5時のミサのあとに行うコミュニティイベント、5pm Sunday Mass ++ も6回目を数えました。6回目の開催ということで、先月好評であった音楽の夕べの第二弾として、演奏者を更に募り開催しました。
先月の音楽の夕べの後、ハンガリーからの学生がフルートを10年以上習っているということを知り、そこから中国からの研究者のピアノ伴奏との即興コンビが組まれました。また今回はインドネシアのギター演奏、アルーバのギター演奏と歌、オランダの歌、そして私もまたしても参加し歌を歌いました。
音楽のジャンルはバラバラ、クラシックから、フォークミュージック、宗教歌からポップまで見事バラバラ。しかし、音楽を愛する人たちが集いひと時を楽しんでいました。
中国-ハンガリーのピアノとフルート演奏は、バッハのAIR、ジュール・マスネのタイスの瞑想曲は、とても美しい演奏にうっとりです。AIRは、吹奏楽の時に卒業式に演奏した懐かしの曲。インドネシアはフォークソングですが、ポルトガルの植民地時代に多く影響を受けた曲、非常にテンポが早い曲や典型的な南国をイメージするような曲、ギターもここまで弾きこなせるというのは驚きで、感銘を受けます。
懲りずにまた唄う・・・
前回のコンサートに引き続き、旦那のリクエストそして、友人たちにおだてられ、懲りずにまた歌いました。私は、Misiaの果てしなく続くストーリーと、五輪真弓の心の友をギターが抜群に美味いインドネシア人の研究者と即興コラボレーションで歌いました。ちなみにリハーサルなしで且つ私もこの歌を前日に練習したのみで心配でしたが、皆楽しんでくれたようで嬉しい限りでした。
心の友?
「心の友」は日本人歌手五輪真弓さんの名曲。インドネシアの友人がしきりに「ココロノトモ」って曲を知っているか?と聞いてきては分からず、首をかしげる過去の数ヶ月でしたが、先週近所のインドネシア人研究者がYoutubeのリンクを送ってくれて初めてその曲を知りました。「心の友」これを頻繁に使うのは私が知る限りはド●えもんの●ャイアンぐらいと思っていましたが、名曲のタイトルだったとは、知りませんでした。
なぜ心の友がインドネシアで流行ったのか?
インドネシアのラジオ関係者が日本で五輪のコンサートへ行き買ったアルバムの中に、この曲が入っておりインドネシアのラジオで流したことで人気となったようです。その当時はインドネシア第2代目大統領スハルトの時代。前大統領のスカルノの時代とは逆に親米、反共産主義を掲げて、大規模な赤狩り、国内の独立運動に対する弾圧、民主化運動活動家の拉致・拷問、虐殺事件、体制に批判的なマスコミに対する弾圧などの人権侵害などが起こった時期もこの時期。そして、開発独裁政権として安定した経済成長を実現した時期でもあります。ココロノトモの歌詞は政治的でもイデオロギー的でもなく、そしてシンプルなメロディーラインが受けたのだとおもいます。
後にこの曲は、インドネシアの歌手Delonと共にスマトラ沖地震チャリティCDとして『KOKORO NO TOMO』として再度リリースされているようです。
インドネシアで流行った日本人歌手による日本語の歌をオランダで歌ったわけですが、来ていたインドネシア人のほどんどがこの曲を知っていたというのは驚きです。
音楽を楽しんだあとは簡単なご飯。演奏した音楽の話から、文化の違いから会話が弾み、楽しいひと時でした。
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