ちょっとベルギーに行ってきました。

 旦那の指導教官のお宅に招かれ、おじゃましてきました。お宅は国境を挟んでお隣のベルギー。教官はフランデレン地方のオランダ語圏から来た方です。

 朝9時に車で拾ってもらい、そのままベルギーへ。ベルギーといっても指導教官の住む場所はオランダの国境近くのの町、私の住むオランダの街から一時間とちょっとの道のりです。奥様の仕事場所と指導教官との仕事場所から住む場所を決めたのだとか。

ベルギーからオランダへ戻る道すがら。
国境はこういう風に記されています。
車での通勤大変だなぁと思いながらも、移動中はオランダとベルギーの道の違いに少々注目。国境の境目が陸続きでわかりずらいヨーロッパですが、オランダからベルギーに入ると道がでこぼこしておりその違いから国境を越えたことが分かるのだとか。実際、そこまでの違いは感じられなかったものの、通った場所が道のメンテナンスがあまり良くなかったので、あながち誇張ではないのかなぁと思いました。そう思わせたもう一つの理由は、指導教官のジョーク。ベルギーはEUの中では経済が持ち直しつつあるのだとか。その秘訣は「そこそこにやること」そうすると“神の見えざる手(by アダムスミス)”が何とかしてくれるから、オランダ人のように一生懸命調整策とかとってはかえって逆効果なんじゃない?と(笑)何やらラテン気質な様子ですが、実際どうなのでしょうか。

 ベルギーは、立憲君主制の国で先月21日に国王が退位して、新国王を迎えたことがニュースとなりました。四国の1.5倍ほどの国土にNATO本部やEUの主要な機関が集まるブリュッセルを首都としベルギーチョコレートやワッフルで知ら、世界三大がっかり観光地の小便小僧がある国です。
 ベルギーの公用語は三か国語で、北部のフランデレン地域はオランダ語のベルギー方言ともいえるフラマン語(オランダ語)、(フローネン、ネーメン、コミーヌなどはフランス語地域、しかし経済的に裕福であり、教育レベルが高さゆえ大抵のフラマン人はフラマン語以外にもフランス語と英語を習得しているようです)、南部のワロン地域はフランス語が公用語。ワロン地域の北東ごく一部のドイツ国境地域(オイペン、ザンクト・フィート付近)は、ドイツ語が公用語。
 フラマン系の裕福な北部と、比較的貧しい南部という南北格差があるようです。裕福な北部地域の独立を訴える政党が前回の選挙で躍進したというニュースを読んだのを思い出しました。

 そんな対立の様子など見えない北部のフランデレン地域でのんびりと一日を過ごしました。車を
おつまみのチーズ。味がマイルドで私好みのチーズ。
走らせ一時間という距離なのであっという間に到着し、そして到着早々からお茶におつまみ、お昼にBBQ、午後はお茶をしながら甘いものを頂き、さらに夜ごはんと、子どもたちとサッカーなどで遊ぶ時間以外はほとんど食べて過ごしていました。今回はベルギー観光ではありませんが、まさに食べにきたごとく、おなかがパンパンになるまで頂きました。夏休み、どこにも行かなかったのでようやくオランダの外に出たことを嬉しく思いつつ、しかし勧められるままに頂き、食べ過ぎたことを反省し、食い気の夏休みは終わって行きました。



 

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