ユースキャンプ裏話-フィリピンでプロジェクトを行うと起こること

先日企画したユースキャンプを6月19日~22日の日程で、フィリピンルソン島のヌエバエシハ州で行い、スタッフとして参加してきました。

キャンプ自体は上記の日程でしたが、18日から始まっていました。配付物の準備、ワークショップで使用するマテリアルの準備から、大きなものから細かい部分まで・・・色々とカバーしました。

今回タクロバンから参加者が6名来ましたが、彼らを団体を通じて招待した時期も確かキャンプの始まる2週間ほど前、さらに具体的な参加者が選出されたのもぎりぎり・・・そして飛行機に搭乗するには身分証が必要ですが、その発行に時間がかかり、ぎりぎりまではらはらどきどきでした。

また、参加者も予想しない場所から大量の参加者が来たりしました。続々と到着するする参加者にビックリ・・・現地のコーディネーターが招待状を送ったようですが、参加人数とセレクションをせずに参加者をよこして来たようでした。

フィリピンでプロジェクトを実施すると上記のような色んなことが起こりますが、これまでに経験したことを踏まえて、いくつかのパターンを紹介します。

1) スケジュール通りに行かない
例:今回のキャンプで、最終日は演習で、集合時間は6時で、前夜散々念をおしても参加者が最終的にあつまったのは6時40分。その間、待っている人は朝ごはんを食べ始める始末で、結局最終的に活動が始まったのは7時でした。

対策:集合時間を30分前倒しにして知らせる
※遅れ気味なスタッフに対しても30分前の時間を知らせる!

2) やりかけの仕事
フィリピンでは何かことを頼まれていても、他の人からまた新たに何かを頼まれるとすっかり忘れて、あるいは頼んだ人が直接のボスなどだったりすると優先しなければならないこともさておいて他のことをやりはじめる人がいます。

対策:ものを頼む時には重要度とその頼んだ人を見極めること。上記のようなことが起こってもしっかり「今○○さんから、急な仕事を頼まれているので、それを終えてからそれに取り掛かりますが、いいですか?」と言えるような人。※これが言えない人が結構います。

3)情報共有なしの突然の変更
情報共有なし、あるいは勘違いのまま突き進んであとで驚くということはよくあること。上記の予想外の参加者が来るなども勘違い、あるいは情報共有がうまくいっていない証拠。

対策:こういう場合は、指揮系統が複雑であったり、中心に進めている人に確認しずらい組織文化があったりするので、わかっているつもりでも最終ミーティング、もし顔を合わせられない遠隔地にいるとしたら、簡潔なメールを送って最終確認すること。
といっても、それでもことは起こるのですが・・・

4)フェードアウト
出来る!と言いつつ、出来ておらずぎりぎりで連絡がつかなくなる人がいる。出来ないって始めからいえばいいのに・・・と思うのは日本人的。彼らは本当に出来ると思っている場合もあるし、出来ないだろうけど出来ないというのは失礼あるいは、マイナスのイメージがあると思い、言わないこともあります。

対策:仕事をする中でシビアに人を見極める。担当者の団体の指揮系統をおおよそ知っておき、万が一出来なかった時には誰に連絡を取るべきか抑えておく。

大きなプロジェクトで複雑なオペレーションには優秀な人が集まり、詰めもしっかり行いますが、ローカルベースの場合は個々人が優秀であっても、ローカル特有の時間の流れや、物事の考え方が支配し、一筋縄にはいかなかったりします(汗)いやはや。。。
9月に大きな若者向けのプロジェクトがあるけど大丈夫かな~


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