3月9日はオランダ生活を締めくくりとなる特別な日曜日でした。
この日曜日、我々夫婦は2回目の結婚式を挙げました。二度目の結婚とは誇張された話で、カトリック教会の神父さんからわれわれの結婚に祝福を頂く式がミサの一部として行われました。
日曜日に通常通りミサを執り行いますが、最後の部分で神父さんが我々夫婦二人に対して特別な祈りをしてくださいました。
祈りの一部は以下です。手、目、口、耳、と神父さんが順に手をかざしながら、以下のように祈ってくださいました。
愛なる神様この(妻の名前)と(夫の名前)を祝福ください。彼らの手を祝福してください。お互いに真に開かれ、人生で起こるあらゆること、日が照る時も、曇りの日も光や暗闇、お互い手を取り合って歩み進めるように
彼らの目を祝福してください。お互いに見つめ合うことで、言葉がなくても通じあえるように・・・・・
”結婚式”に頂いた花束とギフト |
通常はこの教会のミサに参加しない人たちも今日のことを聞きつけて、多くの人が時間を繰り合わせて、来て下さり中にはかなり遠くから来てくれた人達もいました。
カトリック教会のコミュニティのメンバーは勿論、旦那の博士課程の指導教官夫妻やら、お世話になった方々等、小さく、短い式なので、そんなに多くを招待する予定はなかったのですが、口コミで広がり結果は50人以上の人が来てくださいました。
ケーキカット、ブーケを投げもあり、著者の2年前の結婚式より本当に式を挙げた感じがしたというのは言い過ぎではないと思います。
食事ですが、事前にどういう料理を食べたいかと聞かれていたので「国際色豊かな料理がいい」とお願いしたところ、インドネシア、アル-バ、フィリピン、イタリア、コロンビア、スリナムからの料理が並びました。私もお赤飯と団子を作り持っていきました。そのあとは、写真撮影、ゲームなどで深夜まで盛り上がりました。
3月13日にフィリピンに戻る我々夫婦にとってこの日は、オランダ生活での締めくくりのようなものでした。
オランダでは、キャリアの上で非常に悩み苦しみましたが、本当に友人たちに恵まれたと思いました。今回の“2度目の結婚式”には著者の服装の準備、髪型、化粧をしてくれた友人たち、料理を用意してくれた友人、また予定を繰り合わせて顔を出してくれた友人、車で2、3時間かかるところから駆け付けてくれた遠方の親族たち、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、様々な人々に支えられて、夫婦として成長していることを思いながら、これからの日々を過ごしていきたいとおもっております。
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