一面のチューリップ畑、キューケンホフ(Keukenhof)公園は期間限定のお花の園

キューケンホフ(Keukenhof)公園はオランダのリッセ市(Lisse)にある季節限定のお花の園。32ヘクタールの広さにチューリップ、ヒヤシンス、スイセンなど春の球根花約700万が咲き誇る60年以上の歴史を持つ公園です。

公園は3月下旬~5月下旬までと春のみの季節限定で開園しており、手入れが行き届いた花を園内15kmの遊歩道に沿って歩きながら楽しみます。
キューケンホフ(Keukenhof)
キューケンホフ(Keukenhof)

キューケンホフとは?

キューケン(Keuken)はオランダ語で台所を意味し、ホフ(hof)は庭や宮廷の意味です。現在の公園の位置する場所は15世紀頃は狩猟場でありまた、ジャクリーヌ・ド・エノーの城の厨房で使うための 香草を集める場所でもありました。

ジャクリーヌ・ド・エノーの死後、キューケンホフは裕福な商家の一族の所有となりました。パラント男爵夫妻は、アムステルダムのフォンデル公園の設計をしたことで知られる造園家、J.D. ゾッハーと L.P.ゾッハーに城周辺の庭園の設計の仕事が委ねました。このときの英国式庭園の設計が現在の公園の根幹を成しています。
キューケンホフ(Keukenhof)公園内のボート
キューケンホフ(Keukenhof)公園内のボート

キューケンホフの公式ウェブサイトによると、現在公園はキューケンホフは協会の所有となっています。1949年、当時のリッセ市長と球根栽培農家、輸出業者などが初めて球根の青空見本市を公園のある場所で開催しました。その後恒例の行事となり、世界中から人々が訪れるようなって、キューケンホフが現在ような公園となったようです。

キューケンホフ(Keukenhof)公園内の様子
キューケンホフ(Keukenhof)公園内の様子

行き方、値段

キューケンホフ公園へはライデン中央駅/  ハーレム駅/ホーフドープ駅/スキポール駅から出ているバス一本です。著者が利用したライデン中央駅からのバスは到着までに20~25分要しました。駅から公園までの直通バスは一時間に2本ずつ出ております。

公園入場のチケットは公式ウェブサイトでも購入することが出来ますが、それらの直通バスが出ている駅でバスの乗車券とセットで販売されています。著者はライデン中央駅にある本屋さんで購入することができました。

キューケンホフのチケット
キューケンホフ(Keukenhof )のチケット
公園の入園料とバスのセットで2013年は22.5ユーロでしたが、2019年は25ユーロです。

一体どんな所?

数年前、旦那が妻への家族サービスということで、その公園に連れていってくれました。公園を訪れた日は5月も半ばになるにも関わらず、気温は10~13度、あいにくの雨の日でした。

しかし、公園内を歩いてしばらくすると、いきなり日が差し始めました。周りに居た観光客たちが「おぉ」という歓声を上げているの聞こえます。どんよりとした雲の切れ間から、青空が覗いています。

強い風に押し流されてあっという間に青空に。先程まで降っていた雨が花の花弁に残り、それが陽の光を反射して花園全体が生き生き見えます。
キューケンホフ(Keukenhof)公園内の風車
キューケンホフ(Keukenhof)公園内の風車

遊歩道15キロは制覇できませんでしたが、公園内、かなり歩きます。また、一度訪れたことがある場合は、“キューケンホフ公園はすごい花の数に圧倒されるけど、10分もすれば、見慣れて飽きてしまう”という人も。しかし、初めての訪問という場合はその花の数に圧倒されます。

公園は地図を無料配布していません。花の園が放射状に広がっているので、あまり必要とは思われますが、もし詳細な地図が手元に欲しい場合は4ユーロで購入あるいは、公式ウェブサイトからPDFでダウンロード可能です。

キューケンホフ公園は3月下旬~5月下旬までの開園(2019年は3月21日から5月19日まで)。この時期にオランダを訪れる人にはおススメだと思います。

キューケンホフ公園(Keukenhof)案内

ウェブサイト:https://keukenhof.nl/en/
所在地:stationsweg 166a 2161 am lisse netherlands
開園時間:2019年3月21日から5月19日、8:00ー19:30(園のチケット販売場所は8:00−18:00)
料金:大人25ユーロ(ライデン中央駅/  ハーレム駅/ホーフドープ駅/スキポール駅からの往復バス料金と入園料)、30ユーロ(アムステルダムからのバス往復と入園料)、子ども13.5ユーロ

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