ジョージアで芸術と言えば、バレエやポリフォニー、民族舞踊などが知られているが、絵画や彫刻などのアートも健在で、トビリシ市内には国立美術館をはじめ、MOMA、また個人のギャラリーなどもあります。
その中で特におススメしたいのが、国立美術館。トビリシの中心、ルスタベリ通り沿いにある美術館では、ジョージアを代表する画家、ニコ・ピロスマニ(Niko Pirosmani)、デービット・カカバドゥゼ(David Kakabadze),ラド・グディアシビリ(Lado Gudiashvili) の絵画、Iakob Nikoladzeの彫刻をみることができます。
ピロスマニは独学で学んだ絵を描きながらグルジアを流浪してその日暮らしを続けました。一時は、ロシアの美術界から注目されるものの、稚拙であると批評され、貧困のうちに亡くなりました。
彼の特徴的な素朴な画風と特徴的な色使いは、彼の絵を初めて見る人にも懐かしさ、親しみを感じさせます。
この逸話はロシアのアンドレイ・ヴォズネセンスキーのロシア語の作詞で有名になり、後に日本でも「百万本のバラ」として翻訳され、唄われるようになりました。放浪の旅にでた後、「女優マルガリータ」を描いています。この絵画もナショナル・ギャラリーに展示されています。
美術館には他にもデービット・カカバドゥゼ(David Kakabadze)の作品、その代表的な作品の一つ「Autoportrait in the Mirror」や「Imereti my Mother」なども見られます。温かいタッチと明るい色合いが特徴的です。
美術館としては作品の点数も少なく、少々物足りない気持ちもしてしまうかもしれませんが、美術館はさほど混雑していないため、それらの作品をじっくり鑑賞できます。
ナショナル・ギャラリー(The National Gallery)正面口 正面口は、ルスタベリ通りに面していますが、実際の入り口は裏手にあります。 |
ジョージアの国民的画家、ニコ・ピロスマニ(Niko Pirosmani)
特に、ニコ・ピロスマニの作品はフランス、英国、オランダをはじめ、日本でも展示され、知られている画家。今でこそ国民的な画家として知られ、また1ラリ紙幣に印刷されるほどになったピロスマニも存命中は画家としては不遇でした。ピロスマニは独学で学んだ絵を描きながらグルジアを流浪してその日暮らしを続けました。一時は、ロシアの美術界から注目されるものの、稚拙であると批評され、貧困のうちに亡くなりました。
ニコ・ピロスマニ deer |
ピロスマニの生涯、その映画化
ピロスマニの生涯は、「放浪の画家ピロスマニ」として1969年に映画化されています。ピロスマニはジョージア東部のカヘティ地方出身。人付き合いが苦手と言われたピロスマニでしたが、1905年にジョージアを訪れたフランス人ダンサーマルガリータに出会います。ピロスマニは彼女を深く愛し、彼女の泊まるホテルの前の広場を花で埋め尽くしたという話があります。この逸話はロシアのアンドレイ・ヴォズネセンスキーのロシア語の作詞で有名になり、後に日本でも「百万本のバラ」として翻訳され、唄われるようになりました。放浪の旅にでた後、「女優マルガリータ」を描いています。この絵画もナショナル・ギャラリーに展示されています。
美術館には他にもデービット・カカバドゥゼ(David Kakabadze)の作品、その代表的な作品の一つ「Autoportrait in the Mirror」や「Imereti my Mother」なども見られます。温かいタッチと明るい色合いが特徴的です。
デービット・カカバドゥゼ(David Kakabadze)の作品 |
美術館としては作品の点数も少なく、少々物足りない気持ちもしてしまうかもしれませんが、美術館はさほど混雑していないため、それらの作品をじっくり鑑賞できます。
ナショナル・ギャラリー内部 |
The National Gallery
所在地:Dimitri Shevardnadze National Gallery, 11 Shota Rustaveli Avenue.
入館料:大人7ラリ、学生1ラリ、子ども0,5ラリ(6歳以下は無料)
開館日:火曜日ー日曜日、10:00 - 18:00
ウェブサイト:http://museum.ge/index.php?lang_id=ENG&sec_id=54(英語)
入館料:大人7ラリ、学生1ラリ、子ども0,5ラリ(6歳以下は無料)
開館日:火曜日ー日曜日、10:00 - 18:00
ウェブサイト:http://museum.ge/index.php?lang_id=ENG&sec_id=54(英語)
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