オランダ語学習:先生はどんな人?

語学学習、先生との相性は非常に大切です。それを実感したのが、中学の英語。英語の先生との相性がよくなく、授業はまったく受ける気がせず、英語の成績は最悪のものでした。
先生との相性がよくない→授業に出る気をなくす→成績が落ちる→授業を真剣に受ける気はまったくない→ますます成績が悪くなる。

悪循環から抜け出せず、大学は英語の科目はなるべく避けました。英語が必要であることは分かっていたのですがね。なので、語学を好きになることとはじめて習う先生との相性ってそれなりに大切だと思います。


どんな人が先生

そんなわけで気になる先生は、勿論オランダ人。しかし、ウクレイナの大学で教えている先生で、この夏のコースのためにオランダに帰国されました。
後日分かったのですが、彼女は2つの学士と、2つの修士をオランダ語(学)で持っている、エキスパート。外国人に教えるのに経験豊富、かつツボを抑えつつも学生のレベルを見て、うまく調整し、程よいプレシャーをかけるところが、流石!と思わざる得ません。

アプローチ:会話重視

中級なので、基本的な文法事項は知っているという前提で授業が進みます。アクティビティを交えながら、生徒同士可能な限り会話をさせます。


アクティビティの一例

生徒を一組3~4人のチームに分け、一人ひとりが自分に関する事実を3つ書きます。例えば、私の家族は30人いる。私には息子がいる。私は高所恐怖症だ。など。チームの中で交渉し、皆が決して重ならないようにします。つまりチームの中で高所恐怖症の人が二人居てはいけません。

先生のみが私たちの書いた文章を知っています。先生がその文章を読み上げ、他のグループの人たちはその文章を元に書いた人を当てます。

読み上げられる文章から、他の参加者の意外な側面が知れて面白かったりします。

屋外での授業

勿論文法もカバー

文法事項もしっかりカバーしますが、原則は基本を知っているということ。授業ではもっと突っ込んで文法事項を質問することが出来ます。

例えば、オランダ語の過去形は英語とは異なり、説明が必要です。オランダ語の過去形は、連続して行われた過去の行為、物語や昔話、過去に繰り返し行われた行為について述べる時に用いられます。一方過去分詞形は、過去の行為や状態を表します。


コツを教えてくれる(特に発音)

中級クラス、レクチャーの様子

日本人にとってオランダ語の発音は、他の言語集団に比べて困難です。オランダ語特有のGの音。スラブ系の言葉を話すクラスメートは結構簡単に出せます。
これら発音は、文法辞典では、後部口蓋音と言います。
舌先は舌前歯の下の歯茎に位置し、発音する時に後ろに引きます。舌背は口蓋の後部に上がります。また、gが語尾である時も「ヒュ」「ヒ」のように発音されます。
「オランダ語の基礎:クレインス 桂子、クレインス フレデリック、河崎靖 p14 」

説明にするとこうなるのでしょうが、これではどうしたらよいのか・・
そのためどう発音したらいいのか、これを教えてくれるオランダ語の先生はとても親切で、外国人の発音特性がよくわかっていると思います。

最後に、先生が気さくで明るく、質問し易いというのが有難いです。オランダ語アレルギー(よく聞き取れないから、学びたくない 笑)が今回でなくなりそうです。と言うわけで、頑張らないわけにはいきません。




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