フォーディズマーチ(Vierdaagse)は、世界で最大のウォーキングの大会です。開催地は、オランダのナイメーヘン(Nijmegen)、大会は4日間かけて所定の距離を踏破するというものです。この大会は、速さを競うものではなく、各々のスピードで所定の距離を歩ききるという趣旨であるため、参加者は子どもからお年寄りまで参加する、全世界的な大会です。
全世界から参加者が集まるイベントの故、約16万人の都市は一夜にして約4万5000人ほどの参加者とそのイベントを楽しむために集まった人々により倍ほどになり、通常見られない賑わいを見せます。ウォーキングに参加しない見物者も前夜祭から楽しめます。
町の中心部から離れた場所にいても、その音を聞くことができる程の大音量。街の様子は、まさにカオスの前夜祭。
深夜まで行われるパーティは午前0時でも終わらず、凄い人だかり。至るところにステージがあり、お互い競い合うかのように演奏をしております。
ワール川沿いに近い一体はティーンの子どもたちが占拠して、野外ディスコ。坂を昇るとビアガーデンにライブ音楽という様相。人、人、人。午前3時をすぎればゆっくり家に戻っていく人の流れが見られるのですが、それと交代するかのように大会参加者がスタート地点にゆっくりと集まって来ます。
夜遊びから帰る道すがら、何人もの人がリュックサックに軽装の姿で歩いている姿、あるいは自転車をこいでいる姿を見かけました。
40キロの歩行に挑戦した友人は、歩行で6時間半程そして休みを入れると7時間半を費やし40キロの道のりを歩きました。40キロを4日分ですから160キロを踏破したことになります。160キロと行ってもピンと来ないので、Google Mapで調べると、東京駅からスタートして、車の東名高速で静岡県の清水湾近くの興津駅までたどり着ける距離です。
歩いていくだけの人たちを見るというのは、なんとも退屈な印象を受けますが、ウォーキングコース周辺地域に生活するオランダ人たちは、自宅の軒先にリクライニングシートを置いて、イベント参加者に声援を送っています。
4日めの最終地点付近は、混み合います。クライマックスを見るために人が集まります。花束を参加者に渡す人たちもいます。
また街では、イベント開始一、二週間の間に駐輪スペースが取り払われ、野外ステージが着々と設置されていきました。混み合うこと必須で、イベントが始まると街の中心部まで自転車でたどり着くことが難しくなります。
参加者は2月から体慣らしのためトレーニングとして推奨されている5キロ〜からの距離を歩きます。3月〜5月にかけて徐々に歩く距離を伸ばして行き、6月には本番の距離に近い距離を二日間歩きます。こうして本番に臨みます。歩くだけなら、訓練なんていらない!ということは決してありません。
関連ブログ「4日間ひたすら歩く大会!オランダ、ナイメーヘン、フォーディズマーチ(Vierdaagse)」
全世界から参加者が集まるイベントの故、約16万人の都市は一夜にして約4万5000人ほどの参加者とそのイベントを楽しむために集まった人々により倍ほどになり、通常見られない賑わいを見せます。ウォーキングに参加しない見物者も前夜祭から楽しめます。
フォーディズマーチ(Vierdaagse)前夜祭
2019年のフォーデーズマーチは、7月16日(月)から19日(金)の開催です。大会自体は、月曜日からしかし、パーティは土曜日夜から始まります。街の中心部からは音楽が鳴り響き、夜半を過ぎても止む気配なく続きます。フォーディズマーチ(Vierdaagse)の前夜祭 |
町の中心部から離れた場所にいても、その音を聞くことができる程の大音量。街の様子は、まさにカオスの前夜祭。
深夜まで行われるパーティは午前0時でも終わらず、凄い人だかり。至るところにステージがあり、お互い競い合うかのように演奏をしております。
ワール川沿いに近い一体はティーンの子どもたちが占拠して、野外ディスコ。坂を昇るとビアガーデンにライブ音楽という様相。人、人、人。午前3時をすぎればゆっくり家に戻っていく人の流れが見られるのですが、それと交代するかのように大会参加者がスタート地点にゆっくりと集まって来ます。
夜遊びから帰る道すがら、何人もの人がリュックサックに軽装の姿で歩いている姿、あるいは自転車をこいでいる姿を見かけました。
フォーディズマーチ(Vierdaagse)とは?その成り立ち
スポーツ振興と健康増進の目的で行われているこの大会ですが、元々は戦争で亡くなった軍人さんの栄誉をたたえると同時に軍人さんたちの訓練にもなるということで始まりました。
今年で102回目を数え、登録者として46,000人ほどの参加者と、一部の行程のみを加わる一般市民を入れると16〜18万人の人が予想されます。世界各国からの参加者及びNATOなどから軍人も重い荷物を背負って歩くそうです。静かな街が賑わいと年に一度の大イベントに活気を見せております。
今年で102回目を数え、登録者として46,000人ほどの参加者と、一部の行程のみを加わる一般市民を入れると16〜18万人の人が予想されます。世界各国からの参加者及びNATOなどから軍人も重い荷物を背負って歩くそうです。静かな街が賑わいと年に一度の大イベントに活気を見せております。
40キロの歩行に挑戦した友人は、歩行で6時間半程そして休みを入れると7時間半を費やし40キロの道のりを歩きました。40キロを4日分ですから160キロを踏破したことになります。160キロと行ってもピンと来ないので、Google Mapで調べると、東京駅からスタートして、車の東名高速で静岡県の清水湾近くの興津駅までたどり着ける距離です。
ウォーキングを見学する
コースは公式ウェブサイトに公表されており、参加者はそれぞれのスピードで、その日ごとの到達地点に向かって歩きます。公道をゆくため、参加しない見学者は、子どもからお年寄り、様々な国籍の人、軍人も訓練のために参加しており、それらが歩いていく姿を見ることができます。歩いていくだけの人たちを見るというのは、なんとも退屈な印象を受けますが、ウォーキングコース周辺地域に生活するオランダ人たちは、自宅の軒先にリクライニングシートを置いて、イベント参加者に声援を送っています。
4日めの最終地点付近は、混み合います。クライマックスを見るために人が集まります。花束を参加者に渡す人たちもいます。
また街では、イベント開始一、二週間の間に駐輪スペースが取り払われ、野外ステージが着々と設置されていきました。混み合うこと必須で、イベントが始まると街の中心部まで自転車でたどり着くことが難しくなります。
フォーディズマーチ(Vierdaagse)参加前のトレーニング
歩かない人にとっては、前夜祭と歩く人の姿を見ることがこのイベント全て。ただ、その画を愉しむことに尽きますが、参加者は数ヶ月前から着々と準備をしています。参加者は2月から体慣らしのためトレーニングとして推奨されている5キロ〜からの距離を歩きます。3月〜5月にかけて徐々に歩く距離を伸ばして行き、6月には本番の距離に近い距離を二日間歩きます。こうして本番に臨みます。歩くだけなら、訓練なんていらない!ということは決してありません。
4万人超えの行進で地鳴り?
コースの近くに住む知人の方曰く、あまりに多くの人が一緒に歩くので地鳴りがするほどといいます。長い道のりをゆく大変さは、ゴールするシーンを見て感じると聞きます。競技ではないので順番をきそうわけでもないものの、長距離を歩く大変さは変わりません。数年前は猛暑で、ご年配の方が亡くなられたそうです。そして大会も中止となってしまったようです。彼らが無事に踏破できるようにと祈るばかりです。関連ブログ「4日間ひたすら歩く大会!オランダ、ナイメーヘン、フォーディズマーチ(Vierdaagse)」
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