[スペイン旅行] バルセロナからの日帰り旅行: モンセラットとマンレサ(2)


モンセラットの次は、マンレサ。ここで、この土地の友人と合流します。町並みはシンプルで美しく、歴史を感じさせる土地です。




マンレサは、カタルーニャ地方バルセロナ県の都市で、歴史的にも非常に古く4000年の定住の歴史を持つといいます。歴史の長い都市故多くの争いがこの土地でも繰り広げられました。ローマの時代に始まり、中世

この土地はワインの製造で有名で、今は塞がれていますが地下にはワインの長蔵庫があったといいます。

この土地を有名にしたのが、イエズス会の創始者イグナチオ・デ・ロヨラ。この町のはずれに彼が武具を聖母の前に捧げ、瞑想をした洞窟があります。

ロヨラは元々軍人でしたが、闘いの最中負傷し療養中に書物で触れた聖人の行き方に影響を受け、その後イエズス会の創始に至ります。イエズス会と言えば、日本に来たフランシスコ・ザビエルも創始者のひとりとして、日本に宣教に訪れているほか、フィリピンの名門校アテネオ大学もイエズス会系列です。

旦那はそこの卒業生であり、大学卒業後はイエズス会のボランティアとしてフィリピンの辺境の島(!)で1年滞在していたこともあり、はしゃいでいました(汗)

写真があまり好きではないのに、珍しく写真を撮ってほしいとお願いされました。



 ロヨラに関する伝説はいくつかありますが、井戸に落ちて死んでしまった鶏をロヨラによって蘇らせてもらった少女の話が、その井戸の前に絵と共に街中の壁に掛けられています。
同じ井戸の通りには、ロヨラが滞在したという建物がありました。















The Santa Maria Basilica Collegiate of Manresaは、小高い丘の上に立ち、恐らく観光客も住人も高速道路から町に入る際に初めに目にする建物の1つと思われます。夕刻にライトアップされ、幻想的です。

教会の入場料は1ユーロ。ゴシック様式の教会としては、建物の幅がヨーロッパで二番目に広いとされています。





内部は、石造りのシンプルな教会でした。建物に入った瞬間、ひんやりとしました。




The Santa Maria Basilica Collegiate of Manresaからロヨラが瞑想のためにこもったとされる洞窟を望みます。

洞窟の上には教会が建てられていますが、教会自体は洞窟の形を壊さぬように、洞窟にかぶさるように作られている様子が建物の外観からも伺えます。

ここで、イグナチウス・デ・ロヨラは洞窟で祈りと瞑想の日々を送りました。この時の霊的な体験がのちにイエズス会設立の際に大きな神霊的な基盤となったといいます。
訪問した時間が遅かったので、内装を見ることは叶わず残念でした。

ひと時町を歩いた後は、ホットチョコでほっと一息。ここのホットチョコは濃厚。ココアの香りでほっとします。
この地方出身の友人がオランダでホットチョコを注文した際に、あまりにココアが水っぽいので驚いたのだとか。我々にとってはこれが普通なのですが・・・
このココアの濃厚さはスプーンが立つほどではありませんが、角が少々立ちます。ココアの小さいサイズはクリームなしで1.9ユーロ、大きいサイズは2.6ユーロ。旦那と大きなサイズをシェアしましたが、私と旦那共に濃厚すぎましたが、チョコレート好きにはたまらない一品かと思います。


BUSI CAFES, S.L
c/ Casanovas, 6 08240 Manresa




バルセロナの旅シリーズ
1) 結婚二周年記念の旅-3泊4日のバルセロナの旅
2) バルセロナ国際空港から市街地へ
3) バルセロナのゲストハウス
4) バルセロナのゲストハウスで出会った人たち
5) バルセロナのランブラス通り
6) サグラダ・ファミリア(聖家族教会)-3泊4日のバルセロナの旅!-
7) グエル公園を歩く-バルセロナ3泊4日の旅!
8) バルセロナからの日帰り旅行: モンセラットとマンレサ(1)
9) バルセロナからの日帰り旅行: モンセラットとマンレサ(2)

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