル (Pan De Sal)「塩パン」はフィリピンの国民的パン
参照ウェブサイト
Guide to Longganisa: Best Types of Philippine Sausage
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