4. ボランティア活動参加の良さ
外国人として、異国でボランティア活動に参加することの良さは以下ではないでしょうか?ネットワーク作り
異国の地に来たばかりでは特に知り合いも友人も少なく、特にハーグのような大都市では、隣人の顔すら知らないということも。ボランティア活動に参加することで、同じボランティアの人たち、あるいは活動を通じて様々な人と知り合いになれます。
スキルのアップデート、あるいは新しいスキルを身につける
これまでの仕事で身につけたスキルのアップデート。例えば、自国で経理の仕事をしていたら、その関係の活動を行うことで、スキルが錆びつかずに済む。また、オランダの会計のシステムややり方を学べます。
ウェブサイトの管理を任された同僚は、ウェブサイト管理のスキルを身につけることができました。
生活のリズムができる
○曜日の○時~○時まで、という定期的なスケジュールを持つことで、生活のリズムを持つことができます。とりわけ駐在の妻は、子どもを送りだした後の時間は忙しく家事をするものの、ややもすると家にこもりっきりになってしまうということも。そのため、週に1、2回の活動に参加するというのも、生活のマンネリ化から抜け出すためのよい方法かと思います。
生活のリズムができることはよいこと。 |
オランダ社会を知るオランダベースの団体であるため、有給スタッフは、オランダ人あるいはオランダ在住10年あるいは20年というベテラン。彼らを通じて、オランダ人とは?オランダ社会とは?と学ぶことができます。
オランダ語の練習の機会となる
オランダ人の同僚とは、オランダ語で会話するようにする・・・等、しながらオランダ語のレベルを上げていく場にするのもよいでしょう。
ブログ「異国でボランティア活動してみてよかったこと」
5. ボランティア活動のチェックリスト
☑自分の興味のある分野か?これは言うまでもありませんが、「誰かにお願いされたから」とボランティアを始め、最終的に良い経験だったので続けるというケースもあります。それは否定しませんが、はじめから何かしらの関心や趣味などに結びついていると苦が少ないと思います。
☑ボランティア(経験によって)何を得られるか?
団体によっては、交通費や昼食代、実費の電話代などが支払われるところもありますが、ほとんどは、、手弁当です。
自ら交通費を払い、時間を費やすが故、過度に期待しないまでも「何を得られるのか?」ということは、検討されるべきでしょう。例えば、デイケアでボランティアをしたら、まず「利用者の笑顔」「オランダの介護システムを学べる」「オランダ語の練習になる」等。具体的なスキルでは無くても、経験や知識、満足感を感じることは大切です。
☑ボランティアの内容は明瞭か?
募集しているタスク(仕事内容)が明瞭な場合は問題ありませんが、そうではないことも多いのが現実。柔軟にボランティアを楽しむということもボランティア活動を楽しむことの一部ですが、
☑費やす時間と労働、そのたの日常とのバランスはどうか?
ボランティアの働きがよいと、あれも、これもと仕事を任されます。やりがいを感じるかもしれませんが、やりすぎは最終的に「燃え尽き」につながることもあります。また、日常生活や本職に影響してしまっては本末転倒です。そのため、仕事の内容が過度な場合は、担当者に率直にいいましょう。何ができて、何ができないか。
☑ボランティア活動の責任者としっかり話ができたか?
経験上、話好きな人は多いものの、聞き上手な人にあまり出会ったことがありません(笑)受け身となって、聞いてもらうのを待っていてはいけません(笑)。
その他
ボランティアのミスマッチはよくあることと心得るべき。チェックリストの一番に、興味分野の特化をあげましたが、団体の活動には興味があるけど、ボランティアの内容自体にはあまり興味がない、あるいはその逆という話もあります。残念なことに、全てのNGOがボランティアを毎回応募しているわけではないため、興味のある分野でボランティアが探せないということはあります。
ミスマッチはよくあることですが、そのギャップがあまりに大きい時には「身を引く」というのも双方、ボランティアをする個人と受け入れる団体のためにはよいと思います。
まとめ
オランダ語ができないとボランティア活動ができないと思っている人が少なからずいるようですが、そんなことはありません。英語がある程度できれば、英語が得意なオランダ国民と話ができます。もちろん、やれることは限られてしまうかもしれませんが、外国人向けの活動は各地方自治体のウェブサイトから見つけることができます。
海外でのボランティア活動参加の良さは上記に書いた以上のことがあります。ボランティア活動で出会った仲間とそのため、時間や気持ちに余裕がある限りは、参加をおすすめします。
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