ナイメーヘンでのカーニバル(1)

カーニバル、日本ではブラジルのリオのカーニバル故にそのイベントが知られていますが、またの名を謝肉祭といいキリスト教にちなんだイベントです。四旬節(イエスキリストが十字架から蘇った日から数えて46日目)の前に世界各国でそれぞれの形でイベントが行われています。仮装行列、ブラジルのサンバカーニバルなどが1つの形だと思います。

四旬節の期間は身を慎むため、断食(肉食をしない)、飲酒、性交渉などを慎むべきとされていますが、カーニバルはその前のどんちゃん騒ぎといっても差し支えはないと思います。ただ、このイベントはヨーロッパ地域の初春にあたり、ゲルマン人の春を祝う祭りに由来しているともいわれます。

現代では宗教的な背景のない祝祭をもカーニバルと称することが少なくありません。現に日本の各地でカーニバルと冠したお祭りがおこなわれています。

ここオランダのカーニバルで有名な地は北ブラバンド州のデン・ボス、リンブルフ州のマーストリヒトです。ただ、その他の地域でもパレードは行われます。

カーニバルのコスチューム
数週間前から、私の住むナイメーヘンではカーニバルのコスチュームが販売されています。色んなバラエティがあり、こんなの着る人がいるのかと中には疑問に思うようなきわどいものもありますが、見ているだけで結構楽しかったりします。
ちなみに写真の鶏の着ぐるみは、四旬節の間肉食を絶つ人、卵すらも絶つ人もいるので、それを意識したものと思われます。
女性のコスチュームはセクシーなものが多いのが特徴、値段の相場は25~35ユーロほどですが、着ぐるみは100ユーロ弱でした。

基本的には、会社やクラブなどの団体で登録してパレードに参加します。チームごとにテーマを決めて仮装パレード、そして各屋台からキャン
2013年のナイメーヘンでのカーニバル
ディーなどが投げられます。パレードは騒々しく、走る馬車が馬糞を落として行くのでなんとも注意が必要ですが、各チームのコスチューム、パフォーマンスを楽しめます。
また、見るだけではつまらないというのであれば、自らも仮装して参加というのも可能です。実際、見物客も多くの人が仮装しておりました。

ナイメーヘンのカーニバルのパレードの予定は以下

2014年3月2日(日)
ミサ:11:00 am, Molenstraat Churchにて
パレード: 14:00
アワード: 17:30 the Waotermolen ( cafe Buren )

イベント自体は昨日の28日から始まっており、火曜日まで続きます。

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