私がビコール不在の最中、ビコールに上陸し、ケソン州を通りバタンガスからマニラ湾に抜けて行った台風グレンダは、同地方に台風の爪痕を残しました。
不便この上ないのですが、こうした不便は全て中央化されたシステムの故だとも考えられます。日本の震災後もそうですが、電力会社は選べません。電力を自前で調達できたらどれほど暮らしが楽になるか(特にフィリピンンの電気代はアジアの中では高いです)なんて考えてしまいます。
旦那に被害の状況をビデオに収めてもらうようお願いしました。その様子がこちら。
木々や電柱はなぎ倒され、その下敷きとなって亡くなったという人もいます。さいわいなことに大きな洪水こそは起こりませんでしたが、台風の場合山に大量に降った水が留めておくことができず、下流に洪水となって流れるということもただあります。そうならなかったのは幸いですが、油断は禁物。
台風の通りすぎた後は強風でなぎ倒された木、ダメージを受けた木々は完全に切り倒され、あるいは枝などは落とされ通り道幾分かすっきりした様子。
インフラが弱いこの国。台風後は復旧にかなりの期間を要すると思われます。現時点7月17日も私のビコール地方の家は停電です。水道も特定の時間にしか流れないといいます。
電話も通じない、テキストメッセージもなかなか返事が返ってきません。インターネットは勿論回復しておらずです。
台風の翌日 |
今年は何回台風がこの地を通り抜けるのか・・・自然災害を止める術はありませんが、被害を最小限にとどめるべく、地方自治体の本気の取り組みを期待するものです。
実際、早くに避難勧告を出したアルバイでは、死傷者が出なかったといいます。住民への連絡もそうですが、住民の財が守られるようにインフラの整備、災害に強い街づくりに向けての取り組みが本格化されることを願うものです。
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