大都会へ、再び―出発日のコミュニティの様子とマニラのギャップ―

一カ月ぶり以上にマニラに出てきました。今日(正確には早朝)に日本からのキャンプ参加者をピックアップするべくバスで10時間ほどの道のりをやってきました。バスではよく寝れず疲れましたが、暫くぶりの大都会に新鮮な驚きを覚え、すっかり目が覚めました(汗)

マニラ首都圏は11,855,975人が638.55km²に生活しております。東京推計人口が13,297,629人が2,188.68km²に生活していることを考えるとどれほどの密度で人々の生活があるのかが想像できるかと思います。

出発の日
出発の日は翌日のコミュニティのフィエスタの準備のためにぎやかに一日が始まりました。早朝6時から12時までの停電、扇風機もつかえず暑さにうだりはじめること、各町がブラスバンド、バトンガールを連れて町内を行進する模様がバルコニーから見えます。
ブラスバンド、バトンガールとなる子どもたちが流す汗をかれらの保護者がハンカチで拭き、日傘を彼らにかざしながら歩いています、なんとも子どもがパレードしているのかそれともその保護者なのかもはやわかりません(汗)

それが終わってから慌ただしく停電のため暗室でシャワーし、姪っ子の洗礼式に参加。その姪っ子の父、つまり義兄は、5月1日今日のフィエスタのための準備を洗礼式から戻り慌ただしくはじめます。

義兄、豚一匹をコミュニティの男衆とともに食肉処理します。初めての光景ではないのですが、コミュニティの路地でそれをおこなうというのが何ともです。ちなみに私もとある先住民族のコミュニティに行った時、チキンの食肉処理を手伝いましたが、豚は大きさがあるので別物です。牛などになったら一体どうなるのでしょうか。

帰宅するとすぐに再び、停電に。マニラの電力供給を補うべく停電(汗)と言われていますが、こうも頻繁に停電があると各家庭発電機が必要となります。ちなみに昨日の停電に対処すべく町の主要な商業施設には必ず特大の発電機があります。発電はしてくれますが、ショッピング中もかなりの騒音に耐えねばなりません。

停電ですが、しかし私はバスでマニラに発つのでシャワーして、食事を早めにしなければいけません。いつもは大人数でとる食事ですが、旦那と二人キャンドルを灯して晩御飯です。

キャンドルでご飯だなんて、食べ物は庶民食だけど何てロマンチック・・・といきたいところですが、隣の居間では子どもたちが盛り上がり時に奇声が聞こえてきます。また我々が食事をしているすぐ横には豚の足、そして豚の頭部がこちらを見ています。何だかシュールな食卓でした。

そんなこんなで1カ月もこうした生活をしていると、何だか田舎の生活がリアリティを帯びてきて、大都会の生活がバーチャルなように感じます。今こうして、ブログを更新しているエアコンの効いているカフェ、回線速度の速いインターネット等が不思議な感じです。そして、ああ、なんて便利なんだろうと実感するのでした。

しかし、明日からまた地方。大都会よ、さようなら。



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