エアコンウォー

「適温」なる言葉を知らないのか!と言いたくなるほど、こちらのエアコン、ガンガンに効いています。

今日の朝、久しぶりにビコール地方の自宅に戻りました。バスでの移動、これが寒くなかったなんて事は一度たりともありません。

ですので、トレーナーにジャケット、更にマロン(こちらで使う万能布)を準備、乗車。しかし、まだ寒いので、運転手さんに温度をあげてくれるように談判。運転手さん時に温度をあげてくれませんが、今回の運転手さんはあっさり承諾。

手元にある、車内のエアコンの温度設定を上げはじめていますが、その手元を見て「やはり・・・」と舌を打ってしまいました。私がお願いする前は車内の温度設定は何と16度。お願いして、20度に。

それでも寒い・・・途中恐らく温度設定をまた元の16度に戻している様子(汗)また、温度設定を変えてくれるようにお願いするといういたちごっこであったりします・・・9時間のバスの旅の終わりには身体の芯から冷えきった状態で下車する羽目になります。

バスの中で寒そうにしているのは私だけではないはずなのに・・・誰も文句の一つも言わず、各自持ってきたバスタオルなどを掛けて静かに休んでいます。

キンキンに冷えるのは、バスだけではなく、夜行の電車、飛行機、空港内、大学の図書館、ショッピングモール等々・・・暑いから冷やしたい理由は分かるけど、何もそこまでしなくてもいいのではというレベル。

オフィスでも、日本人が温度設定を上げたものを、現地の人が再度下げるといういたちごっこ。お互い断りを入れるわけでもなく、黙々とオフィスの時間繰り広げられるこの温度設定の無言の闘い。

なぜ、こちらの人はそんなに冷やすのか。意見はそれぞれ。1つの意見として、家にはエアコンがないから、それをエンジョイできる唯一の場所。けど、家が裕福でエアコン付きの家に住んでいる人についてはその限りではないと思います。

汗をかいて臭うのが厭だから?というのも理由として考えられる気がします。臭いを気にする、キレイ好きフィリピン人らしい理由とも思われます。

ただ、このエアコンの状況はフィリピンのみならずシンガポールでも経験しました。そうなると、フィリピン人だからという理由だけでは説明が難しいと思います。

常夏の国、エアコンがあるのならガンガン効かせて(彼らの基準で)快適に過ごしたい。冬がないのだからせめて建物の中だけでも涼しく過ごしたいとなる・・のかも。

けど、この電気代が高いフィリピンという国で・・・

いずれにしても、長距離のバスに乗るたびごとに、そしてフィリピン人のオフィスメートが出来るたびごとに温度調節のことで、闘わねばならぬことは変わらなそうです。









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