「フィリピン人って騒がしいのねぇ」
久しぶりに会った大学院時代の友人が、旦那さんの仕事の関係でフィリピンに長期滞在しております。その彼女が言った一言。
"うるさい!!"と思うのは著者だけじゃないのね(笑)と思った瞬間でした。
しかし、著者はなぜか嫌だなぁと思わないのです。なんともそれらの"騒音"をフィリピン人の一部としてある種、愉快に感じてしまいます。
動物の声、近所のカラオケ(時に一日中)、ラジオやテレビからの音楽。時にハイウェイを走るバスの音も。マニラのような車両からの騒音+排気ガスがないことが救いですが結構な音なので、時にどうやり過ごすものか考えてしまいます。
朝は4時前に近所の鶏が我々夫婦の寝室の前で鳴きます。コケコッコ―を連発した後、胸をバンバン叩きます。そして、一度一羽の鶏が鳴きはじめると連鎖的に次から次へと鶏が鳴き始めます。雄鶏の朝告げのタイミングは概日リズムによって決定されているために、朝に数匹の鶏が次から次へと絶え間なく鳴く時間があるのですが、かなりの声音で目が覚めます。
それでも我々夫婦はくじけずに眠ろうとします。
それがひと段落するころには近所からラジオ放送のBon JoviやLady Gagaなどがガンガン流れてきます。ですので、ここで強制的に起こされることになります。
一体どこが爆音の音源なのかといぶかしんでおりましたが、実は著者の生活していたアパートの二階部分に住んでいる一家からというのが判明。10月にも関わらず先んじてクリスマスの飾り付けをしている所をみるとイケイケな一家。
朝はそれだけではなく家の前を通り過ぎるパジャック(自転車にサイドカーがついているのりもの)からも爆音ミュージック。更には寝室の前の鶏小屋からは闘鶏用の雄鶏が元気よく鳴きます。鶏と同時に、近所で飼育されている豚。カモ、ガチョウなどが「ガーガー」と言っています。
豚が一番うるさく鳴く時は売られ、連れて行かれる時。自分たちの運命を知っているのか、「行きたくない」と言っているようにも聞こえる気がします。すがすがしい朝の雰囲気などは期待できません。
そう、田舎の朝は早いのです。
もう少し時間が経つと、隣家の犬がご飯をおねだりするのに吠えます。これが壁に反響して半端なくうるさいです。このワンコ、見知らぬ人が来ても猛烈に吠えるので番犬としては有難いのですが、左隣の工事現場で働いている毎日来ているお兄さんたちにも忙しく吠えるので、作業中は吠えに吠えまくっています。
工事現場からは作業中はラジオ音が聞こえるのと同時に「コッコッコッコッコッコッコッコッコッコッコッコッコッコッコッコ、コケー」という典型的な鶏の鳴き声が聞こえます。また、近所のテレビの音も(どれだけの爆音でテレビを視聴しているのでしょうか?)
夕方になると近所のこどもたちが、暑さゆえに開け放っている玄関から我が家を覗き込んで「ジャッキチェンだ(ジャッキーチェンと言いたいのですが、著者にはこう聞こえる)」と旦那を指差していたりします(笑)似てないんですけどね、著者は大うけしてしまいます。
著者が外国人なので、旦那も密かに外国人と思われているようです。著者が東アジア人=中国人、夫も中国人だろう・・・じゃあ、ジャッキーチェン他に形容詞がないのか?田舎のこどもたちのツッコミにうけてしまいます。
こうした音は夜の10時ぐらいまで続きます。
10時以降は、お隣の犬が吠える以外は静かなものです。皆、きっと眠っているのでしょう。しかし、こうした環境の中で生活し慣れると、静かなことが普通ではなくなってしまいます。
図書館の中の音の大きさが40デシベル、普通の会話が60デシベル、通勤電車の中が80デジベル、室内において快適な暮らしができる許容騒音レベルは、40デジベル以下とのことなので、一般的に不快に感じるレベルです。
完全に他者の空間を侵し、個人が心静かに時間を送る自由を与えません(笑)
http://www.skklab.com/standard_value
驚くべきことではありませんが、近所の人の出す騒音に、他の騒音を出さない近所の人たち、文句を言いません。騒音=迷惑、というよりは、そもそも騒音とは受け止めず、「仕方ないよね~」「カラオケ楽しんでいるのだから仕方ないよね」と受け止めているあるいはご近所のラジオから聞こえてくる音楽は無料のエンターテイメントとして一緒に楽しんでいる様子。
色んな意味ですごいぞ、(地方の)フィリピン人!
著者の現在生活するオランダでこんなに「騒音」を出したら、たちどころにご近所から苦情がきます。アパートの下層の住人は、靴音がする(別にタップダンスを踊っているわけではない、ただの歩いている足音)トイレの流す音が気になる・・・と上層階の住人に苦情。なので、パーティなどでうるさくなる場合は、一言カードなどを書いてとなり近所に知らせる場合も。
所変われば、様式も変わりますね。
久しぶりに会った大学院時代の友人が、旦那さんの仕事の関係でフィリピンに長期滞在しております。その彼女が言った一言。
"うるさい!!"と思うのは著者だけじゃないのね(笑)と思った瞬間でした。
しかし、著者はなぜか嫌だなぁと思わないのです。なんともそれらの"騒音"をフィリピン人の一部としてある種、愉快に感じてしまいます。
ビコール地方milaorののどかな田園風景 |
音にあふれるフィリピンの田舎町
著者の生活していた田んぼに囲まれた小さな町は「音」にあふれています。動物の声、近所のカラオケ(時に一日中)、ラジオやテレビからの音楽。時にハイウェイを走るバスの音も。マニラのような車両からの騒音+排気ガスがないことが救いですが結構な音なので、時にどうやり過ごすものか考えてしまいます。
朝は4時前に近所の鶏が我々夫婦の寝室の前で鳴きます。コケコッコ―を連発した後、胸をバンバン叩きます。そして、一度一羽の鶏が鳴きはじめると連鎖的に次から次へと鶏が鳴き始めます。雄鶏の朝告げのタイミングは概日リズムによって決定されているために、朝に数匹の鶏が次から次へと絶え間なく鳴く時間があるのですが、かなりの声音で目が覚めます。
それでも我々夫婦はくじけずに眠ろうとします。
それがひと段落するころには近所からラジオ放送のBon JoviやLady Gagaなどがガンガン流れてきます。ですので、ここで強制的に起こされることになります。
一体どこが爆音の音源なのかといぶかしんでおりましたが、実は著者の生活していたアパートの二階部分に住んでいる一家からというのが判明。10月にも関わらず先んじてクリスマスの飾り付けをしている所をみるとイケイケな一家。
朝はそれだけではなく家の前を通り過ぎるパジャック(自転車にサイドカーがついているのりもの)からも爆音ミュージック。更には寝室の前の鶏小屋からは闘鶏用の雄鶏が元気よく鳴きます。鶏と同時に、近所で飼育されている豚。カモ、ガチョウなどが「ガーガー」と言っています。
豚が一番うるさく鳴く時は売られ、連れて行かれる時。自分たちの運命を知っているのか、「行きたくない」と言っているようにも聞こえる気がします。すがすがしい朝の雰囲気などは期待できません。
そう、田舎の朝は早いのです。
もう少し時間が経つと、隣家の犬がご飯をおねだりするのに吠えます。これが壁に反響して半端なくうるさいです。このワンコ、見知らぬ人が来ても猛烈に吠えるので番犬としては有難いのですが、左隣の工事現場で働いている毎日来ているお兄さんたちにも忙しく吠えるので、作業中は吠えに吠えまくっています。
工事現場からは作業中はラジオ音が聞こえるのと同時に「コッコッコッコッコッコッコッコッコッコッコッコッコッコッコッコ、コケー」という典型的な鶏の鳴き声が聞こえます。また、近所のテレビの音も(どれだけの爆音でテレビを視聴しているのでしょうか?)
フィリピンの田舎町のリズムメーカーの鶏 |
夕方になると近所のこどもたちが、暑さゆえに開け放っている玄関から我が家を覗き込んで「ジャッキチェンだ(ジャッキーチェンと言いたいのですが、著者にはこう聞こえる)」と旦那を指差していたりします(笑)似てないんですけどね、著者は大うけしてしまいます。
著者が外国人なので、旦那も密かに外国人と思われているようです。著者が東アジア人=中国人、夫も中国人だろう・・・じゃあ、ジャッキーチェン他に形容詞がないのか?田舎のこどもたちのツッコミにうけてしまいます。
こうした音は夜の10時ぐらいまで続きます。
10時以降は、お隣の犬が吠える以外は静かなものです。皆、きっと眠っているのでしょう。しかし、こうした環境の中で生活し慣れると、静かなことが普通ではなくなってしまいます。
「騒音」か否か
実際「騒音」か否かという問題ですが、騒音という人が不快に感じる音のレベルであることは確かなようです。犬の鳴き声(5メートル)は90デジベル、テレビの中音が70デジベル、距離により低減しますが、おおよそこのような感じです。図書館の中の音の大きさが40デシベル、普通の会話が60デシベル、通勤電車の中が80デジベル、室内において快適な暮らしができる許容騒音レベルは、40デジベル以下とのことなので、一般的に不快に感じるレベルです。
完全に他者の空間を侵し、個人が心静かに時間を送る自由を与えません(笑)
http://www.skklab.com/standard_value
「騒音」への反応
驚くべきことではありませんが、近所の人の出す騒音に、他の騒音を出さない近所の人たち、文句を言いません。騒音=迷惑、というよりは、そもそも騒音とは受け止めず、「仕方ないよね~」「カラオケ楽しんでいるのだから仕方ないよね」と受け止めているあるいはご近所のラジオから聞こえてくる音楽は無料のエンターテイメントとして一緒に楽しんでいる様子。色んな意味ですごいぞ、(地方の)フィリピン人!
著者の現在生活するオランダでこんなに「騒音」を出したら、たちどころにご近所から苦情がきます。アパートの下層の住人は、靴音がする(別にタップダンスを踊っているわけではない、ただの歩いている足音)トイレの流す音が気になる・・・と上層階の住人に苦情。なので、パーティなどでうるさくなる場合は、一言カードなどを書いてとなり近所に知らせる場合も。
所変われば、様式も変わりますね。
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