フィリピンでの自転車の修理ー路上でよく見かけるVulcanizingって何してくれるの?

購入して一ヶ月も経たず、自転車のタイヤがパンクしました。道の悪さもさることながら、自転車の質の悪さのためでもあります。後輪に既にひびが入っています。

購入したのは隣の市の込み合った市街地。そんなところまでパンクした自転車を押して歩いていきたくないので、国道沿いにあるタイヤ修理工でパンクしたタイヤの修理をすることにしました。

タイヤ修理工と書きましたが、よくフィリピンの道路ぞいに古タイヤに「Vulcanizing」と書いて看板を出している「あれ」です。Vulcanizeとは、ゴムを硬化(加硫,硫化)するという意味で、タイヤを硬化してなおすという作業をする場所です。
Vulcanizingと書かれた古タイヤが看板

看板は外に出ていたので、場所は間違いないものの、お店は至って外観は普通の民家の様相。本当にこの場所が修理する場所なのか、疑ってしまいます。
入り口でうろうろしていると近所のおじさんがおもむろに、ここだと指をさします。私がパンクした自転車を手で押して歩いていたので、修理と察したのでしょう。

入り口から「ごめんくださーい。」

と声をかけて出てきたのは青年。タイヤ修理工なので、いかつい職人のようなおじちゃんが出てくると思ったのですが・・・拍子抜け。とにかく、タイヤの修理を依頼。

おもむろに私の自転車をフェンスにあるフックに引っかけ、タイヤを取り外すでもなく、そのままチューブだけを器用に抜き出していきます。

チューブに空気を入れて、それを水の入った桶(壊れたタイヤを切って桶にしたもの)にくぐらせて、どこに穴があいているのかチェックします。

幸いにも私のタイヤの穴は一か所、とても小さなものでしたので、そのサイズに合わせてゴム状のものを切り取り、穴にあてます。

その上から、熱した鉄製の器具を当て待つこと約10分。ゴムが溶けてくっつき、穴がふさがりました。

費用は20ペソなり。

修理した自転車に乗り自転車を購入した店へ。タイヤのひび、その他大部分ネジがゆるんでいるために出る軋んだ音などを直してもらうべく説明しましたが、「うちは保証していないから」の一点張り。

いらっ。

フィリピンで購入した自転車
フィリピンで購入した自転車
購入時に1カ月補償って言ったし、しかも補償なしで(現地経済からすると)かなりの額の自転車を販売するというのはどういう御商売をしているのか?と笑顔で文句。

メンテナンスは勿論タダでやってもらい、タイヤの交換は仕方がないので支払うことに。

最後も、再度笑顔で苦情。

私「タイヤ今回交換しましたが、再度ひびが入ったらタダで交換してね」
店員「けど、うちは補償していないから」
私「購入して一ヶ月も経たないでこれなんだから、それは誠意がないでしょ」
店員「けど、うちは補償していないから」
私「では、どうやってお宅の商品の品質保証するの。ネジもゆるゆるで、自転車で走っている最中に全部分解すると思ったんだから(勿論冗談)」
店員「取り付けたタイヤはフィリピン産だから大丈夫ですよ」

その確信はどこからくるのか。

閉口。

もう、いいよ。君たちのところからはもう購入しないから。

自転車購入時、チェックしたのに、それだけでは見抜けない商品の欠陥。

自転車だったからいいものの、車だったらもっと凹むね。








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