フィリピンのローカルフィエスタ(Fiesta)

フィリピンを体感したいならば、ローカル、とくに町単位で行うフィエスタに参加するのが一番。

各町で行うフィエスタは、宗教、社会、経済的要素があり、フィリピン文化を観察する格好の場所。

カトリック信仰に基づくフィエスタは朝のミサで開始が宣言されます。神輿のような格好をした台座に各地域のパトロンセイント、守護聖人の像を載せ、街を一巡します。
また、朝は乳児の洗礼、結婚式なども行われたりもします。

神聖なミサが行われるその教会の外では、賭けごと、食べ物を販売したりと、経済活動も盛んです。ただ、わが町内の場合は物売りが禁止なのか、お店をみていません。この時期は儲けどき。教会の外のみならず、路上はいつもにまして物売りが朝から晩まで色んなものを売り歩いています。

勿論、フィエスタになれば家族が集まります。ということで、朝から親族集まっています。何をするというわけでもないのですが・・・こちらで親族が集まれば、必ず食事がでます。





フィエスタの食事は大量なため、昨晩から作っています。コミュニティで豚を解体し、大量に購入+料理です。フィエスタメニューは兎に角、肉、肉、肉、ちょっと甘いものが出て、やっぱり肉なんです(笑)肉を食べ付けていない私は何とも大量の肉に胃が・・・

食用肉の解体は決まった所でやらねばなりませんが、フィエスタだから見過されます。昨年は、義兄が豚の解体を手伝い、その関係でか大量の豚の部位が義母宅に・・・解体された豚の頭部が暫くテーブルの上に配置されていたことを思い出します。

路上で酒を飲むことも禁止。しかし、フィエスタですから・・・許される。そのおかげか、大量の酔っ払いが路上に徘徊(汗)
家の玄関の前に駐車した人に移動をするようにアプローチした旦那が、「お前の顔は忘れないぞ、また来る」と凄んでいたようですが、旦那はスルー。こっちが喧嘩腰になったら、すぐに殴り合いになりそうな様子。

また遠い親戚、一体誰?という人もたずねてきてご飯を食べて行きます。その人もかなり酒をのんでからの訪問。酔っ払い、さんざん絡まれましたが、フィエスタということでよしとします。

ミスコン、これははずせない。ミスコン、リトルミス、ミセス、今話題の美魔女コンテストというところですが、あります。場所によってはディスコあり、また近隣からカラオケが聞こえてきます。これは今晩遅くまで続くことでしょう。

フィエスタにかかる費用は、町内の経費ですが、企業協賛を得たりします。なので、町内に企業ロゴの入ったフラッグがはためいていたりします。

また、政治という要素も見逃せません。政治家先生方、広告合戦よろしく様々なところにHappy Fiestaと自分の写真と名前入りのバナーを飾っております。やりすぎだよ、と言いたいいほど州知事や市長の写真付きターポリンがあちらこちらにみえます。










今日は曇り空にも関わらず、30度を超え、風もあまり吹かず、不快な気候この上ないのですが、フィエスタで盛り上がっています。

待ちに待ったフィエスタ、みんなハッピーです。私はどうか?それは聞かないでください。

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