フィリピン人男性二極化?―恐怖ヒモ男―

フィリピンには一方、素敵な男子がいます。母を敬う文化のため、女性を敬い、その扱いはジェントルマン(時にかなりやりすぎ)、ロマンチスト、少々驚きます。しかし、一方で目も当てられないダメな男子たちもいます。

今日は、ヒモ男の話。

*あくまでもこれは周囲にいる人から情報を収集、そして自らの観察によるもので、科学的ではなく主観的である。

ダメ男のイメージ
男子
フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)写真: すしぱく モデル:段田隼人

被害者意識/被害者妄想

「自分は貧乏に育ったから、皆が差別する。」これは私の知り合いで、奥さんに頼りっきりの男子がソーシャルメディアに掲載した文章。50歳にもなるよい歳のおじさんが載せる言葉じゃないんじゃない?

「差別」というのはその男性に対する対応が冷たい/無視というもの。しかし、フィリピンと言うかなりオープンな社会でそういう扱いを受けてしまうに至るその男性の人間関係の構築の仕方に問題があるようなのだが、本人はそこには一切触れず、差別されているとのこと。いやはや。

金がないのに働こうとしない

無職ということもある。しかし、一向に働こうとしない。あるいは、働いたとしてもすぐに辞めてしまうなどのケースもあり。辞める理由は、職場が遠い(フィリピンでは渋滞がかなりひどい場所があるため遠いというよりは時間がかかる)、職場の人間関係など、そしてテレビ見放題、インターネットゲーム等に時間を費やす。

奥さん、あるいは彼女に貢がせる

働かず、金がないけど食っていけるのは奥さんや彼女の故。そして男子はそれら奥さんや彼女を通じて第三者に借金の無償をしたりする。著者も一度借金を頼まれたことがある。頼んできた女性、一向に借金の理由は告げず、かなりの額(フィリピン人の一ヶ月の給与以上)の借金を申し出。周囲に話を聞くと、彼女ではなく、彼女の旦那が必要としているお金だからなのだとか。

その男性、バイクを持ち、スキューバのライセンスを持ち、10万以上するであろうカメラ、こちらでは高いDELL製のパソコンを所有、服装もいつもこぎれいにしている。お金がないのはこの旦那のせいでしょう?と聞きたい周囲も何も言えずにいる。奥さんに借金をさせて置いてである。

プライドが高く、偉そうに振る舞う

フィリピン社会で社交性がないのは相当なマイナス点。男性、親族宅でソファーにねっ転がり、1日中テレビ三昧。お金がないためらしく、親族宅に1週間のうち3日は寝泊りし、タダ飯をエンジョイし、それを当り前としている様子。親族に対して、経済的貢献もなければお礼の一言すらないのだとか。どうしてかね。お礼言うのがそんなに難しいのか。

職はないけど、子どもをつくる

職はないけど、彼女をつくり、子どもができちゃうパターン。そして、その男子、また他の場所でもこどもを作ってしまうというパターンもあり。やり逃げ。逃げなくても、結局食わせられず、女性側の家が出来た子どもを養うというパターン。甲斐性は当然ない。

言い訳しまくり or ありがとう/ごめんなさいは絶対言わない

色々やらかすのだが、言い訳をして一向に詫びる気配なし。プライドが高く、偉そうという態度に繋がるのだが、兎に角「ごめんなさい」「ありがとう」の基本語は彼らの辞書にはない。やらかして、しれっとしている。

連日の猛暑、ヒモ男子暑さにまいり、親族宅で24時間扇風機を独り占め+フル回転。当たり前ですが、オーバーヒート。扇風機が使えなくなったことを悟ると、そそくさと荷物をまとめて自宅に帰って行った様子。ちなみに扇風機を壊したことは一切家主には告げず、夜半に静かに帰宅していったとのこと。武勇伝なり。今でもその扇風機の話は、親族の間で語り継がれているとか。

週末婚

夫、働かず、女性の職場の寮に毎週訪れ週末婚。ちゃっかり、お小遣いまで貰っている。ちょっとは働こうぜ、と言いたい。

こんなにダメダメに書いておいてなんだが、フィリピン人男性は、ジェントルマンが多いと思う。きちんとした社会的通念を持って生きている人が多く、頭の回転もよく、そして物腰柔らかな彼らは社会性も高く一緒にいても肩が凝らない相手。実際、フィリピン人男子と交際している(現在進行形)の友人もポツポツ。彼らの個人として、またこの国の人間の持つ独特の良さに惹かれたのだと(勝手に)思っている。
一方で、上記を一例にしてちょっと厳しい男子も実はかなりいる。マイノリティであってほしいことを願う。

複数の妻?

フィリピンでは、離婚・再婚ができません。複数の妻とは内縁の妻ということ。しかも、同時進行複数形。マニラに一人、地方に一人。どうしてこうなるのかというと、地方で結婚し(正妻)、そのご出稼ぎにマニラに行き、寂しくて彼女ができ、そのまま同棲し子どももできちゃったというケース。けど、大抵はお金がないから2つの家族を養えず、自分の気持ちが向く方を支援する。あるいは、2つとも捨てて、第三の女に走るということも。

恐るべし、ヒモっぷり

彼らの特技は、兎に角食うに困らないこと。甲斐性がない、時にハンサム、インテリでもない(失礼)けど、女性には事欠かないという恐るべき知人もいる。男の魅力?(私は)全く感じない(またも失礼)。けど、彼女や奥さん(複数いることも)がおり、彼女たちが彼らを結果的に生き残らせてしまっている。
今のところ、比・比カップルに多く見るが、これからの国際化、ヒモ男も国境を超えて“活動”している。

フィリピン人男子と日本人女子のカップルはそれほど多くはないものの、国際化、留学の機会でお互いの国を行き来する中で増えるのでは。幸せなカップルとなるように、現状をお伝えしつつ、彼らを応援したい。日本女子、ヒモ男子の甘い囁きには注意せよ。

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