怖がりなのに怪談好きなフィリピン人の怖い話と心霊スポット

著者がフィリピンと日本を頻繁に行き来していたころ、日本のホラー映画が流行っておりました。「○ング」「○怨」などの映画について、内容やら何やら幾度となくたずねられたことがあります。

著者はそういう映画は一切観ません!ので、ホラー映画であることは知っていたものの、内容自体は知りませんでした。

所がフィリピン人の友人宅に宿泊した際、何故かホラー映画の観賞会となり、半強制的に見せられることに・・・上記の通り、「ミナイ」ポリシーを貫きたかったのですが、顔を手で覆う友人に鑑賞中映画の内容をたずねられます。どうなった?コワいのだったら見なきゃいいのに!

しかし、フィリピン人コワいものは結構好きな様子。
幽霊という存在を信じているので、怪談話はすぐに信じちゃいます。

NGOの研修会中に霊に憑依された参加者の話を嬉々とするスタッフ、NGOでドライバー付きの車を手配した際も、ドライバーさんが怪談話をしてきたり、それのみならず・・・みんな好きねぇ、という感じです。

日本の怪談話の舞台、公衆電話
しかし、近年公衆電話の数減ってますよね。
ぱくたそ 写真:つるたま
https://www.pakutaso.com/20150654160post-5613.html

山道をドライブ中、突如運転手さん、怪談話。

「雨の日の夜、山道を走っていたら、女性らしき人影が道にいたんだよ」

って、こうはなしはじめただけで、みなかなり聞き耳を立て始めます。キャーとか騒ぎだす女子もいますが、それでも聞きます(笑)。まだ、オチも言ってないというのに。

「こんな暗い道に一人でなんで歩いてるのか思ったんだけど、ちょっと怖くなってさぁ・・・車で通り過ぎたんだよ」

雨に濡れている女子に声かけないなんて、フィリピン人男子なのに(笑)
けど、怖いよね。

「その通り過ぎる瞬間、なんだか嫌な感じがしたんだ・・・」

なんですか、そのやな感じって・・

「そうしたらさ、その瞬間その女性が助手席にすわっているんだよ。怖くて、横見れなくて・・・そのまま運転し続けたんだけど・・・」

ちなみにドライバーさんの話、ちょうど暗い街灯のない夜道を運転している時に話をしはじめ、シチュエーションが話している内容と似ており、話し方もうまくて、ちょっと怖かったです。それを見て、運転手さんかなり満足げな様子でした。

何ので持ちネタとしてコワい話を持っていると、フィリピンでは結構モテます。実際、Youtubeで見たコワい話をしたら、フィリピン人の友人たちコワいコワいと言いながらも最後まで聞いてくれます。

フィリピン、マニラの心霊スポット

前のブログにも書きましたが、フィリピンにも心霊スポットなる場所があります。ケソン市のクバオからEロドリゲスに抜けていくバレットドライブ等はその最たるもの。高級住宅街に一直線に伸びるその道を通るドライバーが度々ホワイトレイディ(白い服の幽霊)を見たという話は良く聞きます。

なんてことはない、柳のような木が多く、風に揺られて疲れているタクシードライバーだったら幽霊に見えなくはない。

古典的なコワい話

白い服の幽霊は日本で言うとことの口裂け女の伝説に近いものがあるかもしれません。また他にはマナナンガル、アスワンなどの話もあり、こちらの夏休みの時期(3月~5月)にテレビでそうした特集が組まれています。

マナナンガルは上半身と下半身が切り離せるという妖怪で、人間の赤ちゃんなどを食すと言われています。切り離した上半身のみで漂い、人を襲います。アスワンは吸血鬼で、出産の近い妊婦を襲うと言われています。

プロジェクトで街灯もないような場所に滞在するとマナナンガルやアスワンの話を思い出したりします。

これはフィリピン化でしょうか。

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