「立つ鳥跡を濁さず」とはならず「後足で砂をかける」格好となってしまった某国から来たインターン2人。
一体どうしてこういうことになったのか、私個人の分析の前に受け入れ側が語った総括は「文化が違いすぎる」という点。個人主義の色濃い某国とフィリピンの集団に重きを置く文化とは相いれないということでした。
集団で行動することに慣れない彼らはいつも一人で行動したがる。その結果が、一人の山歩きであったり、歓楽街のバーホッピング(結果、沢山の酔っぱらいを引き連れて帰ってきた)だったり、ミニ・ユースキャンプの予定をそれほど重要視していなかったり、とフィリピンの文化的観点から解釈付けられました。
一緒に何かを成し遂げたい!という高い志でインターンを受け入れたものの、結局彼らの面倒を見て終わり、更にケアのためにマニラと地方を行き来し、さらにスタッフをうごかし、団体として赤を出したことがネガティブな印象を更に強めることになったのは事実です(汗)
「彼らは自分たちのやりたいことのみをして、帰っていく」、結局過去の支配者たちと変わらない!と怒りが頂点にある時には、そうとも解釈されました。これはかなり強い批判と否定の言葉だと思います。
一連の出来ごとを会議で共有され、スタッフのシェアする情報や解釈に驚き、また彼らが傷ついている様子に胸を痛めつつ、しかし結局これは起こるべくして起こったことだと思いました。
起こるべくして起こったこと、と言うのは文化という視点以外に、某国のプログラムの設計がインターンのニーズを満たせても現地でインターンを受け入れる団体のニーズを満たせないこと。決定的にはそれが今回のようなインターンの受け入れ悲劇を起こしたのだと思います。そして、受け入れる側も過剰なる期待と外国人を長期で受け入れる体制ができていなかったと思います。
この中で一番の問題点は、おそらくプログラムに参加する個人に多くを求めすぎているという点。その個人もかなり自分自身を過剰評価しているとも感じられました。
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