フィリピンでの年明け - みんな何をする?

ここ数年色んな場所で年明けをしていますが、今年はフィリピンです。

フィリピンの年明けカウントダウンは、様々な意味で非常に恐ろしい。まず、花火・爆竹・鉄砲の弾、そして食べきれぬ御馳走。しかし、ミサに出席して、厳かに一年を明けると言う場合も。

花火・爆竹・鉄砲

特にマニラの場合はなお恐ろしい、花火・爆竹・鉄砲の流れ弾。大みそか夜の10時半を過ぎると打ち上げ花火がばんばんあがり初め、11時半を回るとその数が増し午前零時10分前からピーク。

以前マンションの10階に住んでいたことがありますがバルコニーから見渡す限りの花火。しかも職人が挙げるような大きなものまであります。そして下を観ると、路上で爆音と破壊力がすごい爆竹が鳴り響き、その煙が建物の10階まで漂っています。

そして、毎年負傷者を出す鉄砲の流れ弾。誰かが、この年始の時期に合わせてはなった鉄砲の流れ弾が誰かに当たって、負傷、最悪は亡くなるケース。

大晦日数日前から、爆音が恐ろしい爆竹が大晦日の予行練習なのか何なのか、道端で楽しむ人を見かけます。そのたびごとにドキッとします。

Youtubeで「New Year Eve Philippines」と検索すればその映像が見られます。日本の除夜の鐘を聞きながら、紅白を観て過ごすような静かな年明けとは対照的です。

バイクにまたがりクラクションを鳴らす甥っ子たち
ちなみに毎年、年末年始の花火と爆竹でやけどや手足を失う重症を負って病院に担ぎ込まれるというニュースがあります。爆竹の名前も「グッバイ・フィリピン」「ビンラディン」「スーパーロロン」などという名称で、爆音と破壊力がすごく!これらによる負傷で病院に担ぎ込まれるというものです。それらの爆竹の破裂で年明けは路上を歩けません。

今回は地方での年明けなので比較的静か。僅かばかりの花火と爆竹、騒音トランペットというようなおもちゃのトランペットが年明けカウントダウン前後騒々しい以外は至って普通。

年明け前のミサ

カトリックが人口の80パーセントを占めるフィリピン。もちろん、その全ての人たちが等しく教会に通うなど、カトリックの教えを実践しているわけではありませんが、フィリピンではまだ多くの人たちが毎週のミサに行きます。

心静かに年を明けるべく、クリスマスと年末のミサは普段、教会から足が遠のいている人たちも出席します。そのため、とても多くの人がミサにいくため、立ってミサに参加する人たちもいます。これは都心部、田舎も問わずとのことです。

地域によりますが、年明けを家族団欒できるようにと11時半ころにミサを終える教会もありますが、教会で年明けということもあります。

夕食の後の御馳走

大みそかの夕食は極めて普通ですが、年越し後にまた大いに食べます。寝る前に食べる習慣のない著者には苦しい時。

フィリピンの年明けを祝うメニュー
フィリピンの年明けを祝うメニューは、おなじみのパンシット(フィリピン風の焼きそば)、甘めのスパゲティ、ブコパイ、フルーツの盛り合わせ、フルーツサラダ、チキンの丸焼き等々



年越しメニューはお馴染のフィリピンのパーティメニュー、甘めのスパゲティ、シフォンケーキ(街中で沢山売られていました)、フルーツの盛り合わせ、異なる種類のケーキ、ムラサキイモのスマン(甘くしたもち米で作ったケーキ)、マカロニサラダ(甘い)、全てが甘いメニュー(汗)口の中が甘ったるくなりました。日本のお餅に醤油、そして海苔を巻いて食べるあの味が懐かしい。

甥っ子、姪っ子たちは眠い目をこすりながらも珍しく許可された夜更かしを楽しむべく頑張って起きていました(笑)。特にクリスマスの家族団欒がなかったため、子どもたちは大喜び。

皆が御馳走に沸いている時、旦那は親族のかなり深刻なもめ事のため奔走していました。いやはや、旦那よおつかれさま。

2018年も環境の激しい変化が予想される年ですが、昨年の学びをもって試練や挑戦から実りを得る年としていきたいと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いします。

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