今日の夕食何にしよう♪~オランダでの食生活 (1)

「オランダでは何を食べてます?」と時々聞かれます。
著者は日本人、夫はフィリピン人なので、基本アジア飯です。アジア飯と言っても純和食、純フィリピン食というよりは、日本/フィリピンナイズされたパスタだったり、フィリピンっぽい煮物だったりします。

中華系食品店で購入できる木綿豆腐1丁78セント~
手作り感にあふれる豆腐は使わないで置いておくと2,3日で
すぐに悪くなってしまいます(^^;)買ったら早く料理しないと・・・

やっぱりアジア飯ーTOKOでアジア食材の買い出し

それらのアジアの食材は、TOKO(トコ)と言われるアジア系の食品店で購入が可能です。TOKOはインドネシア語で、「お店」を意味するそうです。

著者の住む街にはインドネシアの食材を中心として、東、東南アジアの食材を扱うTOKO Linos、中華系の食材を中心に広くアジアの食材を扱う食材店TOKO Palee、そしてインド系TOKO Taj Mahalの三つが存在し、時々食材を購入しています。

また、月一回あるフィリピン人のミサで、フィリピン食材を中心に扱うTOKOのオーナーが自家用車のトランクに商品を詰めてやってきて、ミサの後にモバイルショップを開くので、そこでフィリピン食材を購入したりもしています。

テンペイとナシゴレン(左下)

オランダでインドネシア料理

近頃はインドネシア人の友人の影響でナシゴレンを作ったり、テンペを揚げたりしています。ちなみにナシゴレンはインドネシア風の炒めご飯、ナシ=ご飯、ゴレン=揚げるの意味。ナシゴレンの味付けは、インドネシアの醤油、ケチャップ、サンバルソース、ナンプラー、オイスターソースなどです。気を付けないと塩分取りすぎになってしまいますが、沢山の野菜入りの作りたてのナシゴレンは美味です。

テンペは大豆で作られた固められて乾いたブロック状の食品でインドネシアの納豆と言われているものの納豆のような臭み、そして粘り気はありません。

インドネシアの友人たちは沢山の油にテンペイを放り込んで揚げていますが、著者は油は少なめにして、焼くようにしています。挙げたテンペイにはサンバルソースをつけます。サンバルソースは沢山のトマト、にんにく、チリを使ったスパイスで、日本で言う味噌のような扱いです。インドネシアの友人たちは何はなくてもサンバルソースです。ソースがなくても醤油などで食べても美味しいです。

スタムポット
オランダの定番メニュー、スタムポット
フィリピン・日本・インドネシア料理中心で、著者夫婦はオランダ風の食生活ではありません。ただ、真似ないまでも異なる文化で生活して、その文化、とりわけ食生活を覗くのは楽しいものです。

オランダ的な食事とは?

聞くところによるとオランダ人の食事はシンプル。温かい食事は一日1回と言われています。一度、大学教授のお宅にランチに招かれたことがありますが、火を通した食事はなく、様々な種類のチーズとハム、そしてパンでした。

学生・社会人のランチを見てみると、ハムやチーズを挟んだだけのシンプルなサンドイッチとりんごなどです。サンドイッチの他に面白い特有だと思ったのが、チョコレートスプレーをバターを塗ったラスクに付けて食べる方法が特に子どもたちに人気だと聞きます。

えんどう豆のスープ
えんどう豆のスープ
夕食は、じゃがいも・温野菜・魚/肉。ゆでたじゃがいもを潰して、それに肉・魚の煮汁などを付けて食べる食べ方が主流です。
 
ちなみにオランダの伝統的な料理いくつかありますが、今まで食べた/作ったことがあるものは、えんどう豆のスープとスタムポット。乾燥した青えんどう豆にベーコン、様々な野菜を加えて煮込みます。入れる野菜は、セロリ、玉ねぎなどで、スーパーマーケットにはすでに切られたスープ用の野菜が売られています。それらの野菜、えんどう豆が形が崩れ、ねっとりするまで煮込みます。冬場の食べるスープ。お腹に結構たまります。そして、スタムポットは簡単に言うと野菜入のマッシュポテトです。 

年末の恒例がオリーボレン、油の玉の意味でレーズンやナッツが入った球状のドーナッツです。普段は台所を汚す揚げ物料理などしないオランダ人もせっせとこのオリーボレンを揚げます。年越しにこれを食べるのがオランダ式だとか・・・

オリーボレン
オリーボレン

暖かくなってきたこの頃は外にハーリングを売る屋台が目立ち始めました。ハーリングは鰊(ニシン)。ニシンなんて日本にもあるので珍しくないはずなのですが、その食べ方がユニーク。

中骨を抜いて酢漬けにしているにしんのしっぽをつまみ、アシカのようにかぶりつきます。以前オランダ人に何故そういう食べ方をするのか?と聞いたことがありますが、分からないそうです。

ハーリングの屋台
ハーリングの屋台


今日も外を歩いていたらカップルがちょうどハーリングにかぶりついている姿を見ました。本当に写真で見たような姿でした。これはファーストフード(笑)のような扱いだとか。オランダ人の友人は、寿司のような旨さはないと、推奨していませんが、シーズン中は油が乗って新鮮で是非味わいたい一品です。


国際交流と食

毎週参加する国際学生が会って、一緒に食べる集まり- Meet and Eat、特定の国の学生がホストになってくれる場合は、そのお国の料理を準備してくれます。前菜からデザートまでが2.5ユーロで楽しめるのが嬉しいのと、自分が作らなくて良いのが嬉しかったりします。
如何に手を抜いて(笑)、安く、栄養のあるものを食べるのか、日々奮闘中です。

関連ブログ

オランダでの食生活 (1) 今日の夕食何にしよう♪
オランダでの食生活 (2) オランダ人は何を食べているの?
オランダでの食生活 (3) インドネシア料理を楽しむ

スポンサーリンク

スポンサーリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿

Subscribe