フィリピン田舎町での土地・物件事情

物件の話。家屋を改装し始めるとの同時に、旦那知り合いから物件をススメられました。すすめらたのは土地付きのお家。そんな大きな買い物、立ち話程度で得られる情報からではなんとも言えないので、じっくり見てからにしようや!と言いたいところです。そして、そんなものを購入したらこの土地に定住決定じゃないか!とため息が出ます。さて、そんな矢先、畑をリースしたいという話もきました。

外国人妻と外国帰りの旦那は羽振りがよいと見られているようです。こうした話がちらちらくるので、そのたびに著者は何とも言えぬ気持になるのと同時に、親族だろうと旦那の友人だろうとお金がらみになると、揉めるので少々気をつけないと・・・というきもちになります。

はて、それらの人々はシンヨウデキル人なのだろうかと。

1ヘクタールもない、使われていない畑を見せられこれをXXXXXXペソでリースすると言われました。

家屋の購入

さて、土地付きの家については、結局購入することになりました。値段はいくらしたのかは申し上げられませんが、日本よりは安いことは確かで、新卒者が一年働けば購入できるほどの額です。

著者は様々な理由から全く乗り気ではありませんでしたが、家屋の古さの故○○万円ほどの値下げを要求し、それが受け入れられることになり、結局購入となりました。それで、終わりでない所は、やはりフィリピンです。

土地登記の問題

購入した土地付き家屋は、教会の敷地内にあります。教会は住民の土地利用を認め、また家主はすでに土地を利用する権利を有しており、あとは正式な登記をするのみとなっていますが、これが一向にすすみません。これが済まないと、著者の夫の正式な所有とはなりません。

教会としては、その地域に生活する住民に対して一回で登記を終わらせたいという思いがあるのですが、一部の住民が土地の登記にかかる費用を持っていないという理由から、教会はプロセスをすすめる意志がありません。その状態のままかれこれ数年経ちました。

家屋を賃貸

フィリピンに不在の我々はその家に住む理由はないため、家屋を貸し出していました。ところが、最初の住居者である子ども三人を持つ世帯の主は家賃を数カ月分未納とし、挙句の果には夜逃げしてしまいました。後日、彼らの行く先はわかったのですが、結局未納分の家賃は支払われぬままとなりました。結局うやむやとなるのは「フィリピンあるある」の一つです。

後日、家屋を貸したのですが、心配するとストレスが溜まるので、管理は親戚に任せております。また、改修した家屋に義兄一家が生活していますが、これは全くの無償貸与。最終的に著者夫婦がフィリピンに帰るときにはどうなっているのか?やはり、心配しても仕方がないので、そのままにしております。

畑について


畑については、個人的には、農家をする気はないし、立地的にも町の中心地から遠く、バイクがないと遠い場所なので、それほど興味はないのですが、旦那が興味を示しています。

どうやら土地の持ち主、病院に入院している旦那のために現金が必要で、このような形で土地をリースすることを決めたようです。また、このような場合、土地を売ることもあります。

いずれにしても、フィリピンで土地と家屋を持つときには、土地の登記がしっかりしない場合は、手を出さないことに限ります。後で登録するから・・・等と言っても、容易に信頼しないこと。悪気がないケースでも、登記を「忘れられ」たりすることもあります。また、登記があっても、時に名義が勝手に変えられてしまうことがただあります。フィリピンで物件を所有するときには、どうぞ慎重におこなってください。


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