著者の近所には大きな公園があります。そこで、夏休みに入ってからキャンピングカーやテントなどを見かけるようになりました。著者夫婦にとっては散歩やジョギングで訪れる身近な公園、日常の延長の公園ですが、その一部がキャンプサイトになっているというのは少々驚きだったりします。
しかし、これも一つのオランダ流の夏休みの過ごし方。子どもたちは、広い公園の敷地で伸び伸びと遊んでいます。また、公園の至るところでBBQが行われており、オランダの暑すぎず、湿気の少ない過ごしやすい陽気をめいいっぱい楽しんでいます。
オランダ人は夏休みをどうやって過ごすのでしょうか？一般的に休みの長いオランダ。休暇の長さは仕事によりますが、大体が数週間。そのため、夏休みを心待ちにし、その数週間を有意義に過ごすべく数ヶ月前から夏休みの予定を立てるのが一般的です。実際、オランダ人は夏休みを楽しんでいるのか？オランダ人の夏休みの過ごし方をオランダ人や、オランダ人と国際結婚した人々に聞いてみました。
長い休暇はうらやましいと思いつつも、その分出費がかかるのではとの心配が出てくると思います。しかし、そうした心配は無用。休暇中の給与は支払われる他、Vakantiegeld（バカンシヒルド）と呼ばれる、休暇手当が支払われます。日本でいうボーナスのようなものですが、これは給与の総額から8パーセント差し引かれています。強制的な積立のようなもので、これは毎年6月いっぴから一年間です。休暇手当のゆえにまとまったお金が5月末の給与時に支払われます。
多くのケースでは、子どもがいる家族で、自家用車がある場合はオランダ国内をあるいは近隣のヨーロッパ諸国に自動車で出かけて、休日を過ごします。知人や友人は今車でフランス、ドイツなどに出かけています。
近隣諸国に出かけても特に特別なことをするわけでもなく、別荘地でソファーに寝転がって本を読んだり、川に釣りに出かけたり、日常の延長線上で、非日常を楽しむシンプルでとてもゆったりした夏休みなんだとか。
もちろん、海外に遠出するケースも。特に、国際結婚のカップルは家族で奥さんの国に帰国する場合も。夏休みは航空券も一番高くなる時期なので、オランダ人としては避けたい海外旅行のようですが、子どもの夏休みと合わせるとどうしても夏の帰国となるのだとか。ちなみに、3月や4月は盛んに旅行会社の宣伝がテレビに流れ、人々もそれぐらいの時期に航空券を購入するそうです。
また、一方で近隣の海外にも国内にも行けない人もいます。子どもたちが夏にいろいろな経験をできるようにと、経済的に困窮する家庭の子どもに夏休みを楽しんでもらう！という活動もあります。
お金をかけないのは、宿泊費だけではなく、キャンプの場合は食費などもなるべく節約します。自家用車やキャンピングカーで出かける場合は日持ちする食べ物は食料品が比較的安価なオランダで購入。ホテルにも宿泊しない、現地で物品を購入しない等、地元にお金をあまり落とさないので夏が稼ぎ時のリゾート地にとっては痛手となっています。そのため近隣国のキャンプ場で立ち居入り禁止、あるいはあまり好まれない客となっているという話を聞きます。
そして、興味深いのは町を歩くと皆の服装がばらばら。Tシャツを着ている人もいれば、ジャケットを羽織る人も。体感温度の違いなのでしょうが、傾向として白人系オランダ人は薄着で、著者を含む移民系の人々はジャケットなどを羽織っています。
日本で会社員をしていたらありえぬ想定ですが、もし一カ月ほど夏休みが取れたら何をしたいですか？まとまった休みが取れる恩恵を日本の労働者が楽しめる日はいつになるのでしょうか。
しかし、これも一つのオランダ流の夏休みの過ごし方。子どもたちは、広い公園の敷地で伸び伸びと遊んでいます。また、公園の至るところでBBQが行われており、オランダの暑すぎず、湿気の少ない過ごしやすい陽気をめいいっぱい楽しんでいます。
オランダ人は夏休みをどうやって過ごすのでしょうか？一般的に休みの長いオランダ。休暇の長さは仕事によりますが、大体が数週間。そのため、夏休みを心待ちにし、その数週間を有意義に過ごすべく数ヶ月前から夏休みの予定を立てるのが一般的です。実際、オランダ人は夏休みを楽しんでいるのか？オランダ人の夏休みの過ごし方をオランダ人や、オランダ人と国際結婚した人々に聞いてみました。
オランダ人のまちにまった夏休み
夏休みの長さは、一般的に数週間保障されています。もちろん、仕事の契約によってその長さや夏休みの有無がきまってきますが、会社勤めである場合、知人は4～5週間ほどの休みがとれるとのこと。長い休暇はうらやましいと思いつつも、その分出費がかかるのではとの心配が出てくると思います。しかし、そうした心配は無用。休暇中の給与は支払われる他、Vakantiegeld（バカンシヒルド）と呼ばれる、休暇手当が支払われます。日本でいうボーナスのようなものですが、これは給与の総額から8パーセント差し引かれています。強制的な積立のようなもので、これは毎年6月いっぴから一年間です。休暇手当のゆえにまとまったお金が5月末の給与時に支払われます。
実際どうやって過ごすのか？
家族旅行
夏休みをまとまって過ごせるために数週間、海外に行く人もいれば、国内・あるいは近隣のヨーロッパで過ごす人や家族もいます。多くのケースでは、子どもがいる家族で、自家用車がある場合はオランダ国内をあるいは近隣のヨーロッパ諸国に自動車で出かけて、休日を過ごします。知人や友人は今車でフランス、ドイツなどに出かけています。
近隣諸国に出かけても特に特別なことをするわけでもなく、別荘地でソファーに寝転がって本を読んだり、川に釣りに出かけたり、日常の延長線上で、非日常を楽しむシンプルでとてもゆったりした夏休みなんだとか。
もちろん、海外に遠出するケースも。特に、国際結婚のカップルは家族で奥さんの国に帰国する場合も。夏休みは航空券も一番高くなる時期なので、オランダ人としては避けたい海外旅行のようですが、子どもの夏休みと合わせるとどうしても夏の帰国となるのだとか。ちなみに、3月や4月は盛んに旅行会社の宣伝がテレビに流れ、人々もそれぐらいの時期に航空券を購入するそうです。
また、一方で近隣の海外にも国内にも行けない人もいます。子どもたちが夏にいろいろな経験をできるようにと、経済的に困窮する家庭の子どもに夏休みを楽しんでもらう！という活動もあります。
オランダ人立ち入り禁止？
長期の滞在の場合は、ホテルに宿泊することは稀です。アパートなどを月単位で借り切る、あるいはテントで生活するなど、宿泊の費用はなるべく抑えます。お金をかけないのは、宿泊費だけではなく、キャンプの場合は食費などもなるべく節約します。自家用車やキャンピングカーで出かける場合は日持ちする食べ物は食料品が比較的安価なオランダで購入。ホテルにも宿泊しない、現地で物品を購入しない等、地元にお金をあまり落とさないので夏が稼ぎ時のリゾート地にとっては痛手となっています。そのため近隣国のキャンプ場で立ち居入り禁止、あるいはあまり好まれない客となっているという話を聞きます。
少々涼しいオランダの夏
ここ数日の気温は20度前後、晴れているものの強風となったり、一日中半袖では過ごせぬ少々肌寒い陽気です。6月に30度近く気温が上がった日が続きましたが、日本やフィリピンなどのアジアのじめっとした暑さと違い、それほど汗をかきません。夏が暑い場所で生まれ育った著者にとってはなんとも不思議です。そして、興味深いのは町を歩くと皆の服装がばらばら。Tシャツを着ている人もいれば、ジャケットを羽織る人も。体感温度の違いなのでしょうが、傾向として白人系オランダ人は薄着で、著者を含む移民系の人々はジャケットなどを羽織っています。
だから日光浴
涼しい夏、そして冬の短い日照時間のためか、オランダ人は太陽を見るとまるで光合成をするかのように、日光浴をします。特にオランダの夏は長いため、夜9時でも明るいため、カフェのテラス席で、日の光を浴びつつ、コーヒー、そして夕方にはビールやワインを片手に友人たちと談笑する姿が見られます。 |
| 気球が見えた！ |
社会人として一ヶ月休みがもらえたら何をして過ごしますか？
そんなこんなで、オランダ人はお金をかけず夏の長期休暇を楽しんでいます。日本のお盆休みのような、短い割に申し訳ない思いをして取るような（汗）休みとは異なり、夏休みを家族で楽しむことは労働者の権利と考え、何があろうと、休みはしっかりとる様子です。スポンサーリンク
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