「オランダは小さい」とオランダ人の友人は言います。大きさは、九州と同じぐらい、あるいは台湾やブータンと国土は同じぐらい。ちなみに、オランダ領アンティル、アル-バを含めるとスイスほどの面積です。
小さいといえども、この国を南から北まで旅をするのには勿論、それなりに時間がかかります。車で移動する人たちもいますが、車を持たぬ者にとって電車をどう乗りこなすか!が大切です。
小さいといえども、この国を南から北まで旅をするのには勿論、それなりに時間がかかります。車で移動する人たちもいますが、車を持たぬ者にとって電車をどう乗りこなすか!が大切です。
線路は続くよ~どこまでも~♪ |
オランダ鉄道(Nederlandse Spoorwegen)、通称NSは約2800kmの鉄道網を有し、オランダ全域をカバーしています。ローカルの路線も合わせて、自転車では行けない場所に行くのに大変便利です。
チケットの購入方法
販売機での購入となります。英語かオランダ語が選べるのでご心配なく。行き先のボタン押してチケットを購入するのみ。料金は1、2等車の違いと割引の適用の違いがあります。
オランダの鉄道のほとんどは、日本のような改札口はありません。なので誰でも入ろうと思えば駅の構内に入り、電車も乗ることが出来ます。そうしたら、無賃乗車のし放題ではないかと思われるかもしれませんが、乗車して大体は鉄道職員によるチケットチェックがあります。
無賃乗車の発見、あるいは割引適用外の時間に割引切符を持っているなどの不正が見つかった場合は、罰金を払わないといけません。
友人が、割引適用外の時間に“知っていて”割引料金が適用されたチケットを購入、そして見つかり、罰金を支払うことになりました。チケットのもとの値段は10ユーロほど、しかし30ユーロほどの罰金を支払ったとのこと。
大きくは、1等車両と2等車両があります。チケットのお値段が異なります。違いは座席がきれい(?)、そして混雑時にはゆったり座れるメリットがあります。しかし、お値段は倍ほど異なります。また、静かにする(=騒がない、大きな声でしゃべらない)の席もあります。座席の案内や窓ガラスにSilentマークが入っています。夜が遅い、あるいは土日など、そんなこと、知ったことかとおしゃべり禁止の席で、大音量で話している一行に出会ったりもします。
駅
黄色の車体が印象的なNS |
チケットのチェック
鉄道職員によるチケットのチェックは、有効なチケットを提示するだけのもの。もし、割引料金が適用されているチケットを持っている場合は、その割引を保障するov-chipkaartも同時に提示します。無賃乗車の発見、あるいは割引適用外の時間に割引切符を持っているなどの不正が見つかった場合は、罰金を払わないといけません。
友人が、割引適用外の時間に“知っていて”割引料金が適用されたチケットを購入、そして見つかり、罰金を支払うことになりました。チケットのもとの値段は10ユーロほど、しかし30ユーロほどの罰金を支払ったとのこと。
車両
窓ガラスにSilent(静かにするように注意を促す)シールが はってあります。 |
自転車の持ち込み
電車に自転車を持ち込めます。自転車のアイコンが車両に描かれており、その場所にはそれなりのスペースがあります。通常サイズの自転車の持ち込みは料金を支払わなければなりませんが、折りたたみは支払い無用。各駅からレンタル自転車での観光という手もありますが、マイ自転車での旅も不可能ではありません。インターシティ(Intercity)とスプリンター(Sprinter)
特急か各駅停車の違いです。Intercityはメインの駅を結んでいるので、便利です。遠方に出かける時には勿論Intercityのフル活用です。割引カード:ov-chipkaart(オービーチップカード)
ov-chipkaart(オービーチップカード)があります。これは、日本で言うSuicaのようなものですが、カードを所持で電車のみならずバスも割引料金で利用できます。割引率は、電車で最大4割、バスなどでもかなりの割引となります。割引率は、カードの種類によって変わります。
カードは2種類。名前を入れる必要がなく、誰でも使用可能なカード、Anonymous OV-chipkaart。また持主の情報(名前・顔写真)の入ったOV-chipkaart。後者は年会費を支払わないといけません。
例えばナイメーヘンからアムステルダムまでは正規の料金、かつ2等車で17.50ユーロです。カードの割引を使うと10.50ユーロとなります。ただしこの割引は、朝9時以降出ない限りは使うことはできません。
ブログ「オランダを公共交通機関で旅するーOV-chipkaartの種類、利点、利用方法」
カードは2種類。名前を入れる必要がなく、誰でも使用可能なカード、Anonymous OV-chipkaart。また持主の情報(名前・顔写真)の入ったOV-chipkaart。後者は年会費を支払わないといけません。
顔写真入りのOV-chipkaartは駅のサービスカウンターにあるov-chipkaartは申込用紙に必要事項を記載して郵送するか、あるいはオンラインでも申し込みが可能ですが勿論有料のサービスです。年に約60ユーロそのため、一年その料金を支払う以上に鉄道を使用するか検討しての購入をおススメします。
例えばナイメーヘンからアムステルダムまでは正規の料金、かつ2等車で17.50ユーロです。カードの割引を使うと10.50ユーロとなります。ただしこの割引は、朝9時以降出ない限りは使うことはできません。
ブログ「オランダを公共交通機関で旅するーOV-chipkaartの種類、利点、利用方法」
オランダ語では、(Trein)Dagkaartと言います。平日・休日ともに利用可能な一日券、週末のみの一日券、誰かが乗車券を持っている時に無料になるという一日券など様々な種類があります。一日券は割引カードと同じく朝の9時以降出ない限りは使用できませんが、土日は朝9時前からの使用も可能です。
一日券の販売場所は様々です。時に、スーパーマーケットのアルバート・ハイン(AH)、HEMA、BLOKKERという雑貨屋さんなどで、期間限定(大体は1~2週間の間)で発売されていることがあります。
販売時に既に乗車券を使用する日にちを決めなければならないものと、後々ウェブサイト上で日付を決定し、プリントアウト出来るもの、事前の登録が必要でないタイプの乗車券など様々です。
平日も使える一日券の相場は15ユーロから17.5ユーロ、土日限定のものは12ユーロほどです。(値段は販売先、シーズン、条件などのもろもろの事情で変わっているようです。)一日券の通常価格が53ユーロであることを考えると大変お得です。
また路線工事のために一部区間をバスということもあるので、飛行機のスケジュールなどがある場合は事前調べる、何より早く移動を始めるのが安全策です。
NSからの車窓は土地が平たい国柄、山に遮られることはないため、街、田園風景を楽しめます。牛たちが草をはむ姿はなんとものどかです。季節によってはチューリップ畑を見ることも出来ます。更にNSのウェブサイトでは時に宿泊料金込みのお得な乗車券も販売しており、時々チェックしています。また、近隣諸国へ電車での旅も可能です。オランダのいくつかのメジャーな駅はドイツ、フランス、ベルギーなどへ向かう電車があります。
一日券や割引券を利用して、お得で快適な旅を!
この価格等は常に変更されるので、よくご確認を
一日券の販売場所は様々です。時に、スーパーマーケットのアルバート・ハイン(AH)、HEMA、BLOKKERという雑貨屋さんなどで、期間限定(大体は1~2週間の間)で発売されていることがあります。
販売時に既に乗車券を使用する日にちを決めなければならないものと、後々ウェブサイト上で日付を決定し、プリントアウト出来るもの、事前の登録が必要でないタイプの乗車券など様々です。
平日も使える一日券の相場は15ユーロから17.5ユーロ、土日限定のものは12ユーロほどです。(値段は販売先、シーズン、条件などのもろもろの事情で変わっているようです。)一日券の通常価格が53ユーロであることを考えると大変お得です。
事故への対応
こちらでも勿論、車両故障あるいは人身事故などがあり、路線が止まります。オランダ北部に旅をして遅くなった帰り道、人身事故で電車の運行が完全に止まりました。NSが手配したバスが約20~30分ほどで到着し、事なきをえましたが、その間周囲はバスがすぐに来ないからタクシーを自分たちで手配しようとする人たちもいたほどでした。夜も遅く、もう電車がないと思った人たちは一分でも早く移動したいと思ったことでしょう。また路線工事のために一部区間をバスということもあるので、飛行機のスケジュールなどがある場合は事前調べる、何より早く移動を始めるのが安全策です。
NSからの車窓は土地が平たい国柄、山に遮られることはないため、街、田園風景を楽しめます。牛たちが草をはむ姿はなんとものどかです。季節によってはチューリップ畑を見ることも出来ます。更にNSのウェブサイトでは時に宿泊料金込みのお得な乗車券も販売しており、時々チェックしています。また、近隣諸国へ電車での旅も可能です。オランダのいくつかのメジャーな駅はドイツ、フランス、ベルギーなどへ向かう電車があります。
一日券や割引券を利用して、お得で快適な旅を!
この価格等は常に変更されるので、よくご確認を
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