週末は旦那に強制的に買い出しを付き合わせます。理由はほかでもなく、主婦労働の大変さを定期的に体験させるため(笑)。もちろん、重い荷物を一緒に持ってくれるので、大助かりです。しかし問題は旦那と買い物に行くと、お菓子やジュースの類をおねだりすることです。
旦那とくに、○ーラが大好き(笑)。
旦那 「飲み物買いたい <3」
私 「何?」 (←ちょっとめんどくさいんだけど、という答え方)
旦那 「コー○がいい」
私 「砂糖いっぱいで体に悪いから、却下!」
旦那 「○ークゼロは?砂糖が入っていないよ」
私 「カロリーゼロだけど、合成甘味料なんかを使っていて、体にいいって聞いたことがないから駄目」
旦那→すねる。
これはおそらくフィリピンの習慣的なところから来ている欲求だと思っています。フィリピンだと、ソフトドリンクが安価に購入できます。あまーいおやつにソフトドリンク。ピザやハンバーガーにソフトドリンク。フィリピンで生活する中で直感的にですが、フィリピン人が病気をする一つの原因が甘いものを大量に摂取する食生活にあるのだと思うようになりました。
旦那としては、なぜ私がダメダメ言うのかわからないと思ったので、“教育用”にとドキュメンタリー「あまくない砂糖の話」を一緒に観賞しました。
前置きが長くなりましたが、あまくない砂糖の話(原題:The suger film)は一時間40分のオーストラリアのドキュメンタリー映画です。
大量の砂糖を含んでいる食品を60日間食べ続けると、人間の心と体はどうなるのかを被験者、オーストラリアの俳優デイモン・ガモーの体で実験。60日間、清涼飲料水、菓子類、チョコレートなどは食べずに、シリアルやヨーグルトなどに含まれている砂糖を1日にスプーン40杯分摂取すること。実験から、砂糖が心身にもたらす影響、砂糖が健康を害することが明らかになります。
スーパーサイズミーのような仕立てですが、専門家の指導や検証なども織り交ぜながら、コミカルに砂糖が及ぼす心身への影響を立証しようとした、ためになるドキュメンタリーです。
このような現実がある一方で、WHOでは、25グラムまでの摂取を推奨しています。炭酸飲料ひと缶で40グラムの砂糖が含まれているとのことなので、ジュースも缶の半分で一日の許容量を満たしたことになります。厳しいという批判があるようですが、努力せずともとれる糖分を考えるとこの25グラムと言いたい気持ちもわかります。
WHOによると、世界各地での1日あたりの砂糖摂取量は、全世界的には100グラムぐらいでしょうか。ちなみに、日本人の1日の糖類摂取量は、1日70g前後と言われています。
さて、人体実験ですが、160グラムの砂糖をどのように摂取するか、以下がその条件です。
1) ソフトドリンクやアイスクリーム、チョコレートなどのお菓子の類は避ける
2) 低脂肪ヨーグルトやシリアル等の「実は砂糖が多い食品」から摂る
3) 必ず「低脂肪」の食品を選ぶこと
4) ジョギングや筋トレなどの運動習慣は続けること
ドキュメンタリーでは、被験者がスムージーを飲んだり、鶏肉に直接砂糖をかけて食べたりと・・・なんとも糖分たっぷりの食生活に若干の胸やけが・・・しかし、これは私たちの生活の一部なんですよね。
徐々に出てくるお腹にもめげず、運動はしっかりします。
被験者の実験前の食生活が、かなりレベルが高い。それを考えると上記の実験の条件はかなりの変化をもたらすことが予想されます。
低脂肪ヨーグルト、穀物バー、フルーツジュースといった一般的には健康的とされているが、実は大量の糖類を含んでいるとドキュメンタリーでは警鐘を鳴らしています。他にも「実は・・・」という食品が多いことに改めて気が付きます。
バランス栄養食品と名を打っている、大○製薬のカ○リーメイト、私はチーズ味が好きなのですが、糖質が40グラムほど含まれているということなので、これを食べて、炭酸飲料などを飲んだらもう80グラムほど摂取したことになります。
また、健康食品以外にもかなりの糖分が含まれていることがわかります。照り焼きソースなどの調味料などにも。インスタント食品は体に良くないといわれて久しいですが、その理由の一つが糖類の含有量だったのですね。
ドキュメンタリーでは、炭酸飲料がオーストラリアの先住民族に与えた影響、またアメリカでは炭酸飲料を飲み続けた故に、17歳という若さですべての歯が虫歯となり、入れ歯を作らねばならぬ若者なども取材し、ソフトドリンクや食品に含まれる糖分の中毒性や社会的なインパクトにも焦点があたります。
オーストラリアの先住民族のコミュニティでは2007年から人口400名のコミュニティで年間40,000リットルのソフトドリンクの消費量があると報告されています。ということは、単純計算で一人頭100リットル/年の消費量となります。のち、コミュニティは栄養指導を行い、また特定銘柄のソフトドリンクの販売を町として禁止し、状況は改善されたといいますが、それでも一度できたソフトドリンクなどをとる習慣はなかなかなくならないでしょう。
健康的食生活を送る場合と、そうでない場合のコストに大きな違いがないというところも強調すべき点でしょう。。もちろん生活する地域の制限を受けますが。
ドキュメンタリーは旦那の教育に教育的であったのか?
一定の教育効果はあったように感じます。とくに被験者のMRI画像、脂肪がついたお腹周りが映し出されたときに、旦那「うっ」という反応をしていました。実は、6月にオランダに到着し、久しぶりに再会した旦那を見て一番驚かされのが、お腹まわりでした。離れて暮らしていた10カ月の間に、旦那の痩せた体型にも関わらずお腹がせり出ていました。甘いもの、ファーストフードやインスタントの食べ物(脂分、塩分、糖分たっぷり)を摂取した悪食の結果と思われます。
フィリピンでは甘かったのですが(なんせ旦那の家族と生活していたので)、オランダでは少々食事に対して制限するようにしました。
旦那の大好きなケバブとコーラの組み合わせ(笑)はお腹がもうちょっと引っ込むまでは禁止です。
かという私も、食生活を見直さねばと思いました。気がつけば、フィリピン生活で、若干体重が増えてしまいました。間食に食べた甘いおやつ、連日の揚げ物料理や濃い味付けの料理(これらは食品を南国の陽気の中、食品を日持ちさせるための知恵でもあります)、3 in 1という砂糖たっぷりのインスタントの甘いコーヒーなどが原因かと見ています。
オランダに来てからは外食はしないため、自分で食べるものをコントロールできるので、体重の変化が(今のところ)ないようですが、気持ち健康的になったように感じます。ただ、フィリピンよりも給与比で食品の価格、とくにお菓子の類は安いため、気をつけないと食べ過ぎてしまう可能性もあります。
過剰な、健康に関する情報に、健康のために何を食べるか?も大切ながら、健康のために何を食べないあるいは摂取量を減らすのかに主眼を置くべきなのではと感じました。
ためになりました。
旦那とくに、○ーラが大好き(笑)。
旦那 「飲み物買いたい <3」
私 「何?」 (←ちょっとめんどくさいんだけど、という答え方)
旦那 「コー○がいい」
私 「砂糖いっぱいで体に悪いから、却下!」
旦那 「○ークゼロは?砂糖が入っていないよ」
私 「カロリーゼロだけど、合成甘味料なんかを使っていて、体にいいって聞いたことがないから駄目」
旦那→すねる。
これはおそらくフィリピンの習慣的なところから来ている欲求だと思っています。フィリピンだと、ソフトドリンクが安価に購入できます。あまーいおやつにソフトドリンク。ピザやハンバーガーにソフトドリンク。フィリピンで生活する中で直感的にですが、フィリピン人が病気をする一つの原因が甘いものを大量に摂取する食生活にあるのだと思うようになりました。
旦那としては、なぜ私がダメダメ言うのかわからないと思ったので、“教育用”にとドキュメンタリー「あまくない砂糖の話」を一緒に観賞しました。
ドキュメンタリー「あまくない砂糖の話」
前置きが長くなりましたが、あまくない砂糖の話(原題:The suger film)は一時間40分のオーストラリアのドキュメンタリー映画です。大量の砂糖を含んでいる食品を60日間食べ続けると、人間の心と体はどうなるのかを被験者、オーストラリアの俳優デイモン・ガモーの体で実験。60日間、清涼飲料水、菓子類、チョコレートなどは食べずに、シリアルやヨーグルトなどに含まれている砂糖を1日にスプーン40杯分摂取すること。実験から、砂糖が心身にもたらす影響、砂糖が健康を害することが明らかになります。
スーパーサイズミーのような仕立てですが、専門家の指導や検証なども織り交ぜながら、コミカルに砂糖が及ぼす心身への影響を立証しようとした、ためになるドキュメンタリーです。
ティースプーン40杯の衝撃
ドキュメンタリーは、オーストラリアでは人々が平均ティスプーン40杯(160グラム)もの砂糖を摂取しているという衝撃のデータからはじまります。このような現実がある一方で、WHOでは、25グラムまでの摂取を推奨しています。炭酸飲料ひと缶で40グラムの砂糖が含まれているとのことなので、ジュースも缶の半分で一日の許容量を満たしたことになります。厳しいという批判があるようですが、努力せずともとれる糖分を考えるとこの25グラムと言いたい気持ちもわかります。
WHOによると、世界各地での1日あたりの砂糖摂取量は、全世界的には100グラムぐらいでしょうか。ちなみに、日本人の1日の糖類摂取量は、1日70g前後と言われています。
人体実験の条件
さて、人体実験ですが、160グラムの砂糖をどのように摂取するか、以下がその条件です。1) ソフトドリンクやアイスクリーム、チョコレートなどのお菓子の類は避ける
2) 低脂肪ヨーグルトやシリアル等の「実は砂糖が多い食品」から摂る
3) 必ず「低脂肪」の食品を選ぶこと
4) ジョギングや筋トレなどの運動習慣は続けること
ドキュメンタリーでは、被験者がスムージーを飲んだり、鶏肉に直接砂糖をかけて食べたりと・・・なんとも糖分たっぷりの食生活に若干の胸やけが・・・しかし、これは私たちの生活の一部なんですよね。
徐々に出てくるお腹にもめげず、運動はしっかりします。
被験者の実験前の食生活が、かなりレベルが高い。それを考えると上記の実験の条件はかなりの変化をもたらすことが予想されます。
実はヘルシーではない“ヘルシー”食品
バランス栄養食品と名を打っている、大○製薬のカ○リーメイト、私はチーズ味が好きなのですが、糖質が40グラムほど含まれているということなので、これを食べて、炭酸飲料などを飲んだらもう80グラムほど摂取したことになります。
また、健康食品以外にもかなりの糖分が含まれていることがわかります。照り焼きソースなどの調味料などにも。インスタント食品は体に良くないといわれて久しいですが、その理由の一つが糖類の含有量だったのですね。
努力しなくても、摂取できる糖分とその影響
ドキュメンタリーでは、炭酸飲料がオーストラリアの先住民族に与えた影響、またアメリカでは炭酸飲料を飲み続けた故に、17歳という若さですべての歯が虫歯となり、入れ歯を作らねばならぬ若者なども取材し、ソフトドリンクや食品に含まれる糖分の中毒性や社会的なインパクトにも焦点があたります。
オーストラリアの先住民族のコミュニティでは2007年から人口400名のコミュニティで年間40,000リットルのソフトドリンクの消費量があると報告されています。ということは、単純計算で一人頭100リットル/年の消費量となります。のち、コミュニティは栄養指導を行い、また特定銘柄のソフトドリンクの販売を町として禁止し、状況は改善されたといいますが、それでも一度できたソフトドリンクなどをとる習慣はなかなかなくならないでしょう。
感情の浮き沈みに関係する砂糖
ドキュメンタリーでは、被験者の感情に浮きしずみがあると証言しています。被験者のパートナーが、以前は見られなかったムードの浮き沈みについて証言し、また被験者当人も砂糖を摂取すると、ある種ハイになるものの、その後は沈むと証言しています。糖類であるグルコース(ブドウ糖)のレベルが引き続いて上下すれば、感情も安定しなくなってしまうそうです。体に与える影響
体重の増加。被験者は実験以前と同じカロリー2,300カロリーを摂取しながらも60日後は体重は8.5キロの増加、体脂肪率、ウェストも増加。専門家はカロリーの高さ以上に、何がカロリーの元となっているかが問題であると指摘します。肝臓の細胞が死んで、さらに肥大が見られました。映画全体
健康に関する映画ですが、上から目線でないことに好感が持てました。エンディングを観てチャーリーとチョコレート工場を思い出しました(笑)、突然ながらウンパルンパ(Oompa Loompa)によるダンスと歌のシーンが見たくなりました。健康的食生活を送る場合と、そうでない場合のコストに大きな違いがないというところも強調すべき点でしょう。。もちろん生活する地域の制限を受けますが。
ドキュメンタリーは効果的であったか
ドキュメンタリーは旦那の教育に教育的であったのか?一定の教育効果はあったように感じます。とくに被験者のMRI画像、脂肪がついたお腹周りが映し出されたときに、旦那「うっ」という反応をしていました。実は、6月にオランダに到着し、久しぶりに再会した旦那を見て一番驚かされのが、お腹まわりでした。離れて暮らしていた10カ月の間に、旦那の痩せた体型にも関わらずお腹がせり出ていました。甘いもの、ファーストフードやインスタントの食べ物(脂分、塩分、糖分たっぷり)を摂取した悪食の結果と思われます。
フィリピンでは甘かったのですが(なんせ旦那の家族と生活していたので)、オランダでは少々食事に対して制限するようにしました。
旦那の大好きなケバブとコーラの組み合わせ(笑)はお腹がもうちょっと引っ込むまでは禁止です。
かという私も、食生活を見直さねばと思いました。気がつけば、フィリピン生活で、若干体重が増えてしまいました。間食に食べた甘いおやつ、連日の揚げ物料理や濃い味付けの料理(これらは食品を南国の陽気の中、食品を日持ちさせるための知恵でもあります)、3 in 1という砂糖たっぷりのインスタントの甘いコーヒーなどが原因かと見ています。
オランダに来てからは外食はしないため、自分で食べるものをコントロールできるので、体重の変化が(今のところ)ないようですが、気持ち健康的になったように感じます。ただ、フィリピンよりも給与比で食品の価格、とくにお菓子の類は安いため、気をつけないと食べ過ぎてしまう可能性もあります。
過剰な、健康に関する情報に、健康のために何を食べるか?も大切ながら、健康のために何を食べないあるいは摂取量を減らすのかに主眼を置くべきなのではと感じました。
ためになりました。
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