今日から約2週間、賞味9日間オランダ北部の町ドレンテでBLC Dutch Summer School主催のオランダ語教室に参加することになりました。
フィリピン人を旦那に持つ日本人の私が何故オランダ語を学ばないといけないのか。それをやるんだったら、フィリピン語学習をきちんとやろうぜとおしかりを受けそうですが（旦那の国の公用語、フィリピの語を系統だって学んだことはない！）、これにはちょっとしたわけがあります。
何故、オランダ語？
―不便なく生活するため―他でもなく、先月からオランダ在住となったためです。突き詰めるとこれにつきるのですが、ただ、実はオランダはオランダ語なしでも生活出来ちゃう国です。（というフィリピンも実はこれに近い）。
この国の言語教育は日本と比較してかなり効果的だと思われます。高校まで出ていれば、勿論、人によって得手不得手があるものの英語で会話することはさしたる問題はないほど、外国語を身につけられます。
オランダの教育について著書を沢山出版されているリヒテルズ直子さんの著書でも、オランダの語学教育の特徴について述べられています。ワークブックを通じての文法学習と、多読。日本のThis is a pen.というレベルではない（汗）ということ。（フィリピンの英語教育については、「フィリピン人と英語」に書いた。）
オランダ人の英語が優れていると言った後では、ますますオランダ語を学ぶことへの懐疑の念が深まると思います。しかし、強調しなければならないのは、街中の表示はバイリンガル表記であるものの、依然として重要な+お得な情報は、オランダ語で書かれていることが多いのです。
無料（Gratis!)、とか電車の遅滞の包装はオランダ語。これは周囲の人に聞けば親切に教えてくれますが、いかんせんタイムラグが生じます。なので、オランダで中長期でもいる予定があるのであれば、便利さを考えて学ぶのがよいと思われます。
―地域の文化を深く知るため―
言葉と文化、人の行為が非常に密接なことは、議論するまでもなく文化人類学者でなくても、国の風土や生活を知ることに直結する言語学習で得られる生活充足度は高いはず。
―仕事を得るため―
オランダに来る人は、仕事（家族の仕事のため越してきた駐在）、オランダ人パートナーのため、学問のため、とある理由はそれぞれ。しかしながら、学生であれば卒業後（高等教育修了者は1年間ビザが延期され、就職活動に充てることができます）、そしてパートナーの故に移住してきた場合はひと段落したあとの職探しは重要。そして、職探しの際、言語の問題は死活問題になりかねません。
という私も現地の求人を見たら、（すべてではありませんが）オランダ語のTN2レベル（B1：独立した言語使用者、中級レベル）がないといけないと、条件欄にありました。
オランダ語を条件としない案件も多く存在しますが、時に込み入った話となればオランダ人の同僚が会話を英語からオランダ語にスイッチすることもしばし（旦那談）ということで、必要です。
（フィリピンで働いていた時、しばしばこうした場面に出くわしました。）
―ご近所づきあいのため―
オランダ人、とにかくストレートな物言いで、時にぎくりとしますが、基本的に親切で、ボランティア精神にあふれた人たちだと思います。以前、オランダの地方都市で生活した時の大家さんは片言の英語で色々と生活の知恵（どこが安いとか、電車の一日券が今販売中とか・・・笑）教えてくれたのですが、彼女の英語が時に分かりずらいことがありました。彼女の組み立てはオランダ語から来たものだと、オランダ語を勉強し始めてから気が付きました。
地方都市生活中はさほど、オランダ語を熱心に学んでいませんでしたが、彼女と話しをする中で、ああ、もうちょっと学んでおけばよかったと思うことがしばしばでした。
―日蘭の歴史性のため―
オランダ語は、日本のかつての外交語。日本が鎖国中の江戸時代は蘭学が盛んになり、 1774年には、杉田玄白・前野良沢らがオランダの医学書の『ターヘル・アナトミア』を訳して『解体新書』として刊行したのは有名な話。また、ペリーの来日の際は、通訳を介してオランダ語で交渉したと言われています。
学ぶべき理由を以上挙げてみました。これで、オランダ語を学んでみよう！と思う人は少ないかも（汗）しれませんが、オランダで中長期生活をするのでしたら、オランダ語をまなぶことでよりエンジョイできるはずです。
今日のオランダ語
Goede morgen おはよう
Goeie dag こんにちは
Goedenavond こんばんは
Godenacht こんばんは
フィリピン人を旦那に持つ日本人の私が何故オランダ語を学ばないといけないのか。それをやるんだったら、フィリピン語学習をきちんとやろうぜとおしかりを受けそうですが（旦那の国の公用語、フィリピの語を系統だって学んだことはない！）、これにはちょっとしたわけがあります。
何故、オランダ語？
―不便なく生活するため―他でもなく、先月からオランダ在住となったためです。突き詰めるとこれにつきるのですが、ただ、実はオランダはオランダ語なしでも生活出来ちゃう国です。（というフィリピンも実はこれに近い）。
この国の言語教育は日本と比較してかなり効果的だと思われます。高校まで出ていれば、勿論、人によって得手不得手があるものの英語で会話することはさしたる問題はないほど、外国語を身につけられます。
オランダの教育について著書を沢山出版されているリヒテルズ直子さんの著書でも、オランダの語学教育の特徴について述べられています。ワークブックを通じての文法学習と、多読。日本のThis is a pen.というレベルではない（汗）ということ。（フィリピンの英語教育については、「フィリピン人と英語」に書いた。）
オランダ人の英語が優れていると言った後では、ますますオランダ語を学ぶことへの懐疑の念が深まると思います。しかし、強調しなければならないのは、街中の表示はバイリンガル表記であるものの、依然として重要な+お得な情報は、オランダ語で書かれていることが多いのです。
無料（Gratis!)、とか電車の遅滞の包装はオランダ語。これは周囲の人に聞けば親切に教えてくれますが、いかんせんタイムラグが生じます。なので、オランダで中長期でもいる予定があるのであれば、便利さを考えて学ぶのがよいと思われます。
―地域の文化を深く知るため―
言葉と文化、人の行為が非常に密接なことは、議論するまでもなく文化人類学者でなくても、国の風土や生活を知ることに直結する言語学習で得られる生活充足度は高いはず。
―仕事を得るため―
オランダに来る人は、仕事（家族の仕事のため越してきた駐在）、オランダ人パートナーのため、学問のため、とある理由はそれぞれ。しかしながら、学生であれば卒業後（高等教育修了者は1年間ビザが延期され、就職活動に充てることができます）、そしてパートナーの故に移住してきた場合はひと段落したあとの職探しは重要。そして、職探しの際、言語の問題は死活問題になりかねません。
という私も現地の求人を見たら、（すべてではありませんが）オランダ語のTN2レベル（B1：独立した言語使用者、中級レベル）がないといけないと、条件欄にありました。
オランダ語を条件としない案件も多く存在しますが、時に込み入った話となればオランダ人の同僚が会話を英語からオランダ語にスイッチすることもしばし（旦那談）ということで、必要です。
（フィリピンで働いていた時、しばしばこうした場面に出くわしました。）
―ご近所づきあいのため―
オランダ人、とにかくストレートな物言いで、時にぎくりとしますが、基本的に親切で、ボランティア精神にあふれた人たちだと思います。以前、オランダの地方都市で生活した時の大家さんは片言の英語で色々と生活の知恵（どこが安いとか、電車の一日券が今販売中とか・・・笑）教えてくれたのですが、彼女の英語が時に分かりずらいことがありました。彼女の組み立てはオランダ語から来たものだと、オランダ語を勉強し始めてから気が付きました。
地方都市生活中はさほど、オランダ語を熱心に学んでいませんでしたが、彼女と話しをする中で、ああ、もうちょっと学んでおけばよかったと思うことがしばしばでした。
―日蘭の歴史性のため―
オランダ語は、日本のかつての外交語。日本が鎖国中の江戸時代は蘭学が盛んになり、 1774年には、杉田玄白・前野良沢らがオランダの医学書の『ターヘル・アナトミア』を訳して『解体新書』として刊行したのは有名な話。また、ペリーの来日の際は、通訳を介してオランダ語で交渉したと言われています。
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| wiki : By Гейне Вильгельм - https://uk.wikipedia.org/wiki/Файл:Perry_03.jpg, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=29931080 |
今日のオランダ語
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Goeie dag こんにちは
Goedenavond こんばんは
Godenacht こんばんは
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